天津の意式風情区と奥式風情街を歩いてみました。
2017年3月 1人民元=約15円
租界時代の建物が残る天津
天津は昔から租界が作られていたため、他の中国の都市とは異なり「洋風」な建物が多い。横浜や神戸の山手のような雰囲気とでも言えるだろう。
今回はその中でも有名なイタリアとオーストリアのエリアを紹介する。
イタリア!?な「意式風情区」
天津駅から西へ10分ほど歩くと、意式風情区へと到着する。ここはイタリアをモチーフにしたエリアということだ。
マルコポーロ広場から歩き始めよう。
恐らく昼と夜です雰囲気は異なるのだろうが、僕は日曜の昼間に訪れた。これがダメだったのかもしれない。
結論から言うと、「イタリア!?」と感じるほど薄かった。建物もイタリアぽくないし、そもそも中国人だらけなので、どうしても「中国」になってしまうのだ。この色は避けられない。
イタリアを目指すなら徹底的に目指してほしいと思った。金があるなら、ゴンドラやドゥオーモ、赤茶色屋根の古い家並べておくだけでそれっぽくなる。
「イタリア」と言っても、地方によって特色が違うから、本当に目指すなら「リトル・ベネチア」や「リトル・ミラノ」ぐらいの勢いがほしい。
レストランもイタリアンの店が多いけど、そそられず。出店も中国人向けのものばかり。何か惜しい。何でこういうのは徹底的に真似しないで、中途半端なんだろ。
観光客だらけでそれは結構なこと。僕か行った時は内陸部からであろう人たちが多くて、皆んな目を輝かせながら写真を撮っていた。「本当のイタリアはこんなんじゃないよ!」と伝えてあげたいぐらいだ。
ちょっと残念だった意式風情区、夜にもう一回行けば見方も変わっただろう。
そしてオーストリアな「奥式風情街」
意式風情区から北に5分ほど歩くと、奥式風情街がある。今度はオーストリアだ。
川沿いにあるので、海河へ。意式風情区が残念だったこともあってか、この奥式風情街は「おー」となった。
建物が大きいし、確かにウィーンとかにありそうな建物が並んでいる。
そう思うと後ろの海河もドナウ川と思えてくるぐらい。
そんなことはないけど、意外と?完成度は高くて驚いた。もちろん完璧ではないし、中国色は滲み出てくるんだけど、満足度としてはこちらのほうが高い。
バイオリンを弾く姿も。このチープさが素敵。
バロック建築と言うのだろうか。今は何に使っているかよく分からないけども。
川沿いを北に足を進めていく。するとオーストリアをぶち壊すかのようなものが。
一気にソ連に。何で像と戦車をここに置いたの。戦車、上に乗っちゃダメと書いてあるのに大人と子ども乗ってるし。最後の最後まで「中国」だった。
まとめ
天津の「イタリア」と「オーストリア」を歩いた。どちらも中国要素は滲み出てくるけど、個人的には奥式風情街の方が好きかなと。だけど、最後の戦車は場違いかなとは思った。
天気の良い日に歩いてほしい。
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