サンパウロの日本人エリアに行ってきました。
2014年2月 1レアル=約43円
◆はじめに
ブラジルは世界最大の日系人が住む国だ。現在では約180万人の日系人が住んでいると言われている。
1908年から始まったブラジル移住、最初は奴隷扱いにされるほど過酷な環境であったが、次第に”日式”を取り入れていったことで、農業などの色々な分野で日系人が台頭してきた。
現在、日本に輸入されている鶏肉はブラジル産がほとんどだが、鶏肉の生産方式やシステムを作り上げたのは日本からの移民だと言われている。
自分の中で、こういう新たな視点を確立することにより、物事の見方が大分変わってきた。
今回は、世界最大のジャパニーズタウン、サンパウロのリベルダージを扱う。約180万人いる日系人の中で約60万人がここに暮しているようだ。
◆リベルダージへの行き方
アクセスはとても簡単だ。メトロ1号線に”Liberdade”という駅がある。
サンパウロは地下鉄の路線網が各地へと広がっている。バスを使う意味がないほど。
初めて来る旅行者でも容易に移動することができるのだ。
出口から外に出ると、すでにこのような雰囲気。
これは銀行だったと思うのだが、日本式にアレンジされている。
◆ラーメンを食す
リベルダージでラーメンが食べれると聞いたので、早速向かってみた。
通りを歩いていると大きな鳥居が出迎えてくれる。
リベルダージの”象徴”であり、この近くの橋は「大阪橋」と呼ばれている。
リベルダージは日本の商店街みたいな雰囲気だ。「○○銀座」みたいな。
日系スーパーや日本食レストランなど、建ち並ぶ。
リベルダージではないのだが、南米ではあまり見かけなかった「クリーニング屋」をサンパウロでは多く見かけた。
基本はコインランドリー or ランドリー。服を預けて、洗って、アイロンかけて終わり、という流れなのだが、クリーニング屋ではもう少し手間をかける。
宿近くのクリーニング屋に行ってみたが、日系人が経営をしていた。日本語が少しだけ通じて、驚いたものだが、4kgぐらいで2,000円したので、高い。
リベルダージの端のほう。
地下鉄だとサン・ジョアキン駅のほうが近いかも。
↓場所
店の外観。
訪れたのが土曜日の13時頃。ハッキリ言って、一番来てはいけない時間帯。
案の定、日系人を始め、パウリスタの中国人や韓国人、ブラジル人が列を成していた。30分ぐらい待ったかも。
ちなみにスタッフのお兄さんは簡単な日本語を使ってくれた。
店内に入り、カウンター席に座る。
味噌とんこつラーメンを注文。
お値段14レアル(約602円)。
しょうゆは塩は12レアル(約516円)。とんこつ&醤油とんこつも12レアル。
替え玉は2レアル(約86円)と海外で食べるラーメンにしては、かなり安い。
物価が高いブラジルを考えると、このラーメン屋が流行る意味もわかる。
長期旅行者にとってラーメンは中々食べれない、その中で美味しいラーメンを食べれたことは良かった。
日本と同じ味、海外で表現するのは難しい。
大満足のランチであった。夜も値段が同じなのはありがたい。
食後はあすかの近くにある「日系資料移民館」へと向かう。
値段は7レアル(約301円)。僕は学割が効いて3.5レアル(約151円)。
ポルトガル語の日本ポスター。懐かしい気分にさせてくれる。
館内写真はNGなので写真なし。
日本語の案内もあるので分かりやすい。日系人の歴史、ブラジルで何をしてきたのか、そういう面で物凄くタメになるし、日本人の偉大さを理解できるだろう。
サンパウロに来たら、リベルダージに来たら、是非訪れてほしい場所だ。
こういう無機質な街並みも日本らしい。
◆日曜市
リベルダージでは日曜になると露店立ち並ぶ。
日曜に店が閉まるサンパウロで、こういう存在はありがたい。
昼間から賑やかなリベルダージ。
雑貨や生活用品など売ってる屋台もあるけど、一番賑やかなのは食べ物系。
今川焼。3レアル(約129円)。
うまそう。
たこ焼き4個入り9レアル(約387円)。6個入り12レアル(約516円)。
美味しそうなので、6コ入り購入。
日本の縁日のたこ焼きと一緒。やっぱ日本人が作るとレベルもあがる。
大盛況。足場がないほど。買って食べるのも一苦労だ。現地の人が多く訪れているのは嬉しいこと。
リベルダージも日曜は特に盛り上がる。土日が盛り上がる盛り上がるのは、日本らしい。
スーパーもあるし、食事をするスペースもある。
リベルダージを起点にしてもいいかも。
◆おわりに
日本のようだけど、日本とは少し違うリベルダージ。
スーパーで店員のおばちゃんに話しかけられた時は、何だか感動したものだった。
ブラジルの中でも、世界を見ても特殊な場所である。
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