【NY】 ジャクソンハイツの胡散臭いインド人街@クイーンズ

クイーンズのジャクソンハイツにあるインド人エリアをご紹介します。

2015年2月 1USD=約118円

◆はじめに

「人種のるつぼ」、ニューヨーク。世界中からたくさんの人々が集まり、街中では多種な民族を見かけることができる。

NYには世界でも有数なエスニックタウンが形成されており、各エリアには濃厚な移民街がある。

中でもジャクソンハイツにあるインド人街は全米でも有数のエリア、どういうところなのか訪れてみた。

◆ジャクソンハイツとは

ジャクソンハイツはクイーンズにある。タイムズスクエアからは地下鉄で20分ほど、立地はとてもよい。

ジャクソンハイツは地下鉄7ライン、E,F,M,Rラインが最寄駅だ。特に7号線の高架橋下には多くのエスニックな店が広がる。

ココはインド人街以外にも「南米人街」という違う顔を持つ。ある通りを挟んでからは、ヒンディー語だった看板がいきなりスペイン語に変化するというとても面白い場所。

インド人街のエリアは狭いが、ヒスパニックのエリアは7号線の先まで続いているので、とても広範囲だ。

今度ラティーノの世界をご紹介する、今回はインド人街についての特集だ。

エリアとしてはルーズベルトAvから73,74ストリートに入った辺り。

◆多数の民族と言語

大きく「インド人街」と言っても、その中には細かな部分に分かれる。インド系の人は多いのだがインド人だけではない。

インド人を始めとして、ネパール人、パキスタン人、バングラディシュ人、ブータン人、チベット人などあのエリアに集まる人々が住む。

もちろん宗教も違えば、言語も違う。インド系でもシーク教徒ではなくヒンドゥー教徒だし、ネパールやチベットは各仏教があるわけだし。

言語もヒンディー語からパキスタン系が使うウルドゥー語、コルカタやバングラディシュの人が使うベンガル語、チベットの人が使うチベット文字など。

「インド人街」と言っても、民族から宗教、文字まで全く違う人々が集まっているのだ。最初は「インド人」だけかと思っていたけど、街中を歩くに従い、段々と理解が深まってきた。

◆多種多様な店

このエリアにはヒンディー語の看板もあれば、ベンガル語、チベット文字の看板など色々ある。それを見比べたり、店員さんの顔立ちを見て民族の系統を考えたりするのはとても面白い。

インド系によくあることだが、携帯ショップやIT系の店を持ったりする。インド人が多いところでは携帯とかが安く手に入ったりできるので、彼らがいるところに行けば安価にモノを買える。

上の写真は国際送金だけど。インド系が多いイギリスがあるというのもポイントか。

もちろんサリーの店もある、残念ながらインド雑貨などを売る店は見つけられなかったのだが、探せばしっかりあるはずだ。

他にはカレーを提供するビュッフェなど。ランチなら11~12ドルで食べられるみたいだ。税金とかプラスされるので、なんやかんや15ドルぐらいになるとは思うけど、いっぱい食べたい人にはいいかもしれない。

ありがたいことに16時頃までランチをやっているので、遅くても問題なし。多分外観はインドでも店員さんはネパール系だろう。

スーパーもある。インドで売ってる商品などが並べられており、店内に入った瞬間ににおいからインドに変化する。

インドは2012年の春に旅したことがあるので良く知っている国だ、どことなく懐かしい香りがして少しニヤついてしまったほど。

店員さんもインド系、額にビンディを付けている女性店員もいる。少し無愛想な様子がまたインドを思い出す。人間味が溢れる接客だ。

万引き防止か店員さんが至るところにいるし、スタッフが客並みに多いのは気にかかった。

このスーパーで買い物した飲み物、マンゴージュース。これで0.5ドル。結構安い。1.5リットルでも1.5ドルぐらいだったので物価は安いといえる。ちなみに生産国を見ると「UAE」と書いてあったので、インドはあまり関係ない。

露店も出ている。安価に買えそうな雰囲気だ。

床屋も多い。インドぽいな。ウルドゥー語もあるということは、パキスタン人も床屋になること多いのだろうか。

ジュエリーを提供するお店も多い。なんとなくインド系が経営しそうな店は一通りある。商店もいくつか。狭いエリアにたくさんの店が並んでいる。

張り紙は英語もあるのだが、ヒンディー語もある。これは汚くてよく分からないけど。

ヒマラヤ文字やベンガル語もあるのだが、見ている限りタミル文字はなかった。スリランカ系はいないのだろうか、もしくは少数なのだろうか。少し疑問に感じることだ。

◆胡散臭い広告

インド人エリアで楽しみにしているのは、顔写真が貼られた広告を見ることだ。

ものすごーく胡散臭い雰囲気。これを見ているだけで笑ってしまうほど楽しい。

案の定、このジャクソンハイツでもいくつかの顔写真付き広告があったので撮影してきた。

皆証明写真なのか、笑顔ではなく真面目な顔で、何か胡散臭そうな様子を出している。

◆モモの屋台

ジャクソンハイツに訪れたのならば、是非食してほしいのが「モモ」と言われる料理だ。

モモはネパールやチベット地方で食される食べ物で、簡単に言うと「シュウマイ」みたいなもの。中にはお肉が入っており、辛いソースと酸味のあるソースをつけて食べる。

モモはお店でも食べられるけど、手頃なのは屋台だ。74スト駅周辺にモモの屋台が立ち並ぶ。どこも8コで5ドルぐらいと少し値段は高いけど、NYでモモを食べられるのはこのエリアぐらいだと思うので、貴重ではある。

どのお店も似たようなものだとは思うが、出来れば店員さんがチベット系なところを狙うと外れはないと思われる。僕は3つぐらい屋台あったのだが、その中で店員が僕の顔に近い肌をしている店に訪れた。

ベジタリアン向けのモモもあったりするのだが、最初は8コ5ドルがベター。

肉汁たっぷりなものもあるのだが、屋台の商品などで期待はしないでもらいたい。時間が経つと少しパサパサになってしまうので注意。

◆おわりに

クイーンズのジャクソンハイツのインド人街をご紹介した。

知っておいてほしいのは、インド人街と言うても、インド人以外にたくさんの民族が住むエリアということだ。NYの中でも濃厚度はかなり濃いほうだと感じる。

治安は悪くはない、昼も夜も歩いたけど、車も人の通りも多かったので問題なし。深夜遅くはさすがに避けたほうがいいとは思うけど。

7号線でアクセスはかなり容易と言えるので、興味があるならば訪れてみてはどうだろうか。

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