2016年3月 1CFA=約0.2円
アビジャンの交通手段
西アフリカで大きな都市の一つのアビジャン。ラゴスやアクラ同様、この町もいくつか公共の交通手段がある。
アビジャンで実際に見たり、乗ったりしたものを紹介する。
アビジャンの交通機関
タクシー
アビジャンで観光客が一番使いやすいのがタクシーだろう。オレンジ色のオンボロタクシーは遠くから見ても分かる。
初乗りは1,000CFA(約200円)からで、街中なら2,000CFA以下。違うエリアに行くとそれ以上かかる。空港までは5,000CFA(約1,000円)ぐらい。
メーターはない。あっても回さないので値段交渉を乗るときにしないといけない。
出待ちのタクシーは吹っ掛けてくるけど、流しのタクシーはそこまでなので、流しを捕まえよう。
殆どがトヨタのカローラ。日本人だと伝えると「トヨタはいいよねー!」と言ってくれるドライバーもいる。
ちなみにタクシーは道が混んでいるほど値段は高くなるので注意。後は夜は競争があまりないので高めの設定。
路線バス(Sotra)
アビジャンには路線バスが走っている。「Sotra」という会社が運行しており、一律200CFA(約40円)と市内移動においては一番安い。
バスは2種類あって、普通バスとexpressバス。前は200CFA、expressは400CFAと料金体系が違う。見分け方は簡単で、白と黄緑なのが普通、全部黄緑で「express」と書かれているのが、expressバス。
Sotraバスは安い分使う人も多いので、どの路線も基本的には満員。しかもエアコンがなく、窓もそんなにないので、車内はサウナ状態となる。
また本数がかなり少ない、時間にはゆとりを持ってほしい。67とかは多いけど、一部路線は「走ってるの?」と思うぐらい少ない。
大きな荷物や疲れている時には使わないほうが賢明だろう。
Sotraのルートは「一部」ホームページに紹介されている。
HP:http://www.sotra.ci/www/s3/
アジャメのGare Nord、プラトーのGare SudはSotraのターミナル。ここから各方面へのバスが発着している。
全ての番号を覚えきれなかったのだが、使えそうな路線を紹介する。
3:Gare Nord~アジャメ市場~国立博物館~レプブリック広場~トレッシュビル~マルコリー
6:Gare Sud~トレッシュビル~Zone4~空港
13:Gare Nord~アジャメ市場~国立博物館~レプブリック広場~トレッシュビル~マルコリー
22:Gare Nord~アジャメ市場~国立博物館~レプブリック広場~トレッシュビル~マルコリー
67:トレッシュビル~マルコリー~空港周辺
バスのフロントには小さく番号と行き先が書かれている。
プラトーやトレッシュビルから乗る時、「Gare Nord」と書かれているものは間違いなく、プラトーの北とアジャメ市場を経由する。
乗車方法は2つある。
1つがスタッフに支払う方法、もう1つが運転手に支払う方法だ。
前者は主にターミナル駅の場合が殆どで、乗る前に200CFAを支払う。
後者は途中から乗る時、スタッフがいない時に運転手に200CFA支払う。どちらもチケットみたいなペラペラな紙をくれる。
降りる時は「stop」ボタンを押す。前からでも後ろからでも降りられるが、基本は前降り。じゃあ後ろのドアなんなんだよ、ていう話になるけど細かいことな気にしないで。
ウォロウォロ
ミニバス
ガーナで言うところのトロトロが該当する。
アビジャン内を至るところに走っていてどこへ行くにも便利。
ただプラトー内だけは外周を走るだけで、プラトー内には入ってこない。
車掌が行き先を連呼しているので、乗る時は手を挙げたり、行き先を告げて乗る。
ハイエースタイプは少なく、ミニバンやベンツやVWの大型バンが多い。
初乗りは100CFA(約20円)から。距離に応じて値段も変わるので、降りる正確な場所を伝えよう。カルフール(交差点)や目印となる場所が伝わりやすい。
遠くても500CFAを越えることはないはず。乗って落ち着いたところで車掌が料金を回収する。
降りる時は車掌に言うか、車の壁をコインで叩いたりする。どこでも乗せてくれるし、どこでも降ろしてくれるんだけど、特に指定しない時は交差点が多かったりする。
道が分かっていると使いこなすのは簡単。アジャメからヨプゴンへの移動の時には便利だった。
乗り合いタクシー(オレンジ)
タクシーが乗り合いタクシーになることもある。いつもは個人用のタクシーだけど、乗り合いタクシーに変身することも。
街の車をよく見ていたら、オレンジのタクシーに4人乗ってる光景があるけど、それが乗り合いタクシー。
基本的には地区から違う地区へと移動する時に使われている。値段は600CFA(約120円)ぐらい。
僕は一度だけ、トレッシュビルからヨプゴンへと700CFA(約140円)で移動した。
満席になってから出発、運転手とかが行き先を連呼している。降りる場所は指定できる。大抵はお釣りがなかったりするので、小銭は必須。
乗り合いタクシー(各色)
オレンジ色が地区から地区への移動としたら、青や緑、黄色などの車は地区内を動く乗り合いタクシーだ。
ヨプゴンはスカイブルー、アジャメは緑、トレッシュビルはネイビー、空港周辺は黄緑と色が異なる。
基本的にはルートタクシーなので、決まった道を走るのだが、道から少し外れたところならそこまで行ってくれる。そして元の道に戻る。
1-2kmぐらいなら100CFA(約20円)、ちょっと距離があると200CFA(約40円)以上になる。
ただ「どこどこに行く」とは書いていないので、乗る前に「●●いく?」と聞く必要がある。
大通りを走っていることが殆ど。大通りを真っ直ぐ走るケースが多いので、ミニバンが通らないエリアなどで重宝する。
また交差点のガソリンスタンドが発着場だったりする。慣れると便利、どこでも乗れて降りれるから。
乗り合いタクシー(普通のセダン)
ウォロウォロには普通の車のタイプもある。これもオレンジウォロウォロと同様に地区から地区へと移動する時に使われる。
基本的にはGareと呼ばれるステーションがあり、同じエリアへ行く客が集まったら出発する。
僕が滞在していたヨプゴン地区からプラトーまで出ていたので、毎日利用していた。料金は600CFA(約120円)。乗って人数が集まったら、外のスタッフに支払う。
スタッフに行き先を言っておけば、その車が来たら教えてくれる。早いし必ず座れるので使い勝手がよい。
エアコン付、エアコン付ではないのはその時次第。タクシーのようなオンボロではなく中古車が一般的。
ミニバンならイプサムとか。僕は3回乗って、1回がプジョーの406(しかも新しい)でエアコン快適移動、2回目がイプサム(こっちではピクニック)でエアコンなし、3回目がルノーのドスターでエアコン快適移動。
そのエリア内ならどこでも降ろしてくれる。なので一番便利だったかもしれない、いい車乗れるのもよかった。
水上バス
プラトー~トレッシュビルなら150CFA(約30円)。乗船時間は5分も満たない。ただ本数は多くないので、橋を歩いて渡ったほうが早い時もある。
チケットは船着き場の窓口で購入。行き先ごとに並ぶ列が違うので、列に並ぶ際には行き先を確認しよう。
バカ
この中で唯一乗らなかった移動手段がバカだ。宿の前を走っていたけど、行く方角ではなかったので乗る機会がなかった。
コミュニティ内を走るトラックを改造したバス。これに関しては他の人の説明のほうが分かりやすいかもしれない。
まとめ
アビジャンの交通機関を紹介した。
滞在するエリアによって、使う移動手段も変わってくるはずだ。
プラトーやトレッシュビルの人は徒歩か水上バス、路線バスがメインだろうし、ヨプゴンの人はウォロウォロだろう。
それぞれトライしてみて自分なりに理解を進めてほしい
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。