【旅コラム】 世界88ヶ国を訪れて判断する「治安の良い都市」(北中南米編)

世界の治安の良い北中南米の都市をご紹介します。

 

はじめに

 

2016年7月現在、世界88ヶ国に訪れさせてもらった。治安のいい場所もあれば、治安の悪いところもあり。それぞれ国や都市で見せてくれる性格が違うので、とても面白い。

 

当然、何事もなく旅を終えたいので、なるべく治安のよい場所を選ぶようにしている。好き好んで治安の悪い場所に行こうとはあまり考えない。

 

今回は、僕が世界88ヶ国、200都市以上に訪れて判断する「治安の良い都市」を紹介する。今後の海外旅行の参考にしていただきたい。

 

◆治安の基準

 

「治安」と言っても色んな条件があるはずだ。人それぞれ基準が違うので、今回は以下のポイントでまとめた。

 

基準

・スマホや財布をポケットに入れておいても盗まれないところ

・公共交通機関で寝ていても問題なさそうなところ

・夜でも歩ける場所

・両親や友達を安心して案内できる場所

 

以上の4点だ。旅行者目線で書いてあるので、現地に住むとなると話は違ってくるだろう。あくまでも「旅行」という目的の評価であることをご了承願いたい。

 

「世界の治安のいい国ランキング」とかでは、北欧やスイス、アイスランド、カナダ、オーストラリアなどがランクインされているけど、僕はこれらの国は物価の高さから敬遠して訪れていない。

なので、この手のランキングとは違うので、見比べながら参考にしてもらいたいと思う。

 

今回は「北中南米編」だ。

 

※アメリカ大陸で訪れた国※

北米:アメリカ、メキシコ

中米:グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ

カリブ:ドミニカ共和国、プエルトリコ

南米:コロンビア、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル

 

世界の治安が良い都市

 

ニューヨーク/アメリカ

 

世界のNo.1都市ニューヨーク。僕が大好きな街だ。「え、NYって治安いいの!?」と思う方もいるだろう。僕からしたらとても良いと言えるレベルだ。旅行するのと住むのではまた違うかとは思うけど、普通に生活しているレベルだと怖さを感じることはない。

 

もちろん深夜は歩かない、スリには注意する、という警戒するレベルは必要にはなるけども、あまり身構えて過ごす場所ではないのだ。

 

数十年前と比べると雲泥の差と言うぐらい治安が改善されているNY、アジア人がマジョリティな場所でもあるので、人種でどうこうされることは殆どない。一人旅にちょうどいい街ではないだろうか。

 

グアナファト/メキシコ

 

メキシコと言うと何を連想するだろうか。チョコやテキーラ、タコスという食の面。サッカーや野球、ラテン音楽という文化面。そして麻薬やコカインという負の面があるだろう。負のイメージが先行すると「治安が悪い」と連想されるのだが、メキシコ自体は治安が良い国とは言えない。当然悪いエリアもあるから。

 

だけど、麻薬抗争に旅行者が巻き込まれることは殆どない。中でもグアナファトの町は怯えて過ごすことはないだろう。メキシコシティからバスで5時間のところにあるカラフルな町、大学も沢山あるので街中では多くの若者がリュックを背負いながら歩いている。夜でも活気あるグアナファト、中心をぶらぶらするだけなら治安に問題はないところだ。

 

メキシコシティは北部では少し警戒も必要だけど、この町ではその必要はない。

 

パタゴニア地域/チリ、アルゼンチン

 

南米の南。日本の真裏にあるパタゴニア地域。チリとアルゼンチンの2つの国にまたがっており、氷河が有名なロス・グラシアレス国立公園やトレッキングを楽しめるフィッツ・ロイやパイネ国立公園などがある自然豊かなエリアだ。

 

ここのエリアは南米の中でも一番と言うぐらい治安が良いエリア。チリのプンタ・アレーナスやアルゼンチンのウシュアイアなどの町では怖くない。夜でも出歩けるレベル。

ブエノスアイレスとかで気を張っていた旅行者も、ココに来た途端に解放されるだろう。

 

イースター島/チリ

 

太平洋の孤島・イースター島。ここに悪さをする輩はいるのか、と感じるほどのんびりしている島だ。観光業で成り立っている場所なので、観光にダメージを与えるようなことはしない。家もドア開けっ放しだったりするし、防犯という意識が低いように思えてくる。

モアイと青く輝く太平洋、この穏やかな雰囲気に都会っ子の僕は虜になったぐらい。2週間近く滞在していたのだから好きな場所なのだ。

日本から簡単に行ける場所ではないけど、是非訪れてほしい島だ。

 

ボニート/ブラジル

 

ブラジルの田舎町・ボニート。観光業で成り立つ場所だ。ブラジルと聞くとリオやサンパウロのイメージが先行して治安が悪いのではないか、と思う人も多いだろう。しかし、このボニートでは心配する必要はない。ボニートはとても治安が良い町なのだ。のんびりしているということもあるだろう、緩い空気が広がっている。

 

町内を歩いていて不安を覚えることもないし、厳重な警備体制を敷いた家もない。というか開放的な家、窓あけっぱなしの車とか。

 

田舎が好きな人、川で魚と泳いでみたい人とかにはオススメできる。

 

グラナダ/ニカラグア(次点)

 

 

ニカラグアの古都・グラナダ。首都マナグアはクソ治安が悪いということで知られているけど、車で1時間離れるだけで治安の悪さは解消される。昼も夜も歩いたけど、人通りは多いし、危ないと思うことはなかった。

 

スリとかいそうな感じだったので、次点にさせてもらったけど、中米にしては珍しく落ち着ける場所ではないだろうか。ニカラグアに訪れない旅行者が多いけど、もし来たのならばグラナダを覗いてみてほしい。

 

サンフアン/プエルトリコ(次点)

 

アメリカ自治領のプエルトリコ、米国ながらスペイン語を公用語の面白い場所。プエルトリコは島国で周囲をカリブ海に囲まれている、最近の財政不安から出ていく人が多いけど、出稼ぎで入ってくる人は隣国のドミニカ共和国ぐらいから。なので、悪さをする輩はあまりいない。

 

雰囲気は悪いところはあるけど、歩いても「ヤバい」と思うことはなかったし、夜遅くでも年配の人や女性が外を歩いているし、24時間openの店も多いし。

確実に「超治安良い!」と言うことはできないけど、想像以上に安心できる街だ。

 

アレキパ/ペルー(次点)

 

ペルー自体はさほど治安が良いとは言えないけど、アレキパになると話は別だ。観光客が少ないということもあるだろうけど、都市の中ではのんびりしている方。

 

町を歩いていて怖いことはなかったし、「この町ヤバいな」と思うこともなかった。財布やスマホをポケットに入れるようなことはしたくないけど、でも貴重品を持っていても問題ないぐらい。また行きたい町だ。

 

サンティアゴ/チリ(次点)

 

 

チリは南米の中でも治安が安定している国だ。旅行者が巻き込まれたような犯罪事件はあまり聞かない。南米の都市の中でもサンティアゴというところは、想像以上に治安が良いと言える。夜でも出歩けるレベルだ。アジア人ということでジロジロ見られることもない。

 

バスターミナルと地下鉄が直結、空港まで向かうバスもバスターミナル直結。ということで、旅行者には優しい都市なのである。

 

次点にさせてもらったのは、近年サンティアゴメトロで不審物やテロ未遂騒ぎという事件があったから。なので、安全性ということを考えて次点にさせてもらった。

 

まとめ

 

独断で治安のよい都市をピックアップした。

以前、治安の悪い都市の記事も書いているので、そちらも見てほしい。

【旅】 個人的に感じる「世界で治安が悪い都市」ワースト10 – El Mundo

僕が「国」ではなく「都市」としてあるのは、治安の悪い記事を見てもらえばわかるけど、どちらの顔を持つ国があるからだ。なので国ではなく都市で書いている。

 

今回紹介した都市も情勢変化により、治安が悪くなることもある。なので訪れる前に最新の情報を確認してもらいたい。日本とは違うポイントもあるので、スリや置き引きなどの対策は必要だ。これらを実行した時に「治安いいな」と思えてくるだろう。

 

<アジア編>

【旅コラム】 世88ヶ国を訪れて判断する「治安の良い都市」(アジア編) – El Mundo

 

<中東・アフリカ編>

【旅コラム】 世界88ヶ国を訪れて判断する「治安の良い都市」(中東・アフリカ編) – El Mundo

 

<ヨーロッパ編>

【旅コラム】 世界88ヶ国を訪れて判断する「治安の良い都市」(ヨーロッパ編) – El Mundo

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1 個のコメント

  • どうも、私は南米に住んでるチリ人です。実はこのページについて許せない点がいくつかあります。まず、サンティアゴという街は色々と交通面でも直結してて便利なところはありますが、治安がいいと言われたらそうでもありません。今現在、 チリの治安は他国から来る者達によって犯罪が大きく膨れ上がりました。どうかニュースや新聞などでチリを探してこの事実を見てください。

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