ゴンダールで詐欺と食中毒の被害に遭った話です。
2013年5月 1ブル=約5円
◎ゴンダール散策
早速ゴンダールの町を歩いてみることに。
ゴンダールは標高約2,300mに位置するので、朝晩は涼しい。昼間は少し暑い。けど過ごしやすい場所。
北部エチオピアの観光地でもあるので、旅行者を見かけることもある。
何かのブログで見たアボカド&マンゴージュース。ライムを入れるんだけど、凄く濃厚でおいしい。
「飲む」というより、スプーンですくって食べてた。
ゴンダールの観光名所・ゴンダール城へ向かった。入場料は忘れた。
中世ヨーロッパみたいな城。昔、ゴンダールに王朝があった時に建てられた城だ。
北部エチオピアはヨーロッパに近い建築物が多くあるので、建築に興味がある人にはお勧め。
蚊も標高が高いので少ない。マラリアの危険性もあまりなし。
子どもたちが課外授業で来ていた。カメラを見て近づいてくる。
無邪気な子どもたち。「チーノ!」と言われたけど、あまり怒りを感じない。先生に「日本人です」と言っておいたので、後で言ってくれるだろう。
いい年した大人に「チーノ」と言われると、腹立つけど。
散策して楽しい城。人も少ないので、ゆっくり見て周れる。
期待はしていなかったけど、その分良い意味で裏切ってくれた。意外と良い。
探検気分を味わえるスポット。
入場料もそんな高くはないので、是非行ってみてほしい。
◎食中毒
ゴンダール城の帰り、地球の歩き方記載の店へ立ち寄った。
そこでは「生肉」が食えるということで、興味を持ったのだ。
エチオピアでは生肉を食う文化があるらしい。ユッケを日本で食べられない今、是非とも食べておきたかった。
目の前でさばいてくれる。ノリノリのお兄ちゃん。
出てきた料理。その名はキットフォー。付け合わせにパンとインジュラのどちらか選択できる。
このキットフォー、少しピリ辛で美味しい。パンとよく合う。酒のつまみにも良いかもしれない。
これで、50B(約250円)。少し高い。
とても満足はしたのだが、異変があったのは翌朝。
移動日だった。まずは体が少し重くなり、怠くなり始めていた。
ミニバスに乗り、少ししていると、急激に吐き気が出てきて、外で出した。
それが2回続いて、かなりアカン状態。水飲んでも、気分はよくならない。
食べたものは出したから、吐き気はないけど、倦怠感が続く。
宿で横になり休息。下はピーピー。上も下も最悪。
確実に「生肉」のせいだ。おそらくレストランで裁いた肉は、当日の朝に仕入れたものではなく、何日か置いてあり、菌が繁殖していたのだろう。
ポカリを作り、絶食を続けたら、体調は戻ってきたけど、今回の旅行で一番辛かったかもしれない。
◎詐欺
初めて詐欺にあった。
場所はゴンダール。アディスアベバまでのチケットを買おうとしていたのだが、どこのバス会社も満席だった。
「どうしよう?」と思ってる時に、一人のおじさんが声をかけてきて、「アディスアベバまで行くのか?」と聞いてきた。
早く行きたかったので、そのおっさんから300B(約1,500円)ぐらいでミニバスチケットを購入したのだ。
翌朝、出発の時。まだ薄暗い中、昨日食べた肉の影響が出てきた。
体調は悪いけども、ミニバスに乗り込んだので、後はアディスアベバに着くのみ。
3時間後、滝のある街・バハルダールへと着いた。
ここで客を入れ替えるのかな、と思ってたら運転手が「ここが終点だ」と。
え?
アディスアベバ行きではないのか?-いや違う。
どうしたらいいか分からなかった。体調が最悪なので、どうすることもできない。
本来なら100B(約1,500円)あれば行ける場所。
200B(約1,000円)だまし取られた。これが元気の時なら、まだいいけど、メンタルやられてる時に追い打ちを受けてしまった。
なお、この後世話してくれた男性にも、最後100B(約500円)のチップを要求された。
「エチオピア人、ウザイ。アフリカ辛い。クソな国」
と思っていた当時。
自分の中で「だまされるわけがない」と自信があっただけに、残念だった。そして考えを改めた時でもある。
それ以後、声をかけてくる奴を全員詐欺師だと思うようにしていた。思い出すだけで、腹が立ってくる。
大変でしたな。その後、後遺症も何もなく体調は戻られたんでしょうか。油と塩分を取りすぎるとダメになることってあるみたいですよ。食中毒のような症状を起こすらしいです。
つかエチオピヤ正教の教会に一度いってみたいですわ。
>timelostさん
あの時はメンタル面がやられました。そのあとは食欲はなかったですけど、体調自体に問題はなかったです!
ボリビアでも油を取り過ぎていて、食欲不振の時もありました。
エチオピア正教の教会は、中々見ることができないので、お勧めです!