【NY】 魅力溢れるニューヨークの地下鉄を紹介する。

魅力的なニューヨーク地下鉄をご紹介します。

2013年10月 1USD=約100円(当時)

◆はじめに

僕が世界一周で1週間ほど滞在したニューヨーク。大好きな都市となったけど、その要因となった一つに地下鉄の存在がある。

何故か昔から地下鉄には魅力を感じていた僕、地下鉄に乗るとその都市の空気や市民の生活が分かるし、どこか絵になるのだ。

ニューヨーク地下鉄は100年以上の歴史がある。ニューヨーク市殆どを網羅する路線は世界でも有数である。

マンハッタンを縦に走る上、JFKなどの空港からも乗り継げば地下鉄にたどりつくので、地元の人限らず旅行者にも必須の交通手段だ。

一週間滞在して魅力にはまったニューヨーク地下鉄。写真を交えながら紹介していく。

◆地下鉄の乗り方

乗り方はどの都市も同じだ。NYCは単純明快、メトロカードが乗車券となる。

それを券売機で購入。料金は一律2.5USD、どこまで乗っても同じ価格だ。

メトロカードを手に入れさえすれば、そこにチャージをして使っていける。

NYの滞在が長い人、短期間でメトロや路線バスにたくさん乗る人は「アンリミテッド・カード」を購入したほうがよい。

これは見た目はメトロカードなのだが、メトロカードに7日 or 30日の乗り放題が加わる。

7日券は30USD、30日券は112USD。12回以上乗る人はお得である。マンハッタンは意外と広いので地下鉄や路線バスを有効活用するべきだ。そのため短期間で見どころをすべて回る人も7日券を買っておくと、悩まずに地下鉄を使える。

通勤や通学で使う人もアンリミテッドをしている人が多い、券売機は場所によるけど観光客が多いところだと慣れない人が多いので、かなり並ばされることになる。窓口もそうだ。係員の対応が悪いこともあるけど、結構並ぶ。

アンリミテッドカードは最初に手数料1USD+期間代を払えさえすれば、窓口に並ぶことなく改札を通過できるので、実用性が高い。

利用は使い始めてから7日間。翌週の深夜3時まで使える。NY地下鉄は24時間運行なので深夜でも問題ない。

◆ニューヨーク地下鉄

ニューヨーク地下鉄は路線名というのはなく、数字やアルファベットで区別される。数字とアルファベットが違っても同じ線路を走る路線もあり、途中で分岐することもある。

なので路線図でどの番号がどこを走るのか、という確認が必要と同時に、番号によっては急行があるので気をつけないと降りたい駅を通過してしまう可能性もある。

この写真ならNは普通だがQは平日と夜間は急行運転となる。

東京メトロではこういうことはないけど、営業時間帯に駅を工事したり、突発的な出来事で駅を通過したりする。親切なのはMTAのサイト(http://www.mta.info/

これで期間を確認できるので、事前に準備ができる。ごく稀に、電車が遅延した時に急行運転で数駅飛ばしたりすることはあるけど、こういうのも知っておくと余裕が出てくる。

人種のるつぼであるNYCらしいのが、張り紙の案内も英語だけではなく中国語やスペイン語とあることだ。路線によっては、英語を母語とする人よりスペイン語や中国語を母語とする線もあるので、多種多様な人々が利用していることが分かる。

NY地下鉄の車内。映画で見たような景色だ。プラスチック製の座席に銀の手すり。車両によってはお見合い席もある。

分かりやすいのが駅名表示が上に出ていること。ボーッとしていてもその案内を見ればすぐに駅が分かるし、急行(Express)の時は出ているので判別もできる。

地下鉄が走る地域で乗客の姿も変わるのがNYCの特徴。それを見ているのがかなり楽しい。

ハーレム地域を通る地下鉄は乗客が全員黒人ということがあるし、フラッシング地域へ向かう7号線は乗客の殆どがアジア系ということもある。

マンハッタンに入ると地図やファッションが違う観光客も乗ってきたりするし、JFK方面へ向かう路線にはスーツケースを持った人も。

朝晩ラッシュだと通勤するサラリーマンとか、大学近くを通ると学生がいたり。多種多様な人々が地下鉄を利用している。東京と同じ。

車内での人の様子も観察していると面白い。音楽を聞く人、スマホをいじる人、ゲームをする人、ボーッとする人、新聞を眺める人、本を読む人。日本とあまり変わった様子はない。一人で利用する人も多いため、各々の時間を過ごしている。

NY地下鉄はマンハッタンから他の地域へ向かうときは30分ぐらいかかることがあるので、何かしら暇つぶし道具がないと時間を無駄になってしまうことも。

多種多様な人が使い、各々好きなことをして過ごす。僕もいつも使っていたけどジロジロみられることなんてなかったし、ニューヨーク地下鉄を使う一人として溶け込むことができた。だから僕は色んな人が集まる都会が好きだし、自分が好きなようにいける。

現在は治安も改善されている、使用していて危ない体験はしたことがない。深夜は警官が乗ることもあるようだ。あまり深夜に使うことはないと思うけど、使う場合は自己責任であってほしい。

昔からアメリカ映画やCSIを見ていてNYが舞台になることが多い。

その時にニューヨーク地下鉄のイメージは「銀」であった。車体が全体銀。その通り銀色であった。

想像通りのニューヨーク地下鉄。この全体「銀」というのがMTAを好きになる要因になったのかもしれない。味がある。

ボロそうな駅にうるさい音を立てて通過するシルバーの車体。それが何だか面白かったのだ。理由はよく分からないけど気に入っていた。少し古いのが好きなのかもしれない。

ちなみに世界のKawasaki製。

ニューヨーク地下鉄を語る上で駅の構造も忘れてはいけない。少し治安が悪そうに見える薄暗さと程よい汚さ、何度も言うけど味があるのだ。

その雰囲気がとても好き。

普通(Local)と急行(Express)が走る路線や違う方面へ分岐する駅ではホームが2面ということもある。

マンハッタンから離れたり、マンハッタンの外になると地下鉄は外に出て走る。クイーンズでは外の駅になるのでこれまた映画の世界。高架を走るNY地下鉄だ。

キィィーーンと鳴り響く電車の音は、自分が思い描くニューヨークの姿。それを生で聞いた時には思わず「これか!」と感動してしまったもの。

高いところに駅が造られているのもNY地下鉄の特徴だろう。

ボロそうな壁、ペンキを何度も塗られている柱、銀色の地下鉄。昔から恐らく変わっていないのだろうなと感じさせる雰囲気だ。駅でぼーっとしていられるほど魅力があふれる駅ばかりだ。

タイルで駅名が貼られているところも。コロンビア大学がある最寄駅。

新しい感じがないのがまたいい、若干黄ばんでいるのもgoodなポイント。

駅によってはタイルの色の変化が。ふとした時に見てみると面白いだろう。

タイムズスクエアの駅(Times Square-42 Street)は駅の入り口が派手。これぞニューヨークのタイムズスクエアというような外観。一見の価値あり。下に降りると何かしらのショーをしているので、それを見るのも楽しい。何度か使っていたけど、胡散臭そうな聖歌隊が歌を披露していた。

ニューヨーク地下鉄は殆どがNot島式のホームである。1番線と2番線で使うホームが違うのだ。そのため入口や改札を間違えると痛い目にある。ご親切にホーム間の連絡階段なんて置いていないので、駅に入る時は案内を確認しよう。

覚え方は簡単。アップタウン(Uptown)かダウンタウン(Downtown)しかない。終点の行き先が書いてあることもあるけど、向かう先の駅が北か南にあるかで駅の入り口も変わってくる。

何も書いていないときは改札前や改札後で分かれていたりするので、書いてなければ普通に入ろう。

この場合は階段下で分かれている。アップタウン、ダウンタウンは地下鉄以外にも使う言い方。バスとかもそうだ。マンハッタンを走る地下鉄は縦しかないので区別がしやすいのである。

間違えても「間違えましたー、ごめんなさい」とは通用しない。お金をもう一度払う必要がある。7日券ならばすぐに改札出て、反対側のホームへ移動することができる。

観光客が多い駅や一部の駅にはエスカレーターやエレベーターが駅に設置してある。しかし地下鉄のバリアフリーはかなり遅れている。殆どが階段だ。

大きいスーツケースだと階段なので重いし、階段やホームも狭かったりするので邪魔である。改札を抜けるのも一苦労だし。

現地に行くまで最寄駅が階段かどうか分からないけども、ニューヨーク地下鉄を使って移動するならバックパックや小さいスーツケースなどを使うべきである。

◆おわりに

ここまでニューヨーク地下鉄の自分が思う魅力と簡単な紹介を書いてきた。

まとめると、

1.乗る時は「メトロカード」(Metro Card)が必要

2.12回以上乗る時、1週間滞在するなら「アンリミテッドカード」が便利

3.駅のバリアフリーは遅れているので殆どが階段、なのでスーツケースは不向き

4.駅の入り口に入る時は「アップタウン」と「ダウンタウン」を要チェック

5.24時間運行で治安も改善されている。深夜乗るときは自己責任

6.普通と急行がある上、番号で行き先も変わるので路線図要確認

7.駅の工事とかあるので張り紙やMTAサイトを要チェック

以上だ。後は自分でオリジナルな視点を見つけてほしいと思う。ニューヨーク地下鉄はどんな時も動かしてくれるので使用度はかなり高い。NYC滞在中一度は使う公共交通機関だ。

次回NY行くけども、地下鉄も行く理由となるひとつぐらいハマってしまった。それだけ面白かったNY地下鉄、実に楽しみである。

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