【セネガル】ダカールの公共交通機関を紹介する。

ダカール市民の足をご紹介します。

2016年3月 1CFA=約0.2円

ダカールの公共交通機関

西アフリカの大都市ダカールには幾つかの公共交通機関がある。
各都市で公共交通機関を見るのが好きな僕は道を歩けばチェックしていた。

全て見れたわけではないとは思うけど、参考までにダカールの公共交通機関を紹介したい。

6つの移動手段

ダカールには大きく分けて6つの移動手段がある。それぞれの項にて説明していく。

1. タクシー

一番街を歩いていて目につくのがタクシーだ。黄色と黒の塗装はバルセロナやボゴタを思い出させてくれる。
基本的にはボロいプジョー、ルノーかトヨタなのだが7台に1台ぐらいは新しかったりシュコダのセダンだったりする。

料金は交渉制。市内なら1,000CFA(200円)ほどで移動ができる。
僕はお金が余ったので、宿(ワッカム地区)から空港までタクシーで向かった。1,500CFA(約300円)。

道路を歩いていると空車のタクシーはクラクションを鳴らしてくれる。無視すれば素通り。
フランス語かウォロフ語オンリーな人が多い。

2. 路線バス(TATA)

TATAのバスで運行している民営バス。色は同じだけど、見ている感じいくつか会社に分かれていそう。

稀にKinglongという中国バスもあって、こちらは写真のように箱形。

ダカールのどこでも走っていてそして安い。近距離なら100CFA(約20円)ほど。
乗車と降車は前後どちらでも可能。乗車したら後ろの席に車掌がいるので、行き先を告げてお金を支払う。たいていが200CFA以下なので、500CFA出せばお釣りがくる。
そしてチケットを貰う。検察がたまに来るので無くさないようにしよう。

後ろから乗るとすぐに払えるけど、前から乗って混んでいる時。その時は「バケツリレー方式」で支払う。
近くにいる人に行き先とお金を渡して、車掌まで持っていってもらう。そしてチケットとお釣りを同様にバケツリレーで回してもらう。
「おいおい大丈夫なのかよ」と思いがちだが、大丈夫なのだ。さすがムスリムの国、盗人は少ない。ちゃんとお釣りが返ってくる。僕も車掌の近くで立っていた時は、ちょっとした車掌の役をやっていたこともある。

バスは基本的に混んでいるので、スリには気を付けてほしい。ムスリムの国でスリ!?と思うだろうけど、キリスト教徒や他国からの移民もいるので、残念ながらそういうことも起こり得るのだ。ポケットに貴重品はしまわないように。

降りるとき、ブザーはない。前にいるときは運転手に、後ろにいるときは車掌に言う。車掌に言った場合はベルをチーンと鳴らしてくれる。
あ、ちなみに乗る時は手を真横にあげるので忘れないように。日本の感覚でバス停に立っているだけでは止まってくれない。

バス停はこんな感じ。一応目印がある。

3. 路線バス(DIKK)

ダカールの市バス。TATAとは違って箱形の大型バスで運行。色は青と肌色があるけど、どちらも同じ会社だ。

違いはバスのメーカー。

青は「Sunglong」と中国。車内には中国語の注意書がある。

肌色は「Ashok Leyland」とインド。こちらはヒンディー語の注意書。そのまま輸入しているようだ。

乗り方は1.TATAと同様。値段も同じだった気がする。
こちらは本数が少ない、TATAやKinglongの1/3-1/4ぐらいだろう。
だから空いていることが多い。もちろんラッシュや住宅地へ向かう路線は混んでいるのだが。

僕は時間があったので、TATAではなく空いているDIKKのバスに乗っていた。
ちなみにプラトー地区にはTATAのバスは入っていなく、走っているのはDIKKのみ。

4. カーラピッド

ダカールのコミュニティ内を走っている。トラックを改造したもので派手なペイントが特徴的。
実はダカール滞在中、カーラピッドに乗ることはなかった。

というのも宿の近くを走っているのが、TATAやDIKKのバスでそちらのほうが便利だったからだ。
なので詳しいお話をできない。
料金は50~200CFA(約10~40円)、距離によって値段が違う。車掌は一番後ろにいて、降りるときに支払う。

5. ミニバン

こちらもコミュニティ内を走るミニバン。民営。
カーラピッド同様、使うことはなかった。基本的には始発は満員になってから。途中数が少ない時は、ある程度埋まるまで待ったりする。

時間がかかるので使い勝手は悪いかなって。ダカールは路線バスが発達していて、どこに行くにも路線バスで行けてしまうのであまり利用価値はないかなと感じた。

6. 乗り合いタクシー(カランドー)

こちらはただのセダン。道路を見ているだけでは見分けが一般車とつかない。僕が見分けるポイントとしては、「ボロいセダン」かどうか。ハッチバックはあまりなく、基本的には5人乗りのプジョーやルノー。
手を挙げていたら何かしらは止まってくれる。

ルートは決まっていて、100CFAから。僕は一度だけYOFFから空港まで乗った。どこかの国みたいに助手席2人、後部座席4人という無謀なことはしないので、快適。必ず座れるし。

ルートが分かれば使い勝手はいいかなと思った。

まとめ

ダカールの公共交通機関を紹介した。
プラトーのホテルやワッカムの和心、おもてなしに滞在するなら普段使うのは路線バスかタクシーになるだろう。

特に路線バスは便利なので、早速使ってみてほしい。

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