【旅】 交通費が安い都市10選

世界の交通費が安い都市をご紹介します。

※写真はイメージです※

旅の醍醐味として、訪れた都市の公共交通機関を使うことが挙げられる。現地の人が日常に使う移動手段、これを使うことで現地に溶け込む第一歩となる。

公共交通機関が発達している都市は素晴らしい、すぐに好きになってしまう。

数々の都市を訪れてきた、その中で「ココ、交通費安いな」と感じた10コの都市をご紹介する。

1.バンコク(タイ)

バンコクの路線バスは6.5バーツ(約21円)から乗ることができる。バスの色によって、いくつかの運賃形態があるが、写真のような赤バスならば街中を6.5バーツ均一でどこまででも移動できる。

おまけに、写真のように窓ガラスの下とドアの上に青い文字で何か書いてあれば、そのバスは「無料バス」なので、タダで街中を動ける。

エアコンなしのタイプなので、走っている時は窓全開で涼しいが、止まっている時は蒸し暑い。日常的に渋滞が起きるバンコクでは、暑苦しい思いをすることが多かったが、値段には負けてしまう。

時間がない人はBTSやMRT、お金に余裕がある人はタクシーを利用するのがいい選択だろう。もしお金に余裕がないけど、時間に余裕がある人は赤バスを活用してみよう。

2.ヤンゴン(ミャンマー)

東南アジアで最も市内を安く移動できるのが、ヤンゴンの路線バスだ。

初乗り100MMK(約10円)な上、一番遠いところまで乗っても300MMK(約30円)。タクシーの10分の1の値段だ。

エアコンは付いていないし、常に込んでいるけど、この魅力的な値段には負けてしまう。ヤンゴンは地味に広い町だ、徒歩で回ることも可能だけど、暑さでダウンしてしまう上、パヤーはダウンタウンから離れた場所にあるので、どうしても車が必要となる。

車体に書かれている番号は、ミャンマー数字なので最初は見分けに時間がかかるけども、路線バスを選択した旅行者は最低限の予算で旅行を終えることが出来るはずだ。

3.コロンボ(スリランカ)

物価が安い南アジア。ここスリランカは物価が安い上、人が穏やかで優しいためゆっくりと過ごすには適した島国だ。

大都市コロンボの移動手段は路線バス、初乗りは12Rs(約9.6円)と10円を切る安さだ。市内だけなら20円はいかない、日中暑いコロンボではこのような移動手段は助かる。

治安もよく温厚な人が多いため、騙されることもないし、犯罪に巻き込まれることも少ない。インドとは違い安心して旅行を楽しめるのがスリランカの魅力だ。

インドに疲れた人、素朴で優しい人に会いたい人、島が好きな人。物価が安いスリランカはオススメの観光スポットである。

4.デリー(インド)

インドでは常々物価の安さに驚かされていた。1泊160円、1食50~70円、水10円など。1日の生活費を500円を超えることは稀。

北インド3週間でトータルコストは1万7,000円だけだった。

首都デリーメトロは清潔で確実は移動手段である。その上、ボラれることもないし、混雑だけ気にしなければ初乗り8Rs(約13.6円)と非常に安い。車内は男だらけ、女性だけの場合は女性専用車両に乗ることをオススメしたい。

少し割高になるが、メトロは空港まで伸びている。今までインドの玄関口で騙されていた旅人も、メトロが開通したことで騙される危険性が低くなった。

5.カイロ(エジプト)

カイロの公共交通機関の安さには相当助かった。メトロも市内バスも均一1ポンド(約15円)。どこまで乗っても1ポンド。わずか15円で市内を移動できてしまう。

この値段なため、メトロも路線バスも常に人で込んでいる。おまけにイスラム教の国のため男女の隔たりが厳しい。女性だけでメトロに乗る時は女性専用車両へ、バスに乗る時は運転手近くに座るようにしよう。

カイロメトロとバスは、カイロでの生活をより豊かなものにしてくれる。料金形態も路線図も分かりやすいので、旅行者にも簡単に受け入れやすい公共交通機関だ。

6.キシナウ(モルドバ)

東欧のマイナー国・モルドバ。ヨーロッパ最貧国と言われる旧ソ連の地域は、世界でも物価が安い国として知られている。

モルドバの安い部分として、交通費の安さが挙げられるだろう。首都・キシナウの移動手段はトロリーバスのみ。均一2レウ(約14.6円)。モルドバ市内は徒歩で回れるが、Mall Dovaであったり荷物がある時はトロリーバスを有効活用したほうがいい。

モルドバの治安も悪くはないので、スリや置き引きなどに気をつけていれば、楽しい旅行ができるはずだ。

7.キエフ(ウクライナ)

つい最近までメディアを騒がせていたウクライナ。首都キエフの交通費の安さは目を疑うほどだ。そこまで物価が安くはないキエフ、しかしココの地下鉄の運賃は笑みが出てしまうほど。

キエフ地下鉄の運賃は、どこまで乗っても2UAH(約16.7円)。地下鉄が発達しているので観光にしても、バスターミナルまでにしても地下鉄で移動できてしまう。旅行者にとっては一番嬉しいことだ。

キエフ地下鉄の見どころは安さだけではない。旧ソ連時代から受け継がれる豪華な駅の内装にも注目だ。一駅一駅美しい、地下鉄は移動手段だけではなく「観光地」としての役割を果たしている。

8.メキシコシティ(メキシコ)

メキシコの首都・メキシコシティ。メキシコシティ大都市圏で2,000万人ほどが住んでおり東京並の大都市圏を形成している。

物価の安いメキシコ、交通費も安い。メキシコシティの地下鉄や市内バスは均一5ペソ(約40円)。どこまで乗っても5ペソと格安。地下鉄とメトロブスは路線がはっきりしているので、旅行者にとっても使いやすいだろう。

一つだけ注意してほしいのが、地下鉄もメトロブスも常に込んでいることだ。メトロブスは20秒に1本来るので、混雑が分散するのだが、メトロはパリメトロを真似ているので、車体が小さい。メキシコ人も小さいけど、肥満人が多いので、メトロの中ではかなりの圧迫を感じる。

それに便乗してスリなどの軽犯罪をする輩がいるので、乗車時には注意しよう。

9.ブエノスアイレス(アルゼンチン)

「南米のパリ」と呼ばれるブエノスアイレス、ココの公共交通機関の安さは驚きだ。アルゼンチン自体がそこまで物価が安くはないのだが、公共交通機関の値段はとりわけ安い。

レートが2つあるアルゼンチン、多くの旅行者は闇両替で通貨を手に入れるため、まず正規レートで計算されることはない。

僕が訪れた時は、正規レートが1ドル=6.8ペソに対して、闇レートが1ドル=10ペソであった。それだけ差があるのだ。※現在はレートが変わってます。

ブエノスアイレスで旅行者が使うのは、スブテと呼ばれる地下鉄とコレクティーボと呼ばれる路線バスだろう。

スブテは4.5ペソ(約45円)、コレクティーボは2.7ペソ(約27円)と激安。スブテはどこまで乗っても均一運賃、コレクティーボは距離によって値段に差が出てくる。高くても3ペソちょっとなので問題はない。

治安悪化と言われるブエノス、スブテやコレクティーボの中ではスリなどには気をつけてもらいたい。最近はコレクティーボ強盗もあるらしいので、現地で情報は確認しておくといいだろう。

10.ラパス(ボリビア)

ラパスを移動するのに、ボンネット型のミクロやハイエースなどのルートタクシーは大活躍だ。標高3,600mのラパスはすり鉢状に町が広がっているので、坂が多い。高山でただでさえ息があがるのに、坂を上るという行為は非常にしんどい。

だからこそ公共交通機関が大事になってくる。タクシーも安くて10Bs(約150円)と安いけど、やはりバスを使うと旅の面白さにも繋がってくる。

行き先によってこれらの値段は変わってくる、ミクロは固定だけどハイエースは基本距離で違ってくるので、そこは把握しておくといいだろう。

最も安くて1Bs(約15円)、高くても2~3Bsと格安だ。

もちろんここに載せた値段よりも安い地域はある。

グアテマラのシェラのバスやウガンダのタクシー、ダルエスのバスなど。だけど旅行者が日常的に使う移動手段ではないため、ここでは除外させてもらった。

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