2021年7月
夏の北海道旅行。日本最北端の地方都市・稚内へと訪れた。
宗谷岬から戻った後、その足で稚内公園へと訪れた。高台に位置する公園で景観がとても良いのだ。
徒歩でのアクセス
もし車があるなら車で訪れたほうが楽。徒歩でも稚内駅から20-30分ぐらいで到着する。
軽いハイキングみたいな感じ。サンダルでも行けるけどスニーカーの方がいいかな。あと飲み物は持参した方がいい。
稚内公園の上までは公共交通機関がない。
徒歩のスタートは北門神社となる。境内にある散歩道を上がっていくのだ。
なので先ずは北門神社を目指そう。宗谷バスの「神社前」というバス停が最寄り。ノシャップ岬行きのバスは通過する。
参道に入り境内へ続く道を歩いていくと鹿を発見。稚内市内では野生のシカが普通にいるので、地元民からすると当たり前の光景のようだ。
階段を上り本殿の横の道が稚内公園へと続く散策路となる。基本一本道だし階段も整備されているのでとても歩きやすい。
ただ夏は虫が多いので、虫よけスプレーを持っていくことと、人気がそんなにないので明るい時間帯に行くといいかも。
冬は散策路が閉鎖されている。
途中展望の良いところを通過する。ここからでも十分な眺め。
そして鹿もいた。普通にいるし人を警戒する様子はなかった。人よりカラスとか動物に会う方が多い。
散策路には案内も出ているので距離感は掴みやすいかも。途中車道を横断するので車の往来には気を付けよう。
車道を歩いてもいいけど、散策路を通過する方が安全。
稚内公園にはモニュメントがかなりある。そして広いので徒歩での散策はオススメしない。
車があれば移動しながら見ることができそうだけど。
地図:北門神社
稚内公園からの眺め
先ず最初に目にすると思うのが「氷雪の門」。
これは正式名称「樺太島民慰霊碑」と言い、樺太で亡くなった日本人の慰霊碑だ。
ちなみにここから眺める稚内の景色は絶景。東南向きなので午後に行くと逆光にならない。
やっぱこう見ると家の様子が他の北海道の町とは違うし、寒冷地の雰囲気という感じ。
こちらは「望郷の樺太の碑」。
樺太に日本人慰霊碑が23基あるのだが、維持が難しいということで、これら慰霊碑の存在を明記した碑を建立した。
「樺太犬供養塔」。
南極で力を尽くした15頭の犬ぞり隊の慰霊碑。
観測隊がケルン(積石)をつくり、それを道標として雪原を前進したことから、慰霊碑に三角のケルンに秩父硬石がちりばめられているとのこと。
「南極観測樺太犬訓練記念碑」。
こちらも南極で頑張った犬ぞり隊を称える記念碑。
記念碑はブロンズ像で、台座には南極で採取した白石が埋め込まれてるようだ。
樺太犬による犬ぞり隊は「タロ・ジロ」の物語でも有名。
駐車場はかなり広いのでスペースは余裕。
奥に見える塔は「開基百年記念塔」。ここまで徒歩で行くのはかなり歩くので、もし行きたいなら早めの時間に訪れよう。
まとめ
稚内公園に訪れた。治安は良いけど人通りは少ないのでそこは念頭に置いてほしい。
夜景も綺麗だけど街灯は少なさそうなので、足場は注意しておこう。
車で行く場合は楽々、徒歩で行く場合は20-30分ぐらい稚内駅から見ておこう。
路線バスを使う人は宗谷バスの「神社前」が最寄り。稚内駅⇔ノシャップ岬を往復するバスが通過する。
また展望台が東南向きなので午前は逆光となるので気を付けてほしい。
トイレは散策路の途中、稚内公園内にある。
地図: