中世の雰囲気が残る古都ヴェリコ・タルノヴォに訪れました。
2013年7月 1LV=約70円
ソフィアからバスで3時間離れたところに、ブルガリアの昔の首都、ヴェリコ・タルノヴォがある。
中世の街並みが鮮やかに残っているということで、ソフィアから日帰りをしてみた。
◆古都へ
ソフィアの中央バスターミナルより、ヴェリコ・タルノヴォ行きのバスは出ている。一社のみ運行。インフォメーションで行き先を告げればオフィスの場所を教えてくれる。
片道22Lv(約1,540)。1時間に1~2本ぐらいのペースでバスは出ている。
窓口に行くと5分後に出発ということで、すぐに購入し、バスへと乗り込んだ。ヴェリコ・タルノヴォへは3時間とわずかな時間だ。
◆中世の町並み
ヴェリコ・タルノヴォは小さい町だ。半日もあれば全て見て回れるぐらい。
ブルガリアの母広場近くにバスは到着する。そこから観光名所のツァレヴェッツの丘までは1.2kmほど。ゆっくり歩いても30分ほどで着いてしまう。
旧市街をずっと歩いていく。途中分かれ道があったりするのだが、全ては丘まで続いているので思うがままに歩くといいだろう。
右奥に見えるのが、ツァレヴェッツの丘だ。
丘へ近づいてきた。丘へ伸びる道の前に、入場売り場がちっちゃくある。
大人6Lv(約420円)、学生2Lv(約120円)。国際学生証が使用できるので持参していこう。
赤茶色の屋根の家々がたくさん並ぶ。
ヨーロッパ人の観光地であるブルガリア。欧州から来たであろう人たちでいっぱいいた。耳を澄ませると、イタリア語、スペイン語、フランス語など。物価の安さから西欧からやってくる人が多いようだ。
丘最上部にある教会。大きいのと教会周辺の道が狭いことで、全体を写真で収めるのは不可能。
丘の上はそれなりの広さ。個人で訪れた観光客が芝生に座ったりしていてのんびりしていた。散歩には最適な場所かもしれない。
ヴェリコ・タルノヴォを歩いていると、壁に描かれた絵をよく見かける。
何かの意図があるのだろうけど、そこまでは調べていなかった。
観光地ではあるのだが、地元民が使いそうな店は閉まっていた。この日は平日、廃れている部分もある。
ヴェリコ・タルノヴォはアートな町なのかもしれない。
途中、ジブリに出てきそうな鍛冶屋さんを見つけた。外から眺めるだけで、中の写真は撮らなかったけど、一人のおじちゃんが熱心に作業をしていた。
「中世ってこういう雰囲気なんだろう」と思う町が、ヴェリコ・タルノヴォだ。
町を歩いていて発見があるというよりかは、「おー」と感じるところ。単純にブルガリアの町歩きを楽しみたい人は、ソフィアではなくこの町のほうが面白いかもしれない。
ヴェリコ・タルノヴォ美術館のほうへ。バスの時間まで少し残っている。
橋には火曜サスペンスで出てきそうな絵がたくさん。何なんだコレは。
美術館近くのアッセン王モニュメントからの眺めは素晴らしい。
丘のほうは上から町を眺めるのだが、ここからは下から眺めるので、いかに斜面に家が建てられているのかが分かる。
びっしりと家が建っている。
バスまでの時間が余った時によるといいだろう。坂の下があるので足腰悪い人は大変かもしれない。
半日ほどの滞在であったヴェリコ・タルノヴォ。そこには中世の町並みを残すのどかな場所であった。時間にゆとりがある人は立ち寄ってみるといいかもしれない。
◆アクセス情報
【手段】バス(鉄道は直通がない上、本数も少ないので不便)
【料金】22Lv(片道)
【所要時間】約3時間
【備考】
・バス会社は失念。ソフィア中央バスターミナルのインフォメーションで教えてくれる
・バスは1時間に1~2本ほど運行。夕方ソフィアへ戻る便は混むので、到着した時に買っておくとよい
・一応スタッフの人は英語ができる。一応。
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