ブルックリンにあるチャイナタウンへと訪れました。
◆はじめに
「人種のるつぼ」ニューヨーク。ここには沢山の民族が集まってくる。
中でも中国系の人たちの多さには圧倒される。
NYには3つの大きなチャイナタウンがあり、1つはマンハッタン。2つ目がクイーンズのフラッシング、そして3つ目がブルックリンのサンセットパークだ。
チャイナタウンと一括りにしているが、どこも雰囲気は異なる。マンハッタンが観光地化されているのに対し、フラッシングとサンセットパークはローカルな空気が流れている。
今回はガイドブックでは紹介されていない、チャイナタウン「サンセットパーク」を紹介する。
◆アクセス
サンセットパークはブルックリンの南に位置する。地下鉄の最寄り駅で言うとNラインの「8Av」。
ここを外に出て、8th Avを左側に進んでいくと、チャイナタウンに入る。マンハッタンからだと地下鉄で20~30分ぐらいだ。
地図:
◆旧正月に沸くサンセットパーク
訪れた時期がちょうど中国の旧正月であった。そのためNYのチャイナタウンではパレードや何やらで大盛り上がり。
町は活気づいていた。チャイナタウンには地元の人も沢山訪れており、一種の観光地であったけど、このサンセットパークは中国系オンリー。
ここはどこの中国の町だろう、と思うほど中国系。
20年ほどと歴史が浅いサンセットパーク。見た雰囲気では、中国本土や広東系が多いのではないかという印象。
話されている言語も多分中国語と広東語。フラッシングみたいに台湾系がいる雰囲気はなかった。
8Avとその周辺に広がるチャイナタウン。メインストリートは8Avだ。なので通りを行ったり来たりしていれば迷うことはない。
食堂やスーパー、パン屋、旅行代理店、理髪店、弁護士事務所など様々。見ていて飽きることはないし、アメリカにいる感覚を忘れさせてくれる。だって英語通じないから。
看板や張り紙が中国語の時点で商売相手が誰か、ということがハッキリしている。それはそれで構わない。
チャイナタウンが他のエリアと違うのは、インド系やラテン系、アラブ系は英語を話す人にも商売するのに対して、中国系は中国系の人に商売するので、濃厚度が全然違う。
母体数の多さもあるのだろう、だから英語ではなく中国語を簡単に学んでおけばよかったと感じた。
さて、旧正月のサンセットパーク。道路が封鎖され、歩行者天国になっている。
そこでは爆竹鳴らしたり、クラッカー飛ばしたり、もう色々。ゴミだらけ。後先考えないのか、と思うほど。それを呆れた顔で見つめるNY市警たち。
日本では中々見れない光景であったので、個人的には面白かった。なので、クラッカーなどを販売する屋台が沢山。
中国系も商売する。だが中米からの移民の人も商売に来ている。それは7Avがメキシコを中心とした中米コミュニティになっているからだ。
エルサルやホンジュラス、ニカラグアなどの人たちがいるので、金稼ぎになるため8Avへ出張している。勿論彼らの共通言語は英語になるので、そこではお互い拙い英語で会話していた。
「謹賀新年」ということで幸福を呼ぶ?獅子舞?が店の中に入っていく。これで獅子舞にガブっと頭をされると1年間幸せになるとかなんないとか。
たまに子どもが泣いたりしているけど、平気でスルーする大人たちが面白いです。
英語分からない人もいるので、中国語で書類とか代行してくれるのはありがたいですよね。
インターネットカフェ。いかにも速そうな名前。
中国人が好きそうな派手な下着を売る店。
旅館紹介。恐らくこの旅館は日本のようにかしこまったところではなく、寝るだけの施設だと思う。
後は健康ランド併設していたり、風俗があったり。
コイツよく見かける。香港の製品のキャラクター。
冬のサンセットパーク。かなり寒い。中国東北部はこんな感じなのかな、と思いながら散策していた。
銀行もしっかり。日本で言うところの三井住友信託銀行でしょうか。
結構スーパーも安いので使いやすい。
変なアメリカ資本のスーパーよりも品揃えいいし、野菜は安いし、インスタントも安価で買えるので重宝している。
特に8Av駅のほぼ目の前にある中国系スーパーは大きかった。
そして必ずベーカリーは存在する。
賑わうサンセットパーク。休日だから家族連れが沢山。
車道開放しているから広々と歩けるので、イライラしません。
ここの「強記」という食堂。5ドル未満でご飯食べれた。
中国語しか通じなくて全て指さしで注文した。
サンセットパークから各方面へ向かうバンも運行されている。
ここからフラッシングに行くバスやマンハッタンのチャイナタウンへ行くバスも。
怡東樓(又は唐人街):マンハッタン
八大道:サンセットパーク(8Avからか)
布碌侖:ブルックリン
法拉盛:フラッシング
という形だと思う。確か1回1.75USD~2USDぐらいと安い。興味ある人は乗ってみるといいだろう。
中国語のポスター。華人向けの番組。TV局もあるぐらいだから凄く大きなコミュニティだ。
◆おわりに
サンセットパークのチャイナタウンを紹介した。ガイドブックには載っていないし、第一ココを訪れる日本人は殆どいない。
だからこそ濃厚な雰囲気を味わえるし、「ニューヨークのチャイナタウン」というところも体感できるはずだ。
NY数回目でマンハッタンのチャイナタウンに飽きた人、エスニックタウンに興味がある人、中華料理を安価に食べたい人は訪れてみてはどうだろうか。
英語は通じないと思ってほしい、なので簡単な中国語か広東語を身に着けておくとスムーズなコミュニケーションを図れると思う。
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