NY市内で活躍する「メイド・イン・ジャパン」を紹介します。
2015年 1USD=約120円
◆はじめに
世界一の都市・ニューヨーク。観光やビジネス、留学など様々な目的で世界中から人が集まる街だ。多くの日本人も住む場所でもある。実は、このNYで市民の足になるものが「メイド・イン・ジャパン」なのだ。NYで活躍する”日本”。「タクシー」と「地下鉄」を写真を交えながら紹介する。
◆タクシー
NYのタクシーと言えば「イエロー・キャブ」。映画やドラマ、バラエティなど色々なところに登場する。NYの摩天楼と黄色いタクシーは凄くマッチする。NYの顔と言える存在だ。
このイエロー・キャブ、実は日本車が殆どだ。
僕は13年と15年、2回NYに訪れているが、今年行った時に日系メーカーの力を感じた。
昔の映画やドラマを見るとイエローキャブはシボレーやフォード、クライスラーなどアメリカ車が多い。13年に訪れた時も、フォード・クラウンヴィクトリアが多かった。
だけど今主流なのは、トヨタのカムリやプリウス、ハイランダー、シエナだ。フォード・クラウンヴィクトリアは姿を消しつつある。
これも環境に配慮されたHV車の需要が高くなり、高い技術を誇るトヨタ車が入ってくるのは自然だろう。トヨタが北米で頑固たる地位を確立している点も大きい。
とあるインド料理店の張り紙。タクシードライバーの募集だ。
車を見るとカムリ、プリウス。基本はトヨタだ。ここまで使われていると日本人として誇りに思える。
日産の「NV200バネット」。数年前にNYのタクシーに受注された。
Biz NISSAN(商用車、社用車選びは日産で):NV200 バネット タクシー
今はゴタゴタしているそうだが、数年後には日産で埋め尽くされるNYの街並みが出てくるかもしれない。
◆地下鉄
隠れた貢献度として、地下鉄は高いだろう。恐らくニューヨーカーの殆どがお世話になっている移動手段。通勤、通学、観光、レジャーなど様々なスタイルで人々の生活に貢献している。
NYにはいくつかの路線があるのだが、現在走る車両の大多数は「カワサキ」製品だ。
N,Qラインや7号線など。4,5,6やA,Cとかは古い車両もあるけど、今は綺麗で明るいカワサキの車両が走っている。
僕は知らないのだが、数十年前までは「犯罪の巣窟」と言われていたNY地下鉄。これを変えたのが、日本人だということをあまり知られていない。
治安の悪さ世界一だったNYの地下鉄を、快適で安心な乗り物にした日本人デザイナー
この人物を知り、カワサキが製造しているのを知り―。
僕がNY地下鉄に乗車する時は、少し日本人として鼻が高い。もちろん多くのニューヨーカーは知らないし、興味がないと思う。だけど同郷の人やメーカーが彼らの生活に貢献していることを考えると、胸が熱くなってくる。
今は快適な移動手段であるNY地下鉄。犯罪が起きる雰囲気はない。普通に寝れるレベル。治安はとても良いと言える。
【アメリカ】 魅力溢れるニューヨーク地下鉄 – El Mundo
◆おわりに
もし今度NYに訪れる機会があったら、車内のレイアウトを見てほしい。無駄のない内装、そして「KAWASAKI」という文字。
外を走るのは日本車のタクシー、もちろん日本製造ではなく現地や第三国からの輸入になるのだが、日本メーカーということは変わりはない。
「メイド・イン・ジャパン」がNYのビジネス、生活を支えているのだ。
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