【ミャンマー】 熱気溢れるヤンゴンのダウンタウン

熱気溢れるヤンゴンのダウンタウンを散策しました。

2014年9月 1MMK=約0.1円

沸騰するミャンマー。首都ヤンゴンは経済成長の途中だ。ヤンゴンの街を歩いて一番感じたことは「熱気がある」ということ。

エネルギーがある街を散策するのは面白い。

◆ヤンゴンのダウンタウン

ヤンゴンのダウンタウンを歩いていて常にワクワクしていた。

沸騰する国、熱気のある人々。その中に少しだけ居れて高揚な気分である。

ダウンタウンは碁盤の目状になっている上、通りも大通り以外は数字で表される(ex.13th st)ので地図を見なくても歩くことができる。

ダウンタウンを歩いて気づくことは、老朽化したアパートやビルがいくつも建っていることだ。

イギリスの統治時代からある建物であり、近年建てられたような近代的なビルとはやはり存在感が違う。

間違えなく地震が来たら一発で倒れるものばかり、地震が来ないことを祈るしかない。

数字がつく通りは車が一台通れるぐらいの小さな道。本当はすれ違えるんだけど、駐車場が少ないヤンゴンでは路上駐車が当たり前なので、そういうことになってしまう。

一つ一つ通りは顔を変え、ある通りは市場がずーっと開いていたり、ある通りは屋台があったり。歩いていて飽きることがない。

個人的にオススメなのはスーレパヤーを眺めることができる歩道橋。2か所あるけど、どちらも撮影スポットしていい場所だ。

これぞ熱気あるヤンゴン、という眺め。通りの横には屋台が連なり、人々が密集する。道路を見ると無謀な運転と増え続ける車で道路は渋滞。

勢いあるミャンマーをその景色が表している。

ダウンタウン内の移動は徒歩が一番いいかもしれない。常に道路は渋滞しているので、車だと反って時間がかかってしまう。

基本蒸し暑いので、エアコンがないバスは走っている時は気持ちいいけど、止まっていると地獄になる。

ダウンタウン内なら100MMK(約10円)なので疲れたら乗ればいいけど、元気があるなら宿とかまで歩いたほうが確実だ。

人で溢れかえっている。ただ傍からこういう景色を見ているのは好きだ。現地の人の生活など。

見ていて飽きることないし、楽しくなってくる。「勢い」と感じる理由は言葉にすると難しい、実際に現地に行けば自ずと分かってくるだろう。

別の日の一枚。ヤンゴン市民の運転マナー、道路まで広げない市場、バスの路線確保などインフラを整えない限り、渋滞が収まることはないだろう。急激に発展しているので、そういう部分が全く追いついていないのだ。

ガラクタからブランドまで何でも揃えられる路上市場。僕が特に目についたのは、スマートフォンの露店だ。スマホ関連の露店を見るといつも人でいっぱい。店員と話しながら、触りながら、ただ見ているだけの人も。

それだけヤンゴン市民から関心を集めており、需要もあるのだろう。ラインナップを見るとサムスンのギャラクシーは多い、他はソニーのエクスペリア、NOKIA、LGなど。サムスンは結構シェアがよさそうである。

と同時にスマホカバーを売る屋台も出てきていて、露店同士が共存共栄の関係になってきた。

これからどんどん普及していくであろうスマホ、みんな欲しがっているので、もしスリをする人がいるなら狙われるのはスマホが一番だろう。

地味にヤンゴンのダウンタウンは広い。地図上で近く見ても、一つの通りまで200mぐらいあるので、かなり歩かされる。

なので東西を走るバスは重宝されるのだが、いかんせん渋滞するので結局バスも徒歩も時間が一緒ということがある。

効率よく見たい人は朝方に動くと車も人もそこまで多くはない。

◆ヤンゴンの人

旅行をしていると現地の人と絡むことは多くある。屋台でご飯を食べたとき、バスに乗るとき、物を買うときなど。

やはり現地の人とコミュニケーションを取ると、その旅行は記憶に残るし、その国の印象が良くなる。

たまに悪くなることもあるけど、ヤンゴンは総じてgoodであった。

ミャンマーに行くと必ずお目にかかる「ロンジー」。この傘を持った若者が腰から巻いているものだ。

ミャンマーの伝統衣装であり、多くのミャンマー人が着用している。

しかし、近年”鎖国”を解禁し、外資などが流入した結果、ロンジーを着る人が減ってきているようだ。隣の人みたいにジーンズであったり、女性ならショートパンツやスカートなど。

以前紹介したレーダン地区では、流行に敏感な若者は古臭いロンジーなど履かず、Tシャツとジーンズで決める人が多かったり。

この彼も上半身は東南アジアで、よく見かける格好だけど、彼はロンジーを着用している。

もう一つはタナカだ。女性が日焼け止めなどを目的として肌に塗るもの。”タナカ”というのは田中さんということではなく、タナカの木が現地であるみたいだ。

主に女性が塗っているけども、これも近年減少傾向にあるようだ。先ほど紹介した若者の街、レーダン地区。ここでもダウンタウンではよく見かけたタナカを塗る人はいなくなってきている。

他の化粧品などを使っているようだ。資本主義になったことで、海外のいろいろなものを知ることができたのだろう。

しかし、ロンジーやタナカなど伝統的に使われていたものは、若い人からどんどん無くなりつつある。

これはどこの国でも言えることであるし、僕がどうこう言うべき問題ではないので、今後はミャンマーの人が決めていくことだ。

バス停で待っている時の話だ。

椅子に座っていると横に一人のお坊さんが座った。僕に何か話しかけたけど、ミャンマー語が分からないので、ジェスチャーで示すと英語で聞いてきた。

「お前は日本人か?」

うなずくと笑顔になって、色々話してくれた。戦争時代、ミャンマーは日本の統治下に置かれていた。そのことで日本語を少し勉強したこと、兵隊さんと仲良くなったことなど。

「兵隊さんばんざーい」「おかーさん」など日本語で言っていて驚いた、戦争から60年以上経ち、日本が占領していたのもわずか3年近く。しかし、その彼にはしっかりと記憶に刻まれている。

年齢を聞くと86歳とのこと。元気だ。ちょうど若いときに体験したのが記憶に刻まれる要因になったのかもしれない。

タイやカンボジアにも行ったことがあるそう、写真は撮らなかったけど、好印象な僧侶の方であった。これからも長生きしてもらいたい。

写真は別れ際にくれたジュース。

ヤンゴンは治安が良い。ここに何度も書いたことだけど、バンコクや他の東南アジア地域よりも安全だ。

電車やバスなどで寝ている人もいるし、ロンジーの後ろにスマホや財布さしている人もいるし、夜も子どもや女性が当たり前のように出歩いている。スリや置き引きは気を付けないといけないけど、旅行者が巻き込まれるような犯罪や事件はない。

また、ミャンマー人が大らかで優しい人が多いということも要因だろう。中には気難しい人やウザい人もいるだろうけど、殆どが怒らない国民性。逆に怒るほうが恥ずかしいとされる。

なので、値段でもぼったくるようなことはないし、値引き交渉も殆どない。だから安心してお金を払えるし、値段を聞かなくてもお釣りは正確にくれるので、困ったことはなかった。

英語も話せる人は多いけど、期待はしないほうがいい。中には話せない人もいるので、現地語を少し覚えていくと、英語で聞いた時より優しく対応してくれるはずだ。最低でも「ミンガラーバー」(こんにちは)は使えるといい。

昔は近くて遠い国だったけど、今はかなり身近な国になりつつあるミャンマー。これから冬になるに従い観光シーズンになってくる。次回の旅行では、ミャンマー人の親日さと温かさに触れてみるのもいいだろう。

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