マスカットにあるオマーン最大のモスクに訪れました。
2014年8月 1OMR=約277円
イスラム教の国と言えば「モスク」だろう。僕はモスクが好きなので、その国のモスクには行くようにする。ムスリム以外入場禁止のモスクも多くあるので、訪れる場所は限られる。
マスカットにはオマーン最大のモスクがあり、ここは観光客にも開放されているので、早速行ってみた。
◆グランドモスク
マスカット中心部から車で30分のところにグランドモスクがある。
ドバイから来るバスに乗っていると右手に大きな建物が見えてくる、それがグランドモスクだ。
幹線道路から脇に入ると、モスクまで続く道がある。木々が植えられており、遠くにはミナレットが見える。
遠くから見ると色合い的に古そうに見えるけど、近くで見上げるとずいぶんと新しいことがわかる。
早速モスクの中へ。
現在のカブース国王の指示で1995年に着工、2001年に完成。6年の歳月を経た。正式名称は国王の名前をとり「スルタン・カブース・グランド・モスク」。
建物は大理石を使っている。そして美しい装飾。いくらお金をかけたのか?と疑問に思ってしまうほどだ。
外周には花が植えられている。「土地が余ってます」と言っているようなものだ。
これを手入れしているのは外国人労働者、顔だちを見るとインド系が多い。外の気温は40度、時折日陰で休みながら、作業を続けている。オマーンも外国人労働者によって生活が成り立っている国だ。
観光客向けのモスク、現地人は殆どいない。とはいえ、モスクなので規律にのっとる必要がある。
男性は長袖長ズボン着用、長袖ないなら半そででも大丈夫そう。タンクトップはNG。
女性は黒のトーブ、なければモスクで貸してくれる。もちろん顔以外は隠すことにしよう。
マスカットのイメージと聞かれたら「白」と答える。それぐらいマスカット市内は白で溢れているのだが、このモスクも例外的ではない。青空に白がとても映える。
◆豪華な内装
外を見て回ったので中へ入る。
中へ入って驚いたことは冷房がガンガンに効いていること。外がかなり暑いのでありがたい。そしてお金の使い方にビビる。
内装も豪華だ、人工的なにおいはするけど、でもやっぱり美しい。
とても鮮やか。モスク内では写真を躊躇することがあるんだけど、ムスリムがいない上、警備員から写真OKのサインをいただいたので、ばしゃばしゃ撮る。
僕はモスクの中でボーッとするのが好きだ。快適なモスク内でしばしの休憩をとる。
完成してから13年経つけど、今年完成したかのような清潔さ。
中でもインド系の労働者が大理石を磨いていた。毎日毎日掃除しているから美しさをキープしているのだろう。
豪華なシャンデリア、いくつもぶら下げられている。何十億、何百億というお金が積まれたのだろう。国民は反対などしなかったのか気になるところだ。
絨毯や装飾、内装など一見の価値あり。
◆イスラムの教え
普段日本で生活している時に宗教のことは考えたことがなかった。
キリスト教の国はそうでもないけど、イスラム教の国に来ると「宗教とは」と考えてしまうことがある。
結局最後は「彼らの文化」ということで終わらしてしまうのだが、インフォメーション?みたいなところでお話を聞くことができた。
コーヒーとナツメヤシは無料サービス。英語でイスラム教などに関する質問に答えてくれる。
最初「無料だからwelcome」と言われた時は一瞬考えたんだけど、ちゃんとした場所なのでお金などの請求はなかった。
話を忘れたところもある。相手は女性だったのだが、きれいな英語を話す方、しかもムスリム女性と話す機会はあまりなかったので、良い機会だ。
彼女は「イスラム教の良さ」をかなり伝えてきた。
日本人が無宗教であることを言うと「なぜ?」と返してくる。日本は日本の文化、オマーンはオマーンの文化があるので別物だということを伝えたけど、彼女は納得していないようであった。
イスラム教を勉強している人、興味がある人はどんどん聞いてみると良いだろう。ご好意でやっているので、彼女たちもちゃんと答えてくれるはずだ。
もう少し勉強してくればよかったかな、と思うところはあるけど、宗教難しいので僕には程遠いことだ。
◆グランドモスクの行き方
マトラより:ランドアバウト(コルニーシュ)より”Seeb”行き or “Airport”方面へ行くミニバス(乗合バス)で約30~40分。片道0.4R(約110円)。
ルイより:幹線道路沿いより”Seeb”行き or “Airport”方面へ行くミニバス。片道0.4R(約110円)。
※ミニバスは白のハイエース
帰りは降りた反対側から来たミニバスを拾う。
「ルイ?」と聞いて頷けば確実にルイに行く。マトラ(コルニーシュ)へダイレクトで行く車は少ないので、ルイに行って乗り継ぐのが確実。
※乗る前に「グランドモスク」に行くか確認しましょう。写真など見せると効果的。モスクはいっぱいあるので「モスク!」だけ言っても「どこの?」となります。
※進行方向左側に見えてくるので、降りたい時は壁を「トントン」と叩けば停留所で下ろしてくれます。
※歩ける距離ではないので素直にミニバス乗りましょう。最悪タクシー。
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↑マトラ(コルニーシュ)の乗り場
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↑ルイの乗り場
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↑モスクの場所
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