【メキシコ】AM57便:成田からメキシコシティへ、アエロメヒコを徹底解説。

2019年7月

今年の夏休みは7月頭に取得し、エクアドルに行くことにした。

南米までの航空券は比較的高く、エクアドルはルートも限られてくるので1回乗継となると15万は最低でも覚悟しなくてはならない。
たまたまアエロメヒコで往復13万ちょっとの運賃を発見。クラスは「R」でエコノミーの最安値となる。今だと17万はRでもするからもしかしたらセールだったのかもしれないし、運賃を改定したのかもしれない。

とはいえ、13万ぐらいでエクアドル行けるし、初のアエロメヒコということで様子を紹介していきたい。
この記事ではメキシコシティまでについて。

AM57便 成田 14:25-13:50 メキシコシティ
AM759便 メキシコシティ 18:00-22:35 キト

成田でチェックイン

アエロメヒコでは24時間前からウェブチェックインが可能となる。
成田発のフライトは、デルタ航空のサイトでのアクセスとなる。
なんだけど、どうも上手くいかなかったので、空港チェックインにすることにした。どうせカウンター寄るし。
他の一部空港でも他社(デルタやエールフランスなど)のHPでチェックインする必要があるので注意が必要。またハバナ発はWEBチェックインが不可となる。

12時過ぎに到着。アエロメヒコは第1ターミナルの北ウィングのFカウンターを利用する。端になる。
自動チェックイン機もあるので、時間短縮を図る人はこちらを活用するといいかも。

この日のアエロメヒコは出発間際まで結構下位のクラスまで空きがあったことから、チェックインカウンターもガラガラ。どこも待ちなしの状態。

なので2,3分で完了。キトまでボーディングパスが出た。失くさないようにか、メキシコシティまでのと合わせてホッチキスで留めてあった。このような冊子を用意してくれる。

成田の1タミ北ウィングは主にスカイチームの航空会社が利用している。
アエロメヒコはスカイチーム加盟、JALとは共同事業始めたけど。スカイプライオリティを持っているとほぼ無敵のゾーンになる。
ちなみにアエロメヒコの創業は1934年とかなり歴史は古い。日本線に就航したのが2006年11月だから最近の話でもある。

当初はティファナ経由で成田⇄メキシコシティを週2便で飛ばしていた。

2010年1月に、シティへ往路が直行便に。復路はティファナ経由のまま。
2010年3月に週3便、2014年4月に週4便と増やした。
2014年9月になると、ティファナ経由だった復路をモンテレイ経由へ変更。
そして2016年1月に復路も直行便となり、往復直行便に。
2016年6月に週5便、そして2017年3月にデイリー運行となった。

メキシコシティ限らず、メキシコ地方都市やカリブ海、中南米とアクセスし易いので観光や業務渡航と需要はある。
メキシコシティはANAも飛ばしてるけど、以遠の話になると乗継含めてアエロメヒコの方が使い勝手は良いなと感じる。

細かな話は置いといて、徐々に浸透していってると思うから、より期待としては高まってくる航空会社の一つだ。

ちなみにシートの話。
成田⇄メキシコシティ線はビジネスとエコノミーの2クラス制。

なんだけど、エコノミーの前方3席はAM Plusという足元の広い席となる。
サービスなどは同じなので、プレミアムエコノミーというわけではない。
ただ「W」クラスで専用運賃の設定があるから、プレエコとも言えるか。

このAM Plusはエコノミーを買った人でも片道180ドルで指定ができる(返金不可)。
スカイプライオリティを持っている人は「空港でのチェックイン時」に空きがあれば指名可能。なければごめんなさい。
ウェブチェックイン時には一切対応していないので、そこは注意したいところ。

デルタスカイクラブ(ラウンジ)

北ウィングを使っており、ビジネスとファースト利用の人、スカイプライオリティを持っている人は専用のレーンで保安検査を受けられる。

デルタの時間が重なる16-18時代(なので14-16時代)は夏休みになると混雑するので、このレーンはありがたい存在。

デルタのラウンジは21番ゲート方面。
アエロメヒコは23ゲートなのでかなりラウンジから近かった。

だいたいデルタや大韓航空、アエロメヒコ、アリタリアとかはゲートがラウンジから近いけど、ベトナム航空とかは少し外れる。
スカイチームを離脱した中国南方航空はラウンジとか概念はないので、もっと遠くに。

1年ぶりぐらいに来たけど、そこまでフライトも重なっていなかったので混んではいるけど、程よく席が空いてる感じ。

あまりご飯がない印象だったけど、ビーフカレーがあって驚いた。JALのビーフカレーに対抗して?でも美味しかったし、これだけでも充分に思えるぐらい。

時間帯でメニューが変わってくるけど、ミニラーメンや焼き鳥とかあって種類豊富なのは良かった。


地味にこの野菜スティック好きなんだよな。

お酒も豊富なのかも。ただ自分がお酒を飲まないのであまり魅力には感じない。

AM57便:メキシコシティへ

23番ゲートから。デルタスカイクラブ内でもアナウンスがある。
エスカレーター降りて引き返したところになるので、ラウンジから徒歩30秒。

ちょうど着いたら搭乗開始。
Zone制に分かれていて、スカイプライオリティはZone1か2に。
ビジネス(クラブプレミエ)はZone1になる。Am PlusはZone2。エコノミーはZone5まであった。

メキシコシティ線はB787の機材。
アエロメヒコはエアバス社を入れてないので、長距離はボーイング社となる。
B787は新しいのでかなり清潔感。さすがに13時間以上乗るから、そこは大事だよね。

エコノミーはは211席、ビジネスは32席。
エコノミーは3-3-3のシート。シートピッチは81-83cmだけど、なんか通常のエコノミーは狭いようにも思えた。座席幅は44cm。

今回はAM Plusの最前方の席。写真だとヘッドレストの部分が黒のところ。青は通常のエコノミー。
なので座席幅はそんな変わらないけど、足元がかなり余裕があって楽。171cmの僕、足を伸ばしても問題ないぐらい。
流石に13時間超えのロングフライトなので、180ドル出してでもここは楽したいなとは思う。ロングなので通路側確保したけど、窓側は通常のエコノミーだと窮屈になるかなって思った。

ちなみにB787は天井が高く、大きめの窓で広い空間がある。前に乗ったことあるけど、音が静か、地上の気温・湿度・気圧に近いため疲れにくい設計。

14時25分発に対して、13時半過ぎに搭乗開始なので結構早めに搭乗が完了する。
メキシコ人タイム対応なのか、どうなのか。
アエロメヒコは成田着は朝6時半なので、そのまま折り返すわけではない。なので日本発は遅延が生じないのは、ある意味メリットではある。

機内に入ると一気にスペイン語。こんなにメキシコ人いたのか、と思うぐらい。全員がメキシコ人ではないとは思うけど。
日本発着の路線でスペイン語が機内の第一言語として聞けるのは、イベリアかこのアエロメヒコとなる。
人口で言うとスペインよりメキシコの方が多いからね。どっちも若い人が日本に来ている印象が強い。スペイン語を聴くと旅情高まるな。

5分早めに出発。スカイプライオリティの人に挨拶はないけど、なければないで別に構わないぐらい。
機内はスペイン語が主語になるけど、2名の日本語が話せる客室乗務員の方がいる(アエロメヒコとしては「機内通訳」という役割)。
なので何かあっても日本語のサービスは受けられるので安心してほしい。
基本的は客室乗務員はスペイン語となって、英語もスペイン語訛りとなるから、簡単なスペイン語話せると楽。

往路は13時間20分のはずだけど、アナウンス聞くと11時間半みたいなことも言ってた。あわよくば早く着けばラッキーかな。
滑走路混雑に伴い、14時43分離陸。

Am Plusの最前列だったけど、2列目の窓側3列が空いていたので移動。
エコノミーからAM Plusの移動は出来ないけど、AM Plus内なら可能。比較的空きがあった。

ちなみに最前列の場合機内モニターは収納されている。
収納を出すとき、簡単には出せないので注意。この銀の取っ手?みたいなのをカチっとさせる必要がある。

最前列だと感覚ないけど、2列目とかも脚が組めるぐらい座席幅は広い。前の人がシートを倒してもそれを感じさせないぐらい。
横を使えたというのもあるけど、かなり楽だな。

アイマスクと耳栓は用意されている。

機内モニターは日本語対応している。
タッチパネル式、映画も50本以上あって、日本語吹替も多く入っている。邦画はそんなないけど。

機内同士でもチャットができるシステムも。
離れ離れの席や団体には面白いかもしれない。

離陸して1時間弱でドリンクサービス。
スプライトはないけどコーラやジュース、お酒もサッポロやハイネケン、コロナ、テキーラなどある。
余談だけど、メキシコ国内線もお酒は無料。但し朝11時出発までのフライトには掲載されていない。

その後機内食のサービス。
アエロメヒコの分かりやすい点としては、機内食の写真(日本語付き)を見せてくれる。
この2種類から選ぶんだけど、言葉が分からなくても食べたいものを選ばれるのは良いことだと思う。客室乗務員から言われても、想像できないこともあるからね。

この時はパスタか豚しゃぶご飯。
外資系でエコノミーを使う時、和食はハズレになる場合が多い。反対にパスタはハズレが少ないので、ここはパスタで。
機内食でもドリンクが配られる。地味にこういうのは嬉しい。

サラダとパン、パスタ、デザート。
他の会社より1品少ないかな。パンにバターはなく、塩胡椒もなくて見た目はかなり質素に思える。別にいいんだけど。
なので足りないと思う人もいるはず、前もって食べておくか、途中で間食するかかな。

不味いていう評判があったけど、成田発に関しては個人的には美味しいと思った。
ちなみにビジネスは和食をかなり力入れているので、ビジネス乗る人は和食をチャレンジしてみて。事前にリクエストしておくと良い。

その後は就寝。3列使えたのは気持ち的にかなり楽で助かった。
寝てもまだ折り返しに到達してないぐらい?太平洋上空で何もない。

機内の後方に行くとカップヌードルとサンドウィッチが用意されている。ドリンクも。
客室乗務員の方にカップラーメンを渡すとお湯を入れてくれる、飲み物も頼めば然り。

カップヌードルはしょうゆとシーフード味。
普段食べないけど、乾燥した機内で食べるカップヌードルは美味しいな。コーラと合わせてジャンキー。

到着2時間を切ったところで朝食。
オムレツか和食(魚とご飯)。ここもオムレツをチョイス。

これとオレンジジュースは合う。
パンとメインとフルーツなのでかなりライトだけど、カップヌードルを間食していたのでちょうど良いぐらい。

機体は徐々に着陸態勢を取り始め、12時40分に着陸。そしてゲートに12時47分に到着。

メキシコ入国

メキシコは到着、トランジットと関わらず全ての人が入国審査を受けないといけない。
なので機内で配られる出入国カードは必ず記入が必要。

出入国カードも、
1 機内で配られる原紙に記入
2 入国審査前の機械に触る
3 オンラインでダウンロード
(URL: https://www.inm.gob.mx/fmme/publico/ja/solicitud.html
という方法がある。

個人的には簡単なのは3番。
ネットでタイプして、印刷して、サインするだけでOK。印刷環境は必要になるけど、時間がある時に書けるので。
書き方の見本はJALのHPが分かりやすい( https://www.jal.co.jp/tabi/info/ed/ame/mx.html

到着したら、
1,3はそのままスタッフのいるカウンターへ、
2は専用の機械でタッチして、その後有人カウンターでスタンプを貰う。

2は混んでいれば便利だけど、それ以外は1,3より時間がかかるからどうかなっていう感じ。

なので、
3のオンラインで事前準備、
到着したタイミングで有人カウンターが空いていればそのまま、
混んでいれば2の機械に切り替えるていうのが良いかもしれない。

今回は入国審査がガラガラだったので、入国審査も並ばずに1分程で完了。質問なし。
6年前に来た時は、ほぼ雑談して5分ぐらいかかっていたけど、それはそれで構わない。

ここで注意したいところが、出入国カードは「入国」と「出国」で同じ紙になっており、「出国」が返される。

この紙は絶対に無くさないでほしい。
後に記述するが、メキシコは空路の出国審査がない。そのままゲートに向かって、そこで出国カードが回収される。

無くした場合はイミグレーションオフィスに行って、お金払えば解決するんだけど。
それはそれでいいとして、怖いのが「ゲートで回収される」ということ。

乗る時に回収なので、出発20-30分前の話だ。
そうなった時にもし無くしていたら、イミグレーションオフィスに行って戻ってくる時間はない。

パスポートと同じ管理をすると同時に、保安検査終えた後、ラウンジ出る時、ゲート着く前に確認してほしい。
ただの紙なので紛失してしまいそうだけど、公的な書類ということは念頭に置いて。

入国を終えると手荷物受取所、ターンテーブルに。
到着した人はそのまま出ればいいけど、
乗継する人は以下に記載する。

到着→入国審査→荷物受け取り→税関審査→出口 or 乗継は再受託カウンターへ→2Fの出発フロアへ

▼アエロメヒコ同士の乗継(国際線⇄国際線、国内線→国際線)(※)
アエロメヒコ同士の国際線乗継と国内線→国際線の乗り継ぎでは、
2019年現在、預け荷物はそのまま最終目的地にスルーとなっている。
なので荷物をピックアップする必要はなく、
機内預け荷物だけ持って、一度外に出て、
エスカレーターで出発ターミナルへ。
そして保安検査を経て、ゲートに向かう。

※以下4ヶ国はスルーにならないので再度預けなおしが必要。
ペルー、パナマ、コロンビア、チリ

▼アエロメヒコ同士の乗継(国際線→国内線、上記4ヶ国への乗継)
荷物の預けなおしが必要。
荷物をピックアップし、税関審査を超え、扉を出る手前の右手に荷物を預け直すカウンターがある。そこで預け直す。
あとは、同様に上に上がるだけ。
▼他の航空会社同士、アエロメヒコ⇔他の航空の場合
荷物をピックアップし、そのまま出口へ。
上に上がって、各航空会社のチェックインにて荷物を預ける。

状況で変わってるかもしれないけど、これを頭に入れておくと次の行動もスムーズだ。
成田線到着に合わせて「アミーゴスタッフ」と呼ばれる日本語が話せるスタッフがいるので迷ったら頼ってみよう。

メキシコシティからキトまでは別に記載したい。

まとめ

成田からアエロメヒコを利用した。
AM Plusは広くて快適だった、機内エンターテインメントはもう少しバリエーションがあると良いけど、あくまでも個人的な話である。
とはいえ、日本語環境がメキシコシティに着いてからもあるし、入国や乗継もアメリカに比べて簡単なので、初心者には良いかもしれない。

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