2018年11月 1EGP=約6円
2度目のエジプト。前回来た時は、ヨルダンから船で入り、スーダンへ船で抜けていった。
もう5年半前の話、かなり懐かしい。
その時も同様にアライバルビザを取得したけど、カイロの空港は使いもしなかった。
今回は空路イン、空路アウト。
到着ビザの取得方法と空港から路線バスを使ったアクセス方法を紹介したい。
僕はターミナル3を使用したが、他も同じような流れになるはずだ。
アライバルビザを取得する
日本人はエジプト入国にビザが必要。
だけどアライバルビザを簡単に取得ができる。
① 銀行カウンターでUSD25を支払い、ビザシールを貰う
② パスポートとシール、入国カードを合わせてイミグレで提出
以上だ。銀行のカウンターなのでお釣りも一応ある。安心感。
ビザシールもパスポートの半分以下のサイズなので、スタンプ欄も邪魔にならない。
入国審査も1分弱で完了。誰も並んでなかったのですぐ終わってしまった。エジプトってこんなに簡単だったっけ。
入国審査はタイミングによるけど、ビザ自体はお金を払うだけで、何か特別なことはない。
空港からタフリール広場へ
カイロの路線バスは空港には乗り入れていない。空港外にある、市バスターミナルまで行かなければならない。
① 到着ターミナルの外に出て、シャトルバスに乗る(無料)
② シャトルバスで市バスターミナルに向かう(終点、7,8分)
③ そこから市バスに乗ってカイロ中心部へ
順を追って説明していく。
① シャトルバスに乗る
到着ターミナルには銀行は1つしかなかった(ターミナル3の話)。
ATMは山ほどある、両替するならビザシール買うタイミングでもいいかも。
到着ターミナルは比較的綺麗。
シャトルバスの案内もある。あまり信用してないけど。
この屋内の時点ではタクシー勧誘もない。
彼らは外で待ち構えている。
外に出ると、柵の向こうにエジプシャンドライバーが待ってる。
シャトルバスの看板が出て右手にあるけど、これはフェイク。
実際のシャトルバスは、柵の向こうのエジプシャンの後ろにやってくる。
「じゃあこの看板なんだよ!」って思うだろう。その気持ちは真っ当だ。
でもこの国ではそんな常識は通用せず、全てを「本当か?」と疑う気持ちが大切なのである。その気持ちがないと前に進むことはできない。
シャトルバスは青色の四角いバス。
側面に「shuttle bus」と書いてある。ルートは一方通行なので、来たのに乗ってしまって大丈夫。
全体像はこんな感じ。MAN製。フロント部分が壊れているけど、これでも「おっ、綺麗」と思うのはカイロ自体の特性なのだろう。
② 市バスターミナルへ
市バスターミナル→ターミナル1→市バスターミナル横→シーズンターミナル→ターミナル3→ターミナル2→市バスターミナルへと走る。
ターミナル3から市バスターミナルは7,8分ぐらい。
位置で言うとここ。終点だし、分かりやすい。
地図:市バスターミナル(Cairo Airport Bus Station)
③ 市バスでカイロ市内へ
カイロ中心部に向かうバスはいくつかある。
タクシーの運転手さんに教えてもらった。ちなみにここからカイロ市内までは、タクシーで10ドルぽい。
番号も多い。アラビア語の数字で書かれていたりする(ややこしい)。
とりあえず僕は一番最初に出発する「158番」に乗車。タフリール広場まで4ポンド(約24円)。
評判の良いCTMの381番も止まってたけど、出発まで時間かかりそうだったので、パスした。
ちなみにCTMのバスはUSBが席についていて、WIFIもあり。シボレー製の車体。番号はアラビア数字と分かりやすい。
カイロ市内へは普通に行けば1時間ぐらい。
けど平日のラッシュに重なってしまったので、2時間ぐらいかかった。座れたから良かったけど、これは立ちっぱなしはキツいな。
なので市内へ向かう時はいいだろうけど、反対に街中から空港へ向かう時は、どんな時も余裕を持ったほうがいいかも。
出発の5時間前とかに出ると、かなり安心していけると思う。3時間前はギリギリかな。
バスは10月6日通りを走っていき、そのままタフリール広場方面へと向かっていく。
地下鉄の駅とぶつかるところもあるから、地下鉄駅沿いに宿がある人は乗り継いでもいいだろう。
僕はベニス細川家に泊まるので、途中で下車。
だいたい大きな交差点が一つ降りる座標となってくる。
市内から空港へ
考古学博物館北、陸橋の下から出発する。
西と東で分かれており、空港行きは東ターミナルから。
381番は確実、僕が乗った158番も確実に行く。
バスはラムセス通りを走るので、ベニスやサファリに泊まってる人は地下鉄駅前で止めるのもいいと思う。
僕は念のため、ターミナルまで行き、始発に乗った。
どの番号がどこに止まる、どのルートがあるかは書いていない。番号を頼りにするしかない。
空港はアラビア語で「マタール」。運転手さんに「マタール?」と一つずつ聞くのも手段だろう。
夕方はラッシュになるからかなり道が混み合う。
僕は18時過ぎに出て、空港に着いたのが20時前ぐらい。5時間前ぐらいに出ると、混んでいても気持ちは落ち着くだろう。
ターミナル2,3に行く人は気を付けてほしいんだけど、空港シャトルはターミナル1→ターミナル3→ターミナル2と巡る。
ターミナル1からターミナル3の間に、バスターミナル横を通過する。
時間のロスがないのは、カイロ市内からの路線バスが、ターミナル向かいのところに到着するから、そこで降りてシャトルを待つのだ。
それだと、ターミナル1に寄る必要がないから、かなり節約になる。
地図:カイロ/東バスターミナル
まとめ
カイロでのアライバルビザと市内へのアクセスを紹介した。
もしタクシーを使う場合は、ぼったくられること、もしくは交渉することを覚悟してほしい。
何人か居たり、荷物あればタクシーが良いかな。バスは荷物置き場とかない。そして時間がかかる。
もしトランジットを使って観光するなら、バスは良い方法とは思えない。あくまでも時間があって、安さ優先という人用。
カイロに訪れる人の参考になれば幸いだ。