2021年7月
夏の北海道旅行。稚内訪問時にロシア語が街にあふれていることを確認した。
稚内とロシアの関係を軽く紹介していきたいと思う。
ロシアに一番近い都市である稚内。
90年代にロシアの貨物船が大量に乗り入れた関係から、街中にロシア語が溢れるようになったそうだ。
しかし規制強化からロシア人の訪日が激減し、ロシア語記載がそのままになっているようである。
稚内からロシアには「サハリン定期航路」という形で稚内⇔コルサコフ間を結んでいたが2019年から休止している。
稚内市役所: https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/sangyo/saharin/teikikouro/
ロシアはエリアによっては電子ビザ(シングル、MAX8日間まで滞在可能)で訪れることが出来るのだが、コルサコフもその対象であった。
なので日本から船でロシアに行けたのである。今はそのチャンスがないので残念な限りだがロマンがある航路でもある。
街中であふれている、と言っても目にするのは標識ぐらいしかない。
その中で稚内中央商店街には今なおロシア語の看板が残っている。
前までは「ペチカ」というロシア料理屋さんがあったみたいだけど、閉店してしまったようだ。残念。
地図:スーパーの「aizawa」や稚内信金がある通りが商店街。稚内駅から横断歩道渡って徒歩2分ぐらい。
稚内駅近くでは一番の繁華街とも言える。色々なロシア語の看板がありとても面白い。
ただ昔に作られたものなので、必ずしもロシア語の看板と入っているお店がイコールではない。
キリル文字読めるわけではないんだけど、「ここ違うんじゃないかな」と思う店は幾つかあった。
あと商店街自体がかなり店を閉めていたりしてあまり活気はなかった。車で訪れる人も多かったな。
だいたい信用金庫や銀行に訪れる車ばかり。
両替で「¥→$、$→¥」というのが面白い。
ロシアルーブルではなく米ドルなんだね。ルーブルの価値も昔は違ってたことが大きいかも。
マトリョーシカのシャッターもあった。宗谷岬でもマトリョーシカしか売られていたな。
最初はロシア語の看板を見ると「おー!」となったけど、だんだん見慣れてくる。
そして稚内にロシアの香りは微塵もない。雰囲気は北海道、日本だからだ。コロナの関係で訪日外国人がいないのも余計にそう思えてくる。
稚内駅から中央商店街を散策、その後適当に看板が見えたら写真に収めるというのが良いと思う。