2021年10月
秋の宮古島旅行。宮古島周辺の島は橋で繋がっているので、車でのアクセスも容易だ。
伊良部島を訪れた中で「ヌドクビアブ」というスポットが気になっていた。
洞窟のあるパワースポットというワードが僕の心が導かれた。
初めに言うが足場の悪いところを該当スポットは歩くので、スニーカーや歩きやすい靴をオススメする。
サンダルも足を守れるものならいいけど、怪我しなくなければビーチサンダルはやめておこう。
あと服装も白い服は避けたほうがベスト。汚れても支障がない服装で。
アクセス
伊良部島にある。伊良部大橋から程近い場所。さとうきび畑の中にある。
ここに至るまでの道は狭い上に、農道を走るので、車にキズが出来る可能性も含んでおきたい(キズが多いレンタカーなら大丈夫)。
カーナビには登録されていないので、グーグルマップで「ヌドクビアブ」と検索してナビの通りに進むと良い。
どういう経路で到着するかは、その場所からによると思うけど、さとうきび畑の中に木々が生い茂る場所が出てくる。
駐車場はない。路肩に止める形となる。すぐ脇はさとうきび畑、タイヤで畑の敷地を荒らさないようにしたい。
3,4台路駐するだけで限度かな。人が多く来る場所ではないけど、タイミングによっては重なることもあるので様子を伺おう。
そういえば、さとうきび畑に似合わない石垣は土が漏れないようにするためらしい。
あまりこういう石垣で取り囲むような畑は見たことないなと思った。
ヌドクビアブ
入口はここ。「え?どこ?」と思うだろう。写真真ん中左の石垣の右脇だ。
細い道が見えてくると思う。この緑の中に侵入していく。
近くで見るとこんな感じ。なんとか人一人が通れるぐらいのスペースである。
背を屈めないと歩けないところもある。けど茂みの中に入ると意外とスペースはあるように感じる。
足場に気を付けながらだから3,4分ぐらい歩くかな。
そして歩いていくと階段と巨大な空間が見えてくる。階段は滑るかもしれないので気を付けよう。
階段を降りると一気に視界が広くなる。こんな巨大な空間あるのかと思うぐらい。
宮古島には洞窟が多いんだけど、内陸部にあるところは琉球石灰岩が長い時間をかけて、
雨水により溶けて出来上がったところが多い。
琉球石灰岩は、海中にあったサンゴ礁が発達・隆起してできた地質。
層が薄く保水力に乏しいので、水をよく通すのだ。そのため海沿いでも洞窟やアーチ型などの地形が見られるわけである。
地層に溜まった水はろ過しながら下に落ちていき、最終的には添加物がない綺麗な水となる。
ちなみに宮古地方に深く掘られた井戸が多いのもこういう理由。
大きな川がないので、水資源を確保するために、深くまで掘っていき綺麗な湧水を得ていたというわけだ。
このような地形は宮古諸島以外に石垣島南部(山がないところ)や竹富島、黒島、波照間島。
沖縄本島では中南部や古宇利島など。比較的平らな地形なところが見られる。海が綺麗なところでもあるけど。
話を戻すと、こうやって自然の力で完成した洞窟。何万年という月日が経っているのだろうか。
ガジュマルの根がまた雰囲気を演出している。
太陽の光が差し込むとより綺麗。訪れた時は数名いたけど、誰も居なくなった後はどこか鳥肌が立ってきた。
木の落としかしない環境、めちゃくちゃ静かである。神秘的なベールに包まれているような気と思うほど。
しばしの間、このパワースポットの空間を堪能させてもらった。足場はぬかるみ&凹凸があるので転ばないようにしよう。
歩く時は足元を。写真を撮るときだけ顔を上げよう。
おわりに
伊良部島のヌドクビアブに訪れた。神秘的なスポット、昼間に訪れてもらいたい。
訪問するまでの道幅が狭いので運転には注意、そしてGoogle mapで確認をしよう(カーナビは掲載していない)。
また足場が良くないのでスニーカーや足が固定できるサンダル、服装も汚れても仕方がない服装で。
雨が降った後はかなり足元が悪くなって、泥まみれになるのでそこも気を付けよう。お気を付けて。
地図: