旅を通じて身に付いた3つの習慣についての話です。
◎はじめに
世界一周から帰ってきて、早1ヵ月半。すっかり日本の生活にも馴染んだし「ホントに海外行っていたのか?」と疑ってしまうほど、時間が過ぎていく。
改めて振り返ってみると、旅行中に意識して行動していたことが、今の日本の生活に活かされていることを見つけた。
世界一周ではなく、前からの海外旅行の習慣もあるのだが、3つの習慣について書くことにする。
① 挨拶
海外に出て「気付かされた」大事なこと。
中学、高校時代を思い返すと自分はまだまだ「挨拶」が足りなかったと感じる。
「おはよう」「こんにちは」に限らず「いただきます」や「ありがとう」など。基本的な礼儀という行為が出来ていなかった。
海外に出て初めて勉強したことはしっかり挨拶をすること。
個人経営の店なり、チケットカウンターなり。1対1で人と話す時は「こんにちは」と「ありがとう」を心がけていった。
いくら現地語が話せなくても、その2つは最低限覚えることはできる。それを使うことで交流の入口にもなるし、日本人代表として印象を悪くしてはいけない。
挨拶はいきなりやって体に染み付くことではないから、毎日繰り返すことで習慣とした。当たり前のことだけど。
世界一周ではなく、初めて海外に出た時から大事だと感じていたこと。
日本でも場面に応じて使い分けるが、黙って入って黙って出ていくことはしたくない。
一つ「なんでかな?」と思ったことがある。
僕が通う大学では、各門に警備員さんが立っていて「おはようございます」や「お疲れ様です」と学生に対して声をかけてくれる(中には言わない人もいるけど)。
こちらとしても気分良いし、向こうから言ってるわけだから返すのが礼儀だ。
とある日、大学に向かって歩いていた。
前にはリクルートスーツを着ていた就活生であろうという人、お互いに距離を保ちながら歩いていき、大学の門に着いた。
警備員さんは彼に向って「こんにちは!」と挨拶するが、彼は無視。
僕は「むむっ」と感じた。
これから社会に出るであろうという人が、何故挨拶している人を無視するのかと。
これが彼が希望としている会社だったら「こんにちは」と頭を下げていたに違いない。
人によって挨拶する、しないを判断しているのか?
彼にも色々と事情があるのかもしれないが、僕が残念だと思ってしまった時だ。
話が逸れてしまったが、生活する上で欠かせない「挨拶」。
当たり前のことだけど、つい忘れがちな行動でもある。
これから海外へ出たい人、現地ではしっかり挨拶をしてほしい。
↑アラビア語なら「サラームアレイコム」と言おう
② 早起き
旅に出るとどうしても「遅寝、遅起き」という習慣になってしまう。
宿で旅人と交流することもあるし、お酒飲むこともあるし。深夜12時や1時になってしまうことはあるし、そこから寝ると朝9時や10時に起きる。
そういう生活リズムになると中々変えられるわけではないし、体調も崩しがちになってしまう。
朝が苦手な人もいるだろう。僕も昔は苦手だった。大学はありがたいことに9時半からスタートするので構わないのだが、高校は朝8時40分からHRがスタートするのでそこに合わせないといけない。
12時過ぎても起きてる僕からしたら、睡眠時間が短くなりがちだ。
大学に入りなるべく心がけるようにしていた「早起き」という習慣。
徐々に苦ではなくなってきたけど、世界一周中は特に心がけていた。
早起きすることのメリットとして、
・共有スペースに人が少ないので落ち着いて作業が出来る
・人が少ないのでWifiが速い
・皆寝ているのでシャワーが空いている
が挙げられる。個人的な理由だけど。
朝早く起きて何かを害すものではないし、時間にゆとりを持てるので落ち着いて行動が出来る。
天気が悪いと残念だけど、太陽が出ていると日に当たることで、目覚めもスッキリだ。
少々ムカツクことは朝起きて、何か物音を立てると寝ている人にチッとかされることだ。
5時や6時ならいいけど、9時とかにチッとされると「お前早く起きろよ」と思うし「お前、昨日の夜大声で騒いでいたじゃねーか」と言いたくもなる。
暑い地域だと朝から動くことで、昼の暑い時間帯(13時~16時)の間は宿などで休むことができるし、時間や体力のロスをすることもない。
朝一で観光名所行くと、誰も居なくて自由にゆっくり散策することができる。
まさに「朝活」だ。こういう生活になると、夜に勉強するより朝に勉強するほうがはかどる。
人それぞれリズムはあるので、必ずしも早起きが三文の得になるわけではないけど、気持ち一時間早く起きてみてはどうだろうか。
↑朝の散歩。早起きするとこういう景色が見られるかも。
③ 勉強
これだけ見ると、今まで勉強をしてこなかったと感じる方もいるだろう。
確かに中学、高校のテストは勉強をしたのに成績が悪かった。今思うと効率が悪かったのだろう。
学問の勉強だけではなく「自己投資」への勉強が身についた。
バックパッキングの醍醐味「現地の文化に浸る」という行為をするため、現地の文化なり、何でこうなっているのだろう、であったり疑問に思うこと、気になることは調べて理解するようにした。
もちろん、語学も鍛えたしスペイン語のレベルも成長した。今はアラビア語を勉強している。
「海外」は色々なことを教えてくれる学校である。テストもないし、成績も出ないし、単位くれるわけではないけど、自分を成長させてくれる場所だ。
↑世界というフィールドが教えてくれる
◎おわりに
世界一周に限らず、多くの海外旅行を通じて勉強になることはたくさんあった。
物事の見方は変わったし、視点も国内に限らず、国外へと広がった。
この3つの習慣は生活の糧となるものだ。人それぞれ習慣は違うので、一例だと思ってほしい。
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