卒業旅行で訪れたトーゴの首都・ロメ。大西洋に面した街であり、実に「西アフリカ」の雰囲気を醸し出す街であろう。中々日本人が行かないロメ、どういうところか。写真を交えながら紹介していく。
2016年2月 1CFA=約0.05円
ロメという街
ロメにはわずか1日しかいなかったが、それだけで十分だと思うほど小さな街であった。ロメの見どころ・・・。正直言って観光に適すような場所ではない。グランマルシェ、ブードゥー教のマーケット、海岸というところであろうか。とはいえ、僕はブードゥー教に興味がない。街歩きするにも日中は暑い(35度、湿度95%ぐらい)。それなりに”苦行”と言える。
正直、グランマルシェはロメよりも周辺諸国の市場のほうが大きいし、海岸もガーナとかのほうがリゾート設備はしっかりしている。僕はロメという街の肌に合うことはできなかった。しかし、海が好きな僕から見れば、このロメの海岸線は落ち着くものであったのだ。
美しい海岸線
ロメ滞在中、殆どの時間を海岸で過ごしたのかもしれない。海は涼しく、夕方になれば適温になる。昼間に出歩くような人は少ないけど、夕方になればカップル、友達同士、一人で。色々な人が海岸へやってくる。
この海岸に面した道路は、ベナンとガーナを結ぶ国道でもある。なので交通量が多く、乗用車だけではなくトラックも通過する。信号というものがあまりないので、道路を横断する際は注意してほしい。歩道橋はもちろんない。
あともう2つ注意してもらいたいのが、①暗い時間帯に訪れない。②海に入らない。という点だ。1つ目は潮の満ち引きが激しいという。2つ目は波が高いので、下手に入ると溺れてしまうということがある。なので、海岸線で野宿しようと考えている人は改めてほしい。さすがに砂浜全部が濡れることはないと思うけど。
暑い昼間。時折ベンチがあるので、木陰で涼む。Fanのアイス売りがやってくるので、体を冷やす。ここは夕方になると、気温も落ち着き、風が吹くのでかなり涼しい。塩分が厄介なだけかな。そういえば、Fanのアイス。ベナンではヨーグルト味だったけど、トーゴからはイチゴ味になった。トーゴの会社らしいけど、こちらがメインの味なのかな。
砂浜は決して綺麗ではない。だけど、何だか”美しい”と思える海岸線だ。多くのトーゴ人が遊ぶ姿を見ていると、湘南の海岸を思い出す。
遠くにはタンカーが見える。トーゴだけに限らない話だが、他の海に面した国では、夜になると夜釣りする船も見える。日本とあまり変わらないな、とふと感じた。
そのため、廃れた船も砂浜には置いてある。これが結構味が出ているのだ。金がないことを考えると、船を撤去することはないだろ。もしかしたら再利用する人がいるかもしれない。
多くで楽しむ人もいれば、一人でたそがれる人もいる。涼む場所と言ったらココぐらいだもんな。海が身近なロメの人々。
大きなヤシの木と朽ち果てた船。どことなく味がある、ロメの海岸であった。
まとめ
多くの人がトーゴに訪れることはないはずだ。むしろ訪れるときは「なぜ?」と僕も聞いてしまうほどである。ロメの街は正直面白くなかった、僕的には。だけど人間味溢れる”美しい”海岸線を堪能することができた。ベナンやガーナとは少し違い海岸線、もしトーゴへ訪れた際は少し散策してみてほしい。
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