【フィンランド】ヘルシンキトラムに乗って。市電のすゝめ。

ヘルシンキトラムのお話です。

2016年2月 1ユーロ=約133円

◆はじめに
僕がヘルシンキで「いいな」と思ったものがある。それが「トラム」だ。
緑色のレトロ感、北欧の暗さの中でも際立つ存在。僕はカメラを取り出すといつも「トラムがある」景色を撮っていた。
今回は僕が魅了されたヘルシンキトラムを紹介する。
◆ヘルシンキトラム
1891年に開業したヘルシンキトラム。現在9路線13系統が運行されている。
ヘルシンキは小さい町なので、中心部だけなら全て徒歩で巡れてしまう。なのでトラムを使わないまま帰る人もいるだろう。
しかし、ハニカエミやアラビアなどのエリアへ行く時、トラムは必然的に必要になってくる。また街中でも「ちょっと疲れたな」という時にトラムの存在は大きいはずだ。

チケットは券売機、もしくは運転手さんから購入できる。1回3.2ユーロ(約426円)とお高い。
ただ1日券などは便利だ。1日券が8ユーロ(約1,064円)、2日券が12ユーロ(約1,596円)と以降7日券まで4ユーロずつ上がっていく。なので1日に3回以上、2日間に4回以上乗るなら、こちらを購入してしまうのが便利だ。

www.hsl.fi

しかも、トラムだけではなく地下鉄や路線バスにも使える。あと1日券と書いているけど、実際は24時間券。なので使い始めてから24時間有効となる。朝7時に使い始めれば、翌日の朝7時までということ。滞在に合わせたチケットを買うといい。

チケットは空港のインフォメーションや中央駅地下のHSLの窓口、またはKioskiなどの売店で購入することが可能だ。
乗車する時に、このような機会にかざす。1日券などは最初かざせばOK。後はタッチなどしなくていい。
ちなみに多くの人が定期券とかなので、タッチしている姿を見ることは少ないと思う。無賃乗車というわけではない(中にはいるだろうけど)。無賃乗車したら80ユーロと1回券の料金を取られるので、注意してほしい。
トラムは自分で開ける。ドアの横にボタンがあるので押す。ないものは運転手さんが開けてくれる。「STOP」を押さないと止まらない。
トラムは街中のあちこちに停留所がある。間隔も300-400mぐらいなので、1駅ぐらいなら歩いたほうが早い時もある。
昼間はだいたい10分間隔で運行している。1本乗り過ごしても待てば来るので安心してほしい。ただ路線によっては本数が少ないのもあるので、気を付けて。
混んでいることはあまり多くはない。たいていは座れた。急ブレーキも多く揺れるので立っている時はどこかに捕まろう。
ここまでトラムの説明を簡単にした。
ここからは僕がトラムに魅了された理由を書くとしよう。
僕が魅了された理由、一番は「絵になる」ということだ。
どこの景色でもトラムは合う。もしこれが東京とかなら違っている。ヘルシンキの街並みに合うのだ。
それが曇り空でも雪でも青空でも。どんな姿にしてもトラムはフィットする。なので、ついついカメラのシャッターを押してしまう。
トラムのある景色、ヨーロッパはこのような景色が多いので、街を歩いていて飽きることはあまりない。
そしてトラムに乗りながら見るその景色も面白い。
ヘルシンキのトラムは2つ環状線がある。1つが「2」or「3」路線、もう1つが「7A」と「7B」だ。どちらも一周1時間ほどである。
途中で終点になることなく、トラムは周り続ける。なので、ヘルシンキの概略をつかむには最適であろう。通年治安が良いので、夜でも怖くはない。
なので最初到着したら、トラムで一周しても面白いはずだ。
◆おわりに
ヘルシンキトラムを紹介した。
僕はついつい滞在中はトラムに乗って出かけていた。1駅とかだと時間を見て、すぐに来ないならば歩いていたけど。
そして、トラムはどこにいても絵になる。写真が好きな人ならば、これを目的に撮っていくのも面白いだろう。
是非トラムを活用してほしい。

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