【旅】 世界の夜景10選

世界一周で見た「夜景」。中でも僕が皆さんに薦めたい夜景をご紹介します。

世界には様々な景色がある。

息を飲むような絶景、落ち着くような景色、混沌とする街角など。

どの景色も旅行者の記憶には残り、そして印象深い。

今回は夜景にスポットを当てて、僕が世界一周で見てきた夜景の中で、特に印象深い景色を10個紹介する。

① プラハの旧市街(チェコ)

世界遺産に登録されているプラハの街並み。古く美しい姿が残っている旧市街を歩いていると「ここは何時代なのか」と思ってしまうほど。

昼の姿も素晴らしいが、夜の姿はより綺麗だ。

↑プラハ城近くのマラー・ストラナ広場。個人的には旧市街広場よりも美しいと感じる。

↑カレル橋手前の塔。暗闇の中に唯一浮かび上がる。

↑カレル橋からプラハ城を眺める

↑旧市街側のカレル橋の塔。カレル橋は暗いので、この塔が目印となる。

↑プラハ城。プラハ城内も夜の景色は印象的だ。

↑旧市街の裏路地

↑旧市街広場

↑夜に何かしら着ている奴がいる

↑火薬塔

↑ユダヤ教徒と裏路地

中世ヨーロッパにタイムスリップしたと感じさせるプラハの街並み。

石畳でオレンジ色の電球が光る裏路地は、旅情を味わうことができる。

旧市街にも安く泊まれる宿があるので、夜の街歩きを堪能してみてはどうだろうか。 

◆プラハの歩き方◆

旧市街は~プラハ城は狭い範囲内にあるので、徒歩移動が便利。

旧市街は小さな路地もあり車だと不便、昔ながらの雰囲気を感じたいのなら歩くことをオススメしたい。

プラハは夜でも治安が良い、女性一人だと裏路地に入るのは勇気がいるだろうが、表通りだけでも十分に感じられる。

街中にメトロや市電があちこちに走っているので、新市街側に宿を確保しても移動には困らない。

② ブダペスト(ハンガリー)

“ドナウの真珠”と形容されるブダペストの街。日が暮れた後、上からブダペストの街を眺めると「まさに真珠」と思うことができるだろう。

ブダとペスト側に地区が分かれるブダペスト、ブダ側からペスト側を眺めたらあなたが思い描く風景を見られる。

↑ブダペストメトロ。橙色の電灯がレトロな雰囲気を醸し出す。

↑王宮から、くさし橋と聖イシュトヴァーン大聖堂を眺める

↑王宮へ登るケーブルカー

↑夜になると美しさもMAX

↑上から眺めても、下から眺めても美しい

↑レトロな市電

↑まさに「黄金宮殿」。国会議事堂

一番オススメしたいのが上記の「国会議事堂」。

遠くからでも金色に輝くその佇まいは、一つのオアシスと言える。

僕の中で「黄金宮殿」と称しているけども、一度生で見れば僕が言ってることが分かるはずだ。

◆ブダペストの歩き方◆

ブダとペスト側に分かれている。

ちなみに王宮はブダ、国会議事堂などの旧市街はペスト側に位置する。くさり橋はブダとペストを繋ぐ橋なのだ。

ブダペストもプラハ同様、メトロと市電があちこちに走っている。宿は駅の近くに抑えておけば、夜の散策をしても困ることはない。

ブダペストには24時間券や72時間券もあるので、有効活用するといいだろう。

ちなみに治安は問題はない。女性一人でも夜歩けるレベル。ただ、裏路地やスリは心配なので気をつけよう

③ スコピエ(マケドニア)

バルカン半島の南端に位置するマケドニア。スコピエは古くから多くの人々が行き来していた宿場。

様々な民族が入り混じる都会ではあるが、僕の想像を超える”夜景”であった。

「夜景=美しい姿」ではない、夜の景色なのだから違った面のことも言える。

スコピエは後者、意外性という面で今回選定した。

↑ロンドンか、と感じさせてくれるスコピエの路線バス。形は赤のダブルデッカー。ちなみに中国車。

↑ヴァルダル川をマケドニア広場方面に眺める。この景色を見た瞬間「広島ぽいな」と感じた。

↑スコピエ市内にはあちこちに銅像が立っている。この橋には両端に銅像があり、気味が悪いほど。税金の無駄遣い。

↑マケドニア広場近くの橋

↑何かは知らないけど、デカい建物。美術館か博物館だったかな。

↑噴水。銅像同様、無駄に噴水が多いスコピエ市内。今も開発が続いているけど、使い方間違っているような。

↑マケドニア広場。22mあるアレキサンダー大王像は、スコピエの象徴。

↑ちなみに下部は噴水

↑2年前に建てられたマケドニア門

↑こちらも銅像

銅像や噴水、無機質な建物が立ち並ぶマケドニア広場周辺。

昔からあるのではなく、近年の開発による乱立だそうだ。逆に今まで何もなかったスコピエの街には革新的なものとして捉えられているのではないだろうか。この無機質なものがライトアップしていることで、僕もスコピエの印象は強く残ったわけだし。

今後、どのような開発が進んでいくのか、気になるところだ。

◆スコピエの歩き方◆

観光客が歩くスコピエの町、範囲は小さい。全て徒歩で動ける範囲だ。路線バスやタクシーを使う場面はないだろう。

宿を抑えるならバスターミナルからマケドニア広場までのエリアがいいだろう。坂もないし、道も分かりやすい。

治安は問題ない、暗い路地を歩いたけど何もなかった(運が良かっただけ)。女性一人でも問題はないし、マケドニア人は親切な人が多いので、何か聞いたら親身になって対応してくれるはずだ。

日本人にはマイナーだけど、バルカン半島に行く機会があれば、訪れてほしい街

④ 夜行列車から見た夜景(ジンバブエ)

「アフリカ大陸を鉄道で移動する」。何ともロマン溢れる言葉だ。

アフリカ縦断の旅で、二度鉄道を使う機会があった。一度目がタンザン鉄道、二度目がジンバブエ鉄道だ。

以前、ハイパーインフレを起こして話題になったジンバブエ。意外にも鉄道機関が発展しており、国内各所に鉄道で向かうことができる。

これはアフリカの中で発展しているという意味で、アジアやヨーロッパと比べてはいけない。

ヴィクトリアフォールズからブラワヨまで乗ったジンバブエ鉄道、この車内での出来事が「夜景」と認定した。

↑発車待ちの鉄道。夜行列車として運行している。

↑車内はボロくてレトロ

↑列車の中で朝を迎える

「夜景」を写真に収めることはできなかったので、文章として紹介する。

ヴィクトリアフォールズを出発した夜行列車、すぐに暗闇の中に突入する。

街を出ると建物などはない、草木しかないアフリカの大地を駆け抜ける。

中々寝付けない僕は、窓から外を眺めてみた。

暗いながらも地平線が見えると同時に、上には満点の星空。思わず息を飲んでしまったほど。

小一時間ほど僕はその景色を眺めていた。

まるで「銀河鉄道の夜」。大小さまざまな星が広がる中、静かにジンバブエ鉄道は走り続ける。

期待しなかった景色、今なおその光景は僕の目から離れることはない。「旅しているな」と感じた瞬間でもあった。

◆ジンバブエ鉄道◆

国内各地の都市へと結んでいる。雨季になると川が氾濫するなどの自然災害で、鉄道が不通になることも。

ちなみにヴィクトリアフォールズ~ブラワヨの1等車で12USD(約1,200円)ほど。安いし、部屋ロックできるし、安全なのでオススメの移動手段。

⑤ ケープタウン(南アフリカ)

アフリカ最南端に位置するケープタウン。アフリカ縦断の「ゴール」でもあり「スタート」地点でもある。

この港町で見た夜景は、今まで見た夜景の中で一番美しかったかもしれない。

↑テーブルマウンテンを眺める

↑港とオフィス街

↑オフィス街周辺は住宅街。街灯がどこまでも設置されている。

↑まさに”100万ドル”の夜景

アフリカ縦断した者からすれば、ケープタウンの夜景は凄く印象的であった。

シグナル・ヒルから見たケープタウンの夜、無数に広がる光の中にテーブルマウンテンのシルエットが浮かび上がっている。ケープタウンらしい景色。

本当ならば「世界三大夜景」に入っていたらしいのだが、治安の問題で外れてしまったそうだ。残念ではあるけども、ケープタウンの夜景は是非見てほしい。あっという間に時間が過ぎていくだろう。

◆ケープタウンの歩き方◆

夜景スポット・シグナルヒルは夕日スポットとしても有名。セットで見るのがベスト。

シグナル・ヒルへ向かう公共交通機関はない。タクシーかレンタカーの選択肢になる。市内の旅行会社にもシグナル・ヒルの夕日ツアーはあるが、夜まで待ってくれるかは不明。

個人的にオススメなのはレンタカー、自分のペースでゆっくりいける。日本人宿に泊まればメンバーも簡単に集まるはずだ。

シグナル・ヒルは警察が夜は巡回しているので、言うほど心配はいらない。あまり夜出歩くことは望ましくはないけど、車なら大丈夫。

ちなみに丘へ上がってくる途中、霧がかかっていたら素直に引き返そう。霧内は危ない。本当に。

ライオンヘッドからも夜景を望める。こちらは登山なので、手段は歩きしかない。

ライオンヘッドに夜登り、そのままそこで野宿、そして朝日を見て下山する人もいるようだ。

自分の好きな形で夜景を見るといいだろう。

⑥ ロンドン(イギリス)

大都市ロンドン。好きな街ベスト5に入るほど、印象深い街だ。昼の顔も夜の顔も紳士的で美しい。

ロンドンは一か所ではなく、数か所が違った景色で面白い。「様々な顔」がある。

↑ビッグベン。夜になるとより一層塔の美しさが引き立つ。

↑中華街。夜も人でいっぱい。昼よりもにぎやかになる

↑中華街の裏。まるで香港の路地裏。ロンドンにいることを忘れさせてくれる。

↑オックスフォード・サーカスからピカデリーサーカス周辺もにぎやか

↑夜まで営業していて東京と変わらない。路地裏にあるパブやバーなどはビジネスマンで一杯。

↑一部のバスは24時間運行なので終電を気にする心配もいらない

↑ビジネス街のキャナリーワーフ。経済地域。多くのビジネスマンが帰宅。

↑霞が関・大手町のような高層ビル群。夜8時を過ぎても明かりがついている場所も(安全のため?)

↑人通りは少ない。レストランなどの店も駅近くに固まっているので、ホントにオフィスしかない。

↑ロンドンが経済都市であることが分かる地域

ロンドン橋やビッグベンだけがロンドンの夜景ではない。東京のようにビジネス街や繁華街も一つの夜景として楽しむことができる。

キャナリーワーフはヨーロッパの中でも特殊なエリアだと思うので、足を運んでみると面白いかもしれない。

◆ロンドンの歩き方◆

ロンドンはエリアがいくつもあるので、ポイントを定めたほうがいい。

地下鉄が各地に広がっているし、路線バスも網の目のようにロンドン市内を走っているので交通に関する問題はない。ラッシュや渋滞はあるけど。

治安も問題はないし、繁華街は深夜になっても歩ける。公共交通機関を多く使う人はオイスターカードで事前に「○日券」を滞在日数分買っておくといいかも。

気ままにブラブラ歩くのも楽しいけど、日程が決まっている人は地図やガイドブックで事前に予定を立てておくといいだろう。

⑦ ニューヨーク(アメリカ)

世界経済の中心・ニューヨーク。ロンドン同様、様々な夜の姿がある。

宿がクイーンズにあったので、夜のマンハッタンはあまり歩かなかった。なので、タイムズクエアなどマンハッタンの夜景を紹介する。

↑黒の部分がないほどチカチカするタイムズスクエア。

↑実にNYらしい景色

↑黄色いタクシーも絵になる

↑世界で一番派手な駅かも

↑マクドナルドも

↑ブルックリン橋とマンハッタンを望む

↑道路は石畳の場所も

↑夜の地下鉄は少し危ない雰囲気

↑ロープウェーから眺める夜景

↑ルーズベルト島からマンハッタンを望む

↑マンションだらけのマンハッタン

ニューヨークを上から望むことが出来なかったのだが、地上から眺めるだけでも充分に美しい。

眠らない街と称されるように、どの時間帯に行っても何処かしらは活気がある。

ニューヨークは旅行者を楽しませてくれるし、「また来たい」と思わせてくれる魅力的な都市だ。

◆ニューヨークの歩き方◆

タクシーは便利だけど、マンハッタン内は混雑している。バスも渋滞にはまるので、地下鉄利用が便利。

意外とマンハッタンはエリアが広いで、メトロを使うと時間も節約できるし、夜景スポットの近くには地下鉄の駅がある。

夜暗い場所もあるので、行く前にそのエリアの様子を確認しておくことが大切だ。命の危険はないけど、稀に強盗とかあるらしい。

⑧ サンフランシスコ(アメリカ)

港町サンフランシスコ。西海岸ではLAと並ぶ夜景の名所。

坂が多い街なので、坂上から下を眺めると住宅地でさえ美しく見えてしまう。

↑ケーブルカーがある景色。

↑運転士さんも暗いのでかっこよく見える

↑坂上からの眺め

↑ゲイタウン・カストロ。ここもある意味「夜景」だ。

↑ツインピークスからの眺め。碁盤の目状に街が作られている

↑ダウンタウン。高層ビル群が固まっている

SFはツイン・ピークスから眺める夜景が素敵だ。僕の中ではLAの天文台以上だと考える。人もあまり多くないので、ゆっくりとサンフランシスコの夜の姿を見ることが出来た。

ケープタウンもそうだし、長崎もそうだし。坂があり港町な都市はどこも夜景が美しい。

◆サンフランシスコの歩き方◆

ツインピークスへはレンタカーかツアーで行くのが簡単。路線バスでも行けるが、運行本数が少ないので注意。最寄りのバス停から階段を上っていく。

山頂は寒いので気を付けて、しかし行く価値がある場所。ツインピークス周辺は住宅地なので治安は問題なし。ただ、オフィス街近くは夜になるとホームレスのたまり場になるので、近づきたくない雰囲気であった。

⑨ ラパス(ボリビア)

ボリビアの実質の首都ラパス。南米の中でも特に美しい夜景が見られるとして知られている。

すり鉢状に広がる街なので、「上から眺める夜景」ではなく「下から見上げる夜景」。今までとは違う夜景スタイル。

↑ミラドール・キリキリから見るラパスの夜景

↑エル・アルト方面を望む

↑上のほうには低所得者、下には金持ちが住む。ラパスは標高が3,700mあるので酸素が濃いほうに高所得者が集まるのである

↑360度夜景

↑ラパスならではの夜景

エル・アルトから見下ろす夜景も素敵なのだが、写真に収めていなかった。

ラパスに来たからには夜の姿も見ておきたい。南米で夜景を見るケースはあまり多くはないし、夜も中々歩けるわけではないのだが、ラパスは是非見てほしい所だ。

◆ラパスの歩き方◆

ラパスは治安が良くない。夜も同様。ミラドール・キリキリにはタクシーで行くのだが、ラジオタクシーを使うようにしよう。

車体に番号が入ってある車だ。そしてミラドール・キリキリの前で待っててもらうようにしよう。待ちを含めて往復40Bs(約600円)ぐらいで交渉するといいだろう(4人の場合)。

また、お金は宿なりに戻った時に運転手に払うこと。先に払うと、夜景見ている間に逃げてしまう。

夜景は一人ではなく、複数人で行くことをオススメする。タクシー代が安くなるだけではなく、安全面も含めてだ

⑩ ウユニ塩湖(ボリビア)

日本人で話題の「ウユニ塩湖」。朝昼晩と全て違う姿を現してくれるので飽きることがない。

夜は特に素敵だ。上だけではない。鏡張りで反射して下にも星空が広がる。360度星空、宇宙にいるのかな?と錯覚させる場所だ。

↑天の川。満点の星空

↑星空に見とれてしまう

↑ウユニでおなじみ(周りに星空撮影者がいないことをちゃんと確認しよう)

カメラに収めることも良いけど、自分の目に焼き付けることも大切だ。

星空を見ながらボーッとできる事は、日本に住んでいる限り中々出来ることではない。

月明かりもないので星光の主張をしっかり見られる。鏡張りの時期に行けば、360度星空を体験できるに違いない。

◆ウユニの歩き方◆

星空&サンライズツアーがあるので、ツアーに参加していこう。日本人に有名な穂高やブリサに行けば募集をかけている。

夜はとても寒いので防寒着マスト。上を重ね着しても足が寒いので、全てを覆うぐらい。カイロあると便利かも。

以上10の夜景を紹介した。

世界一周だけではなく、今までの旅を含めたら、他にも紹介したい夜景があるのだが、それは今度にしよう。

どこの町にも夜の姿は必ずあるので、日本や他の場所と見比べてみると面白い。

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