【バルセロナ】モンセラットで雲海を望む。絶景ハイキングとちょこっと修道院。

2019年1月 1ユーロ=約125円

バルセロナは4回目となるけれど、モンセラット(Montserrat)には一度も行ったことがなかった。
学生の頃は単に往復代が高いと思って敬遠していたんだけれども、社会人になって「そろそろ行っておくか」と思い、今回行くことにした。

冬は良ければ雲海が観れるとのこと。それに期待しつつ、始発で行くことにした。

モンセラットまでのアクセス

行き方については以下の記事にまとめたので、参照してもらいたい。

【バルセロナ】モンセラットまでのアクセス方法。カタルーニャ鉄道と登山鉄道で向かう。

2019年6月15日

修道院と黒いマリア様

駅を出ると目の前に岩。早速圧倒される。
右に進むと観光バスの駐車場や展望台がある。
雲海は10分、20分で無くなる雰囲気はなかったので、先ずは修道院に向かう。

目の前の階段を上がり、右に進んでいくと修道院入口。まず迷うことはない。
9時でも団体バスはやってきているので、とにかく並ぶ前に見ておきたい。
入場は無料。このモンセラットはサンディアゴ・デ・コンポステーラと並ぶ二大聖地。

教会正面にはキリストと12使徒が。

目的の黒いマリア像は一番奥にある。基本的には一方通行となるので迷うことはない。
あっさりと到着し、ほぼ待たずに見ることができた。
ピークだとかなり長蛇の列になるということなので、朝早いことはメリットも大きい。

マリア様が右手に持たれている丸いボール。これは世界を象徴している。
写真だと分かりにくいけど、マリア様はガラスケースに入っているんだけど、この右手だけ外に出ている。
このボールに触りながら願いごとをすれば叶うとのこと。なのでボールだけが色が落ちている。
僕も願い事をさせていただいた。

申し訳ないが、勉強不足なので、あまり修道院について詳細に語ることができない。
他のサイトがよくまとまっているし詳しいなので、参照にしていただくのが良いだろう。
ここでは写真で「雰囲気」をお伝えできればと考える。

黒いマリア様が見所な修道院、しかし装飾はとても美しい。
こんな山奥に大規模は修道院があるとは。しかも便利な登山鉄道がない時代によく建てたなと感じる。
美しいタイル装飾。

ステンドガラスも素敵。ちょうど朝日が当たっていた。穏やかな気持ちになれる。

通常はミサが行われているけど、時間外なのでガランとしている。
昼になると少年合唱団による聖歌イベントがある。
個人的には全く興味がなかったので、参加はしなかった。興味ある人は是非。
朝に来てマリア様拝んで、ハイキングして、昼ごはん食べて、聖歌見て帰るのがいいかも。

最後はお供えのロウソク。夜だと幻想的かも。

修道院を出て真っすぐ降りていくと右手にトイレがある。
多分店以外だとトイレはここだけかな。冬は寒いので便座注意。無料。

修道院近くの撮影スポット

駅を降りたところの景色。奥に進むとハイキングコースへ。
反対側は撮影スポットやレストラン、お土産屋さんがあるエリアとなる。

道は1本しかないので分かりやすい。修道院を左手に見ながら進んでいく。
土日の昼になるとハチミツやチーズなどのファーマーズマーケットが開かれる。

この道を奥まで行ったところ。右側が観光バスなどの駐車場となる。左手はビュッフェを楽しめる展望台レストランなど。
撮影スポットは左側。建物の裏手となる。行けば分かる。


バックには岩。山が。モンセラットは「ノコギリ山」という意味。
ガウディが参考にしたとのことだけど、確かに分かる気がする。
奥には修道院も見える。

この石を乗せただけのようなモニュメントはインスタでよく出てきた。
ただ登って撮影する人が後を絶えず、危ないということで立ち入り禁止となった。朝なので逆光。

肝心の雲海だけど、ばっちし。初めて見たけどこんなに素敵なんだな。山間を流れる雲はどこか神秘的。

モンセラットでハイキング

ハイキングと言っても僕は2時間弱の軽い散策だけ。スニーカーに普通の恰好なのでガッツリではない。

【コース】修道院→サンミゲル展望台→サンジョアン→サンミゲル展望台→修道院
10:00 スタート(修道院 / モンセラット駅)
10:12 サンミゲル展望台 着
10:18 スタート(サンミゲル展望台)
10:48 サンジョアン ケーブルカー駅通過
10:58 サンジョアン祈祷庵 着
11:00 スタート(サンジョアン祈祷庵)
11:33 サンミゲル展望台通過
11:45 ゴール(修道院 / モンセラット駅)

僕はサンジョアン祈祷庵を往復しただけ。その奥にも行こうかと思ったんだけど、気分が乗らなかったので折り返した。
いくつかモンセラットにはハイキングコースがあるんだけど、このサンミゲル展望台経由サンジョアン方面に進むのが王道ルート。景観が良いし、道も舗装されているのでかなり歩きやすい。モンセラット駅からずっと上り道なんだけど。

体力に自信がない人、時間がない人はサンミゲル展望台を往復するだけでもOK。これなら片道20分ぐらいで行けるので楽。
体力に自信はない、けど歩きたいという人は、サンジョアンまでケーブルカーで上がって(有料:EUR 8.1/片道)、そこからサンミゲル展望台を経由して修道院まで下ってくるのが良い。それなら95%下り坂。
僕が行った時はたまたまケーブルカーが点検ウィークで動いていなかった。なので全て歩いた。

時間はあくまでも目安として考えてほしい。

10時スタート。登山鉄道降り場を左手に進み、ロータリーからサンジョアン行きのケーブルカー乗り場の脇を通過していく。
朝だと人がいないから悩むと思うけど、昼間ならサンミゲル展望台へ向かう人・帰ってくる人が沢山いるから分かりやすい。

修道院を左手に見ながら坂を上っていく。

朝。とてもすがすがしい。

門があるんだけど基本閉まっている。左に道があるので、閉まっていても大丈夫。

誰もいない登山道。間違っていないんだけど、初めて来る場所だとどこか不安になるよね。

サンミゲル展望台は途中曲がらないといけない。
でもちゃんと標識があるから迷うことはない。「Creu de Sant Miquel」と記載がある。
修道院のところで700mぐらいなので、100m上がったことに。

分かれ道のところに教会のような何なのかという家がある。
どういう家かも忘れたんだけど、ここまで行くと行き過ぎ。分かれ道を気持ち過ぎている。

分かれた道を下っていくと、サンミゲル展望台に到着。

ここまで12分。だけどこれは朝の元気なテンションだったので、20分は見ておくといいかも。
10時過ぎだけど誰もいなく、独占状態。

そしてここからのモンセラット。これが絶景!絵葉書のような景色。
こう見ると意外に上ったんじゃないかと感じる。

また今度は下を見てみると、雲海!
これは凄いって・・・。アングルからなんだろうけど、飛行機やドローンから撮影しているように見える。

他のアングル。山に沿うように雲が流れている。後で雲がない景色も紹介するけど、神秘的な景色を見れた。朝早い内しか見れないですよ。

雲海を堪能したところで、上へ進んでいこう。

天気も良く、緑も多く、心地よいハイキングだ。
この時点では結構肌寒いけど、太陽が身体を温めてくれるので、だんだん暑くなってきた。

進行方向左手に景色が見える。

まだ時間が早いので、雲海も消えないまま。

奇岩が並ぶ姿は中々見れるような景色ではない。

サンミゲル展望台から30分程。サンジョアンのケーブルカー乗り場に到着した。
まあまあ疲れた。

岩は急斜面。90度近いところもある。ロッククライミングをする人も。

ハイキングしていると多くの人とすれ違ったりするけど、だいたい地元のスペイン人。
観光客は全然いなかった。下から上ってくる人もいて、素直に凄いと思う。高尾山とは訳が違う。

ケーブルカー乗り場から10分程で祈祷庵に到着。
祈祷庵なので何かあるわけではないんだけど、一応自分のゴール。
奥にはサン・ジェロニ祈祷庵があるけど、体力・時間的にギブアップ。
サンジョアンは約980mとのこと。修道院から約250m程上がったのか。

サンジョアンを11時にスタートしたので、ここまで片道1時間。上りなのでこんなもんだろう。

後は下っていくのみ。下る人は少ないけど、上に来る人はたくさん。週末ということもあるからね。

だんだん雲海も薄くなってきている。11時が限度かな。
雲海だけなら始発の1本遅い電車でも見れるので、雲海目的なら焦らなくてもいいかな。

帰りにサンミゲル展望台に立ち寄った。
行きは展望台は僕しかいなくて独占していたんだけど、帰りは人が沢山。半分は韓国人。スペイン大人気。

ちなみに雲がないとこんな感じ。下界までハッキリと見える。これもこれで素敵。

ここから修道院までの道は人が多かった。修道院には11時45分着。
スタートして1時間45分のハイキング。2時間見ておけばいいかな。片道だけなら1時間もあれば余裕。

地図:修道院及びモンセラット駅

地図:撮影スポット

地図:サンミゲル展望台

地図:サンジョアン祈祷庵

まとめ

モンセラット半日旅行を記載した。日帰りOK、雲海も見える、景色も抜群。良いスポットだと思った。
もしバルセロナで1日時間があれば訪れてみてほしい。冬に滞在している人は雲海を堪能してみて。

海外旅行先でも自由にSNSを使いた人必見!

旅行先でwifiを探して困った経験はありませんか?海外wifiなら1日数百円で自由にネットが使えます!今ならオトクなキャンペーンも実施中!