「嘆きの壁」と「メーアー・シェアリーム」、エルサレム市内を散策する。

「宗教の聖地」と呼ばれるイスラエルの首都・エルサレム。3つの宗教が混在する街で、場所によって姿を変える。僕はこの街に興味があった。宗教学を学ぶわけでもないし、宗教を信仰しているわけでもない。「どんな雰囲気なのか?」。ただ単純な思いから散策した。

2013年4月 1シュケル=約30円

エルサレム散歩

ダマスカス門。ここから旧市街がスタートする。中はスークみたいに、商店が多く並ぶ。

ムスリム、ユダヤ、キリスト教徒がそれぞれ歩いている。でも違和感はない。皆溶け込んでいるし、生活する上での不便はなさそうだ。一観光客の視点なので、本当は違うのかもしれないけど、「普通」で拍子抜けはした。

石畳で綺麗だ。車が入れるスペースも少ないので、歩いていても安心できる。早速嘆きの壁に到着。

意外と大きい。「ここが嘆きの壁か」と単純に思う。宗教に対しては、ドライな考えがあるので、何か思うことはなかった。

入口でユダヤの白い帽子を被る必要がある。勝手にお祈りしている人の写真を撮るのは、今思うと如何な物かと感じた。

中に入ると正統派の人たちがお祈りしていた。邪魔しないように後ろから眺める。ただ、「あーお祈りしているんだ」と思うだけで、感じる部分はない。

嘆きの壁は男女別に分かれている。女性側の状況は分からない。多くの人とすれ違うけど、次第に「当たり前」な景色に。

続いて、新市街にある「メーアー・シェアリーム」という地区へ行ってみた。ここにはユダヤ教の超正統派の人たちが住んでいる。

超正統派の方々。帽子を汚さぬよう、雨の時はビニールを被せている。一つ申し訳ないことは、隠し撮りしていたこと。

彼らは仕事もせず、納税もせず、兵役にも付かない。「何してるんだよ?」と話になるが、聖書研究など教養を深めるのが役目なのだ。税金を貰っているので、生活はできる。僕からしたら考えられない。こんな世界もあるのか、と感心したものだ。

気持ち本屋も多いような気がする。

3ヵ国語対応の看板。英語以外分かりません。続いて新市街を散策。

古い建物もあるけど、アラブ系や超正統派は少ない。歩いて気は楽でもある。人で溢れていたファラフェル屋に入ってみる。

店員のおっちゃん。英語が通じるので、楽。

ファラフェル15シュケル(約450円)。後ろにある野菜とソースを自分で好きなように、中へ入れる。野菜不足もここで補う。

綺麗なトラムも走っている。エルサレムの公共交通機関は高い。200円近くする。雨が降ってきたので、宿へ引き返した。

翌朝、岩のドームへと向かった。

イスラム教第三の聖地。しかし、勉強不足なのでこれ以上解説することはできない。

イスラム建築は美しい。見ていて飽きることはない。僕はムスリム圏が好きなんだろう。

気さくな子どもたち。イスラエル人も親切な人が多い。ただ、旅先で団体でつるんでいる奴らのマナーはどうにかしてほしい。

女性兵士。男女共に兵役がある。旅先でよく会うイスラエル人は、兵役後に弾けた人がほとんど。

まとめ

エルサレムは歩いていて面白い場所でもあった。ただ、どことなく暗い部分もあってまた行きたいとは思わなかった。

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