2017年2月
日本からアルジェまでの航空券を購入していた僕。しかし事前のアルジェリアビザ取得の準備をしていたが、いきなり大使館が必要書類を変えたことで、取得できなかった。
そのため急遽アルジェから第三国へ行くことになり、スペインにしたのだ。
大使館に聞くと、トランジットだけではビザは必要ないとのこと。またトランジットビザは発給していないとのことを受け、裸のままアルジェに乗り込んだ。
アルジェトランジット(往路編)
東京→パリ→アルジェ→スペインというルートを誰が組むのだろうか。普通はありえない。
まず日本出発時に、アルジェからのトランジットを説明し、スタッフを困惑させてしまった。何とかなったけど、危うく出国できないという事態になりかねなかったので、ヒヤヒヤしていた。
アルジェ到着後、一筋縄ではいかないトランジット。
まず飛行機を降りたら、「出口」と「トイレ」の看板しかない。「トランジット」の看板もあるけど、ゲートが閉まっているので行けない。
仕方なく出口方向へ行き、イミグレの前でスタッフに「トランジットしたくて…」と言うと、「わかった、2ミニッツ待て」と言われる。
2ミニッツ=10分ぐらいなので、長期戦を覚悟して待つ。
案の定10分ぐらいで来て、チケット拝見、どこかに電話しながら「2ミニッツ待て」と。
とりあえず顔は覚えてもらおうと、他のスタッフにも聞く。すると50分ぐらいしただろうか、一人のスタッフがやってきた。
バッチには「Swissport」の名が。
とりあえずエールフランスに乗ってきて、アルジェリア航空にトランジットしたいという旨を伝える。
するとスタッフに電話して、「搭乗券出すからパスポート持っていく。入国カード書いといて。10分で戻る」と言った。
信頼できそうな人なので、従うことに。入国カードがフランス語とアラビア語しか記載がないので、何とか解読しながら書き上げる。
そして本当に10分弱で戻ってきた。手にはチケットが。
とりあえずこれでトランジットは行けそうだ。
最初に入国審査のところでボーディングパスにスタンプを押す。
上のフロアにあがり、セキュリティを逆に通って、ゲートへと到達。
「後はここで待つだけ。もしスムーズにしたいなら事前にお金払って申し込みな!」とアドバイスを受けた。
助かったし、1時間ちょっとで済んだのはまだ良かったこと。
とりあえず面倒いから、極力アルジェトランジットは避けるべきだと感じた。
アルジェの空港
アルジェの空港は小さい。ターミナルは2つあるけど、端から端へは10分もあれば移動できてしまう。
ターミナル1と2の間にラウンジがあって、各ターミナルには免税店とカフェ、お土産屋があるのみ。後はソファが置いてある。
カフェを使おうにも、アルジェリアディナールのみで何もできなかった。
日本から持ってきたプロ野球の選手名鑑を眺める。暇つぶしには最適なものだ。応援している以外の他球団の新人や若手に関しては、結構無知なので、これを機に理解につとめた。
もっと空港レポート出来ればいいのだが、行けば分かるように何もないし、実にシンプルだ。ドバイやドーハのような欠けらは微塵もないため、レポートしようがないのである。
トランジット2回目(復路編)
今度はマドリードからアルジェリア航空で着いて、エールフランスに乗り継ぐという流れだ。
今回は実にスムーズに進んだ。元々アルジェリア航空でヌアクショットに乗り継ぐ人がいたので、乗り継ぐ流れが出来ていたこと。
そしてスタッフが待っていて、エールフランスにトランジットしたい旨を告げたら、パスポートを持って10分ぐらいで搭乗券を持って来てくれたこと。
なので30分弱で終えることができた。
ちなみに前はスタッフがサポートしてくれたけど、今回は搭乗券受け取ったら後は自分でやってシステム。
まずは入国審査の列に並んで、トランジットする旨を告げる。搭乗券にスタンプが押されたら(パスポートには押されない)、階段を上がってトランジットの手荷物検査へ。一本道なので迷うことはない。
そこで手荷物検査を得て、出発ゲートへと着く。2時間あればまだ余裕、1時間だとかなり厳しいので、万が一乗り継ぐことがあれば注意してもらいたい。
まとめ
アルジェのトランジット、空港について記した。ほとんどの人には無関係の話であろう。
僕も二度とアルジェでトランジットはしたくない。面倒だからだ。ビザがあれば話は早いけど、日本の大使館ではトランジットビザを発行していないのである。
極力ルートを考えるときは、ビザが不必要な国でトランジットをしよう。それなら一度入国して、チェックインして、出国すればいいのだから。
もし今後アルジェで乗り継ぐことになったら、参考にしてもらいたい。
私も3月29日にアルジェリアに出発するつもりでしたが、東京のアルジェリア大使館が観光ビザを発給しなかった為、アルジェリア旅行を断念せざるを得なくなりました。大使館のホームページでは
①写真付き申請書2部
②ホテル予約確認書
③旅程表
④Eチケット控え2部
としか書いてなく、それ等を携えて東京のアルジェリア大使館に出向くと、②のホテル予約確認書がインターネット宿泊予約サイトからプリントアウトした物であった為、領事からアルジェリアのホテルから送られて来た物でなければ駄目だと言われました。それで宿泊予約サイトのカスタマーサポートとアルジェリアのホテルと双方にフランス語表記でホテルの社判入り予約確認書をPDFで送って貰い、それを持って再度大使館を訪れました。すると今度は、アルジェリア本国の外務省から「この人に観光ビザを発給しても構わない」と言う内容のFAXが送信されない限り観光ビザは発給出来ないと領事が言い出したのです。
そんな事はホームページの何処にも記載がないと抗議しましたが、全く聞く耳を持たず。再度予約サイトとホテルにその旨をお願いすると、外務省迄出向く事は不可能との事で、再度アルジェリア大使館に電話しました。ホテル側が外務省迄出向く事は不可能との事。FAXの依頼は電話で出来ないか?と問い合わせた所、電話で構わないとの事。それをまたカスタマーサポートとホテル双方に伝えました。
後日またアルジェリア大使館にFAXが届いていないか確認の電話をすると、領事から今度はFAXの前に一度アルジェリアの旅行代理店を通さなければならないと言われたのです。
アルジェリアの旅行代理店と繋がりのある様々な日本の旅行代理店に問い合わせてみた所、ビザ申請のみの申し込みは受付られないとの事。アルジェリア往きは不可能になってしまいました。そもそもこの条件自体大使館のホームページに書いてなく、大使館の言い訳はホームページを更新していないだけと。ここの領事自体もおかしくて、来所する度に言う事がコロコロ変わるのです。アルジェリアの職員は疎か日本人のスタッフも横柄で電話での問い合わせもまともに聞かず、話の途中で電話を切ってしまうのです。
航空券を無駄にしない為に私もアルジェリアに入国せず、アルジェリアから先第三国迄の航空券を別途購入する事にしました。最終目的地はスペインのバルセロナですが、往きはアルジェで3時間40分、帰りは4時間20分の乗り継ぎ時間があります。もうアルジェリアはこりごりです。
>林 豊さん
コメントありがとうございます。
林さんも私と同じ経験に遭ったのですね・・・・。
僕も同様な言い分でした。
現地からの所謂「招聘状」が必要とのことですが、旅行代理店を通す必要があるのがネックなところですよね。
僕は観光がダメならば、商用でチャレンジしようと思いましたが、ツテでもさすがに現地企業から招聘状は出なかったです。
商用は簡単なのですが、観光がここまで難しい国は初めてでした。
どうやらこの変な状態も領事判断みたいで、現在の領事が少し曲者みたいです。
数年後に替わると思いますので、その時に再チャレンジするしかないですね・・・・。
アルジェの空港は本当に何にもないので、暇つぶし道具を持っていくことを推奨いたします。
また荷物は全て機内持ち込みにすることをご提案いたします。
旅がより良い形になることを祈っております。
Kouhei50さん
返信ありがとうございます。アルジェリア経由のスペイン、バルセロナ旅行より無事帰って参りました。アルジェ迄の航空会社はカタール航空利用でしたが、成田空港でのチェックインの際、アルジェ~バルセロナ往復のエアーアルジェリアのEチケット控えを見せて、アルジェではトランジットである事を説明し搭乗券を受け取りました。
アルジェ到着後もKouhei50さんの言われている通りの方法で乗り継ぎが出来ました。年期の入ったオンボロな空港に拍子抜けしましたが、それ以上にエアーアルジェリアの機内のみすぼらしさには閉口しました。シートは一度も拭いた事がないのか、泥だらけ。シートポケットには緊急時の案内カードしか入ってませんでした。
搭乗の仕方もとても非合理的で、
①搭乗ゲートで係員がパスポートと搭乗券を照合し、搭乗券を二つに切り離しパスポートに挟む。
②荷物検査
③ボーディングブリッジ中程で係員がパスポートと搭乗客の照合をし、出国スタンプの押された半券の方を回収。
こんな感じなので、実際の搭乗には長い行列が出来、非常に時間も掛かりました。カタール航空のマイレージ上級会員なので、帰りはラウンジが利用出来ましたが、実にショボいラウンジでした。
今回アルジェリアは行く事が出来ませんでしたが、バルセロナでは楽しい旅行が出来ました。
偶々Kouhei50さんのブログを発見し、アルジェリア乗り継ぎと言う方法を知り、航空券を無駄にせずに済みました。キャンセルするしかないかなとも思っていましたので。
本当に有難う御座いました。また新たな旅行記を楽しみにしています。
>林 豊さん
コメントありがとうございます。
ご旅行からご帰国されたとのことで、お疲れ様でございました。
アルジェの乗り継ぎが無事できたようで何よりです。
システム等、進むことはなさそうなので、今後5年ぐらいは変わらないでしょうね。
アルジェリア航空は僕も同じ感想を受けました。シートが汚かったですね。
1時間程度なら我慢できますけど、あれで数時間乗りたいとは思えないキャリアでした。
搭乗チェックも非効率的で、なぜあんな面倒なことをするのか、と感じるほどです。
空港もさほどなので、ラウンジもさほどなんですかね・・・。
バルセロナが楽しい旅行になったこと、何よりでございます。
僕のブログが参考になったなら幸いです。
これからも自由旅行は難しい国かとは思うので、同じように無駄をしない方のためになればと思います。
引き続きお願いいたします。ありがとうございました。