最近話題沸騰中の「カープ女子」。野球ファンの僕が考えてみました。
◎カープ女子って?
朝の情報番組やスポーツ番組を見ていると「カープ女子」という言葉がよく飛び交っている。
去年あたりから話題出始め、今年になり知名度が上がってきた。
球場で見ていると確かに女性のカープファンは多い。
というか、昔からいるので「最近増えた」と感じることはあまりない。
先日、カープ女子を対象としたツアーも行われた。
広島東洋カープ主催で148人の「カープ女子」がマツダスタジアムへ向かった。
新幹線は球団負担、個人負担はチケットと食事代だ。
球団の視点から見ると「長期」で考えると利益は出てくる。
グッズにしろ、マツダでの観戦代にしろ。今後10年、20年とカープを応援してくれるなら大黒字なわけだ。
カープは戦略が上手いので、ファンの取り入れがうまい。
さて、「カープ女子」の定義は何か?と考えた時に、調べてみると色々な意見が出ている。
・「広島県外」のカープファンの女性
・「関東」のカープファンの女性
・マーティ政権以降のカープファンの女性
・ノムケン政権以降のカープファンの女性
しっかりとした定義は決まっていない。
一番正しいのは「県外」のカープファン。かつ「関東」のカープファンの女性だろう。
◎「カープ女子」が増えたわけとは?
コンサルタントの方が考察していたので、紹介する。
首都圏で広島カープのファンが急増。その理由とは? – 価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング
昨年9月末。NHKでも取り上げられていた。
まず大前提として、「カープ女子」がいきなり増えたのではなく、「カープファン」が関東内で増えたことがある。
「五位力」と言われたピーコ政権末期でさえ、神宮の外野はセンターからポール際まで客が埋まっていた。
だが、指定席やポールから内野にかけて、内野席は空席が目立っていた。しかし、今年のGWに神宮に行ってみると、外野は満員。内野指定、外野指定も赤色で埋め尽くされていた。
昨年のAクラスなどの効果もあるだろうけど、目に見えて客が増えている。ユニフォームが今の色に変わった辺りから、徐々に増え始めた感じ。
カープの応援のいいところは、複雑さがない。スクワットしたりチャンテの時に「ワッショイ」や「やっぱりカープがNo.1」と言えばいいのだから。
応援歌が歌えなくても、孤独感になることはないし、「にわか」と言われることもない。
応援団が生み出す一体感や宮島さん時の盛り上がりも楽しませる要因になるだろう。
さて、本題の「カープ女子」から話は逸れてしまったが、女性一人では球場へは行きづらいので、
複数人で行く⇒面白い⇒じゃあ次も行こう!
という流れが一つあるだろう。球場で仲良くなる人も出来るし。
あまり女の子だけの集団は見なかった印象だけど。
ちなみに以下は僕が球場で見続けてきて築いた「カープ女子」のイメージだ。
カープ女子(20) 「かっとばせーそよぎ!」
カープ女子(40) 「堂林うってー!」
カープ女子(50) 「緒方さんカッコイイ!」
カープ女子(30) 「おい、石原!何ゲッツー打ってるんだよ!働け!」
結構中堅組は色々知っているので「熱い」。
前に東京ドーム行ったら、夫婦の奥さんのほうが野次飛ばしていたし。
30歳ぐらいだと野球を見始めたのが、20歳の時としよう。ちょうど2004年、ピーコ政権の時だ。
打っても投壊していたし、そこまでチャンス強くなかったし。
嶋が首位打者とか、シーツ&ラロッカの二遊間とか、大竹抑えとか。
“闇”の時期を知っているから、カープに対する愛情を強くなるわけです。だからこそ、厳しい言葉を投げかけるのです。
ここで2005年、2009年、2014年のスタメンを比べてみましょう。
2005年 2009年 2014年
1中 緒方 1二 東出 1三 堂林
2遊 山崎浩 2中 赤松 2二 菊池
3右 嶋 3左 フィリップス 3中 丸
4二 ラロッカ 4一 栗原 4左 エルドレッド
5左 前田 5三 マクレーン 5一 キラ
6三 ??? 6右 天谷 6右 松山
7一 栗原 7遊 小窪 7遊 梵
8捕 倉 8捕 石原 8捕 石原
9投 黒田 9投 ルイス 9投 前田健
変わっていますよね。キャッチャー以外。
栗原・東出は行方不明、2005年本塁打王は思い出せない。25番だったかな・・・、ちょっとそこだけ記憶がなくて。
というように、FAで出ていかれたり、謎の五位力発動したり、末永覚醒して喜んだり。人生で一番楽しい時期をコレで過ごしたわけですから、そらそうなるよと。
色々と話があちらこちらにいってるけど、結論として「カープ女子」は昔から存在していたということで。
カープ「女子」と言える年齢か微妙だけど。
◎おわりに
カープをきっかけに「野球が楽しい」となってくれれば嬉しいし、若い人が野球ファンになってくれることで、その後何代も野球好きが続く。
メディアで取り上げるのも、
「興味を持たせる⇒球場に行かせる⇒お金を落としてもらう⇒楽しい⇒また球場に行こう⇒・・・」
という一連の経済の流れを生み出すためだろう。
皆さんも週末や授業後、野球場に足を運んでみてください。
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