南米の経済大国でもあり、観光立国のブラジル。2013年度はブラジルを訪れる観光客数が600万人を超え、W杯やオリンピックで今後もどんどん伸びていくと予想される。W杯やリオ五輪に行く日本人観光客も多いに違いない。そこで、日本人が多く訪れる、リオ・サンパウロ・ボニート・イグアスの滝にスポットを当てて、治安などの安全情報を提供する。はじめに言っておくが、「ブラジル=治安悪い」という考えは一概には言えない。良い場所ももちろんある。
↑サンパウロ地下鉄の車内
サンパウロの治安
リオデジャネイロではマフィアなどの排除が続いている。そこで、リオで悪態をついていた人がサンパウロへ移動してきたと噂されている。サンパウロはとても広い、旅行者が行くのは一部分である。各エリアについて治安を記した。
<セー広場>
カテドラルがあり、サンパウロの中心広場。しかし、この広場周辺は雰囲気が悪い。週末訪れた時「これはさすがにマズい」と思ったほど。警察も見回りしているけど、週末と夜は行かないのが無難。夜は売春婦や薬中の奴らがいる。もし行くなら平日昼間が無難だろう。
<東洋人街(リベルダージ)>
セー広場近くに位置するリベルダージ。しかし雰囲気は真逆。昼~夜は毎日賑わってるし、日曜は市場が開かれるので、より一層盛り上がる。かなり混むからスリには注意。襲われたり、強盗に遭うことはない。サンパウロの中でも安定した場所。
<ヘプブリカ>
日曜には蚤の市が開かれる広場。土日になると人通りも減る。治安は問題ないけど、警戒は必要かもしれない。アルティーノ・アランテス・ビルや市場に行くなら、セットで平日に行くと良い。ビル周辺は浮浪者が多い。彼らが襲ってくることはないけど。
<パウリスタ>
サンパウロの新市街。ビルが建ち並ぶオフィス街なので、興味ない人にはつまらないエリアだろう。ここも浮浪者がいるけど、問題はなし。リベルダージ同様、治安は安定している。
<オスカール・フレイレ>
パウリスタ近くにあるオシャレ通り。東京で言うと表参道みたいな場所。色々なブランドショップが入っていて、走る車は高級車が多く、街歩く人は小奇麗。安心して歩けるエリアの1つだ。
<チエテバスターミナル>
治安の悪いエリアにはあるけど、ターミナルは問題なし。置き引きには注意が必要だけど、警戒しすぎるのも目立つのでよくない。
サンパウロを旅する上で大事な4つのこと
サンパウロを旅する上で大事な4つのことを紹介していきます。
1.ポケットには何もいれないこと!
財布、iphoneをポケットに入れてあることは「是非盗んでください」とアピールしているもの。向こうはプロだ。iphoneは窃盗業界では人気あるので、外であまり出したくはない。
対策:財布、iphoneなど貴重品は宿に置いていく。僕は現金はいつも裸で持ち歩いていた。また、パスポートコピーを持つようにしよう。
2.地下鉄の中だからって安心するな!
サンパウロを歩く際、地下鉄とは切っても離せないほど重要な移動手段。そして、市民の大切な足となっている。しかし、犯罪も起きている。とはいえ、バスの中で殺されたり、体を傷付けられることはない。スリなどは日常茶飯事である。乗降時には注意したい。
対策:ポケットには何も入れない。地下鉄は治安はまだいいけど、スリがいると思って乗ること。
3.ファッションに気を付けろ!
日本人は小奇麗な格好で街中を歩いている。オシャレなので誇り高いけども、あまりにも現地人と違う格好をしていると「観光客です」とアピールしているもの。狙われる観光客と狙われない観光客がいる。老若男女問わず。
- 地球の歩き方を持って歩いている人
- カメラをぶら下げている人
- スマホ片手に歩いている人
など。現地人でもいるけど、観光客に比べて現金は持ち歩いていないのだ。
対策:あまりにも地味すぎるのは反って目立つ。僕は、ポロシャツにジーンズ、スニーカーという格好で歩いていた。女性は知らない。少なくとも女子大生みたいなファッションはアカン。逆によれよれのTシャツにタイパンツ、無精ひげというバックパッカーぽい格好も好まれない。あくまでも、自然な形で行くことが大事。地球の歩き方が必要な人は、コピーを持参しよう。本体は宿に置いていき、日本で事前にコピーした地図などを持っていくと、かさばらず、紙に書き込めるし、使い終わったら捨てられる。どうしても「私は日本人です。皆おいでー!」とやりたい人は、是非歩き方を持って歩いてください。僕は小さなショルダーバッグを持ち歩いていた。リュックはあんまオススメしない。ペアで行く場合は、どちらかがショルダーバッグ背負って、片方は手ぶら。これだと、警戒も1人だけで済む。
4. ラッシュに気をつけろ!
サンパウロは東京なみに人が住んでおり、中心部に色々集積しているため、朝晩のラッシュは当然起こる。バスもそうだが、地下鉄や近郊電車のラッシュは酷い。メトロはまだマナーあるけど、近郊電車はマナーもクソもないので、少し離れた場所に泊まる時は気をつけよう。またラッシュの時間帯は乗らないことをオススメする。一度経験として乗ると面白いけど、かなり過酷だ。
どこに宿を取ればいいのか?
セー広場などのあるエリアはオススメできない。夜になると人通りも減る。個人的にオススメしたいのが、「Vila Madalena地区」。中心部からも近く、地下鉄も走っている。ここは中流階層の住宅地なので、治安も良い。夜でも問題なく歩ける場所だ。諸々不安ならリベルダージに取ると良いだろう。安心感がある。
気をつけてほしいのが、サンパウロは坂が多い街だということ。何も考えずに取ると、坂の上だったり階段を何度も上り下りする必要が出てくる。なので、宿を取る前に宿周辺を確認することをオススメする。ストリートビューで見れるので、簡単だ。スーツケースで行く人は、注意が必要。
まとめ
南米の経済都市・サンパウロ。ブラジルの社会問題も抱えているので、貧しい地域も多いし、郊外にはファベーラもある。旅行者が関わることはないけども、治安は安定している訳ではないので、注意しよう。刺激的な都市サンパウロは今も開発が進んでいる。観光客を受け入れる準備は満足する内容ではないが、個人的にはオススメできる街だ。
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