2022年3月
春の沖縄旅行。南北大東島に訪れた。
大東島で見てみたかった&体験してみたかったのが「クレーン」だ。
何かと言うと、大東島は波が強くて船が接岸できない。
そのためクレーンで物資や人を船から出し入れしているのだ。
漁港はあるけどここには大型船は入れないので、今でもクレーンが見られるというのだ。
那覇からの定期船が寄港した時に南北大東島で見ることができる。
(URL: http://www.daitoline.com/ )
週1,2便の運行、しかも波が強い時は運休するので運にもよる。
スケジュールとしては、
南大東島先行:那覇→南大東→北大東→南大東→北大東→那覇
北大東島先行:那覇→北大東→南大東→北大東→南大東→那覇
となる。これを4日間かけて移動するのだ。詳細は大東海運のHPを見ていただきたい。
滞在した時は南大東島先行で、
ちょうど僕が居る時は那覇から南大東島に到着するタイミングだった。
大東島はいくつか港があって、当日にならないとどこに寄港するのかが分からないとのこと。
南大東に到着する際も当日朝に決まるというのだ。
宿泊していたよしざとではFAXで連絡が来るとのこと。
朝6時半頃にFAXがあるところを見たら「07:15頃 西港」と見えたので、
直ぐに自転車で西港へと向かった(約10分)。
HPでは8時着とあったけど、運行具合では早まるかもしれないので、その辺は臨機応変に動けるようにしておきたい。
西港に着くと既にクレーン車などが準備されていた。
遠くには船の姿も見えている。
ここで小型船が出港。
なので先に乗務員の方が乗って、その後クレーンで引き上げて海に下ろしていく。
船を停泊させるための準備をするためだ。
徐々に那覇からの「だいとう」がやってきた。
7時15分頃の到着。
横付けするため、船からロープが陸地に投げ込まれる。
それをスタッフの方が縛り付けて船を固定させている。結構な力がいるので大人3,4人がかりで行っていた。一苦労である。
無事止めたところで小型船を陸へ上げる。
そしていよいよゴンドラの出番だ。
せっかくなので乗ってみたい、スタッフの方に往復してみたい旨を告げると許可をいただけた。
ゴンドラは大人5,6人入れるぐらいの大きさ。
クレーンで上げて船の方へ。
何かアトラクションに乗っている気分である。
1分ぐらいで到着。船の2階辺りで人が乗り降りする。
那覇から降りる人は6,7人ぐらい。一般のお客さんは10人ちょっと乗ってた感じだ。
再度クレーンで上げて陸地へ。
皆んな写真撮ってるので、この行事がどれだけ珍しいものか、待ち侘びたものかがわかる。
一仕事は終えたので後はモノを運ぶシーンを見ておきたい。
最初に引き上げるのはヘリコプター。
飛ばしてくるのではなく船で運ぶのか…
ヘリコプターをクレーンで上げて陸地へ。
初めて見る景色だし、今後も内地で見ることはなさそう。
陸地で組み立てしていた。色々分解していたようだ。
フォークリフトで運んでいく。
そして新車の軽トラ。車もクレーンで運ぶ。
慣れた手つきでセットして陸地へ引き揚げ。
その後は所定の場所まで運転して、買い手に渡すという流れ。
コンテナは1つずつ運んでいく。
これには島への物資が入っているのでとても貴重なもの。
崖の上までフォークリフトで運んで、島民の方が自分が仕入れたものを1つずつ出していった。
結構長いこと止まっているし、見慣れてくるので最初は興味を持って見ていた人も次第と離れていった。僕もこれ以上広がらないなと思ったので、その場を後にした。
貴重な体験や光景を見れてとても有意義な時間だったな。
地図:西港