2年前に世界一周の途中で立ち寄ったメキシコ。ちょうど11月に訪れたので「死者の日」というお祭りに参加することができた。
今回NYを訪れる際、ちょうど期間に被った。NYには沢山のメキシコ人が住んでいるため、死者の日のイベントも行われる。なので参加してきた。
2015年11月=約120円
死者の日とは
死者の日とはメキシコのお盆のようなもの。家族や親族が集まり、死者へ思う。11月1日と2日が祝日となり、10月31日は前夜祭が行われる。1日には子どもの魂が、2日には大人の魂が戻ると考えられており、供え物も日によって違ってくる。前夜祭はハロウィンと同日、そのためメキシコシティや大きなメキシコの都市ではハロウィンと死者の日を合わせたようなイベントが開催されて、文化が融合してきている。2003年にはユネスコの無形文化遺産に登録された。僕は2013年にメキシコシティで死者の日に重なった。その時の写真を一例として紹介する
いかがだろうか。本場の死者の日はとてもユニークで面白い。
さて、今回はNYで死者の日に参加した。NYには冒頭で書いたようにメキシコからの移民がとても多い。そのためハロウィンと並び、死者の日のイベントも開催される。
ブッシュウィックの死者の日
NYにはメキシコ人コミュニティがいくつもある。その中でブルックリンのブッシュウィックというエリアには、多くのメキシコ人が住んでいる。
昼食がてらブッシュウィックを散歩している時に、公園でイベントが開催されていた。
ブッシュウィックの「Maria Hernandez Park」。普段は普通の公園なのだが、この日は公園の中心で小規模ながらもイベントが行われている。
タコスを売る屋台、マリアッチのコンサートなどなど。
何故かカボチャでオリジナルな顔を作る屋台もあり、ハロウィンとの融合が見られた。子どもはそちらで熱心に作成していた。
「Mariachi Tapatio」というマリアッチのバンド。後述の「mano a mano」でも彼らは登場する。
Mariachi Tapatio de Alvaro Paulino
子どもも登壇。スペイン語で挨拶、そして会話。英語が一切出てこないところに「ローカル」さを感じる。NYCでは地域にもよるけど、英語とスペイン語は半々ぐらい。
タコスは1つ3ドルとべらぼうに高かったので見るだけみてその場を後にした。
ano a mano
NYのあちこちで小規模のイベントが開催されるのだが、中でも「mano a mano」というNPO法人が運営するイベントが有名だ。多分。
MANO A MANO: MEXICAN CULTURE WITHOUT BORDERS : DAY OF THE DEAD 2015 NYC
マンハッタンのBowery(バウリー)にある「St. Mark’s Church」でイベントが開催されていたので、訪れてみた。
10月31日から11月2日までイベントは開催。教会の敷地内なので、かなり規模としてはこじんまり。
人も大量にいるのではなく、少し居るかなていうぐらいなのでちょうどいい。
地元の人、メキシカン、イベントを知って来た人、たまたま通りかかった人。先ほどのブッシュウィックのイベントとは違い、白人系やアフリカ系などヒスパニック以外にもたくさんいた。
なのでお店で交わされる会話も英語とスペイン語半々ぐらい。
マリアッチの挨拶でもスペイン語と英語、どちらも使っていた。
ちなみにマリアッチイベントは11月2日の15時からだったのだが、こちらも先ほどのブッシュウィックと同じ「Mariachi Tapatio」というバンドだった。
このイベントのお店はタコス屋台と雑貨のお店。値段はそこまで安くはないけど、買っていく人がそれなりにいた。
僕もタコスをいただく。6ドルと高いけど美味しかった。おばちゃんも優しかった。
屋台ではガイコツの人形などが並べてある。お店の人に「写真撮ってもいい?」と聞くと「もちろんよ、撮って撮って」と言われた。
エリアがエリアだけにのんびりしている。それほど観光客も多くはないので、ローカルな雰囲気も。
まとめ
NYにいながら死者の日のイベントに参加した。メキシカンが多いエリアだからこそイベントが多かったのだ。
アメリカの他のエリアはやっているか分からないけど、ロスやシカゴなど多い場所ではやっているのではないだろうか。
ネットで「都市名 dia de los muertos」と検索するとイベントのページが出てくるかもしれない。
ちょっとメキシコ行けない…という方は参加してみてはどうだろうか。
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