2020年1月 1BND=約82円
ブルネイにはUberやGRABという配車アプリはなく、Dartという現地資本のアプリがある。
日本でダウンロードが出来て、現地SIMで簡単に予約ができる。
現地SIMやWIFIルーターを使わないとなると利用は難しいけど、これらを使うのであるならば是非ダウンロードしよう。
Dartの使い方は以下説明していく。
ダウンロードとユーザー登録
僕はiphoneを普段使っているので、Androidのパターンはもしかしたら同様なケースじゃないかもしれない。
でもやり方は変わらないと思うので、ご参考にしていただきたい。
1. ストアで「Dart」をダウンロード
検索してダウンロード。これは簡単なお仕事。
2. ユーザー登録を行う
下部の「SIGN – UP NEW ACCOUNT」というところをポチ。
すると電話番号を入力する画面になる。
ここに自分の電話番号を入れて「NEXT」へ。
日本は「+81」、070や080、090だと頭の「0」を抜かして「70・・・」などとハイフン無しで入力。
するとSMSでピンコードが送られてくるので、それを入力する。
ここで僕が躓いたのは、何故かピンコードがSMSで送られて来なかったこと。
どんな設定をしてもダメだったので、人の電話番号を借りた。
電話番号は登録後に変更はできるけど、結構エラーになることが多い。
このDartはドライバーとWhatsAppでやり取りをすることが殆どだ。
なので登録したDartの番号に連絡が来るようになる。
現地でWIFIルーターを使う、日本で購入したグローバルSIMを使うという場合は電話番号がないので、日本でダウンロードしよう。
もしこういうSMSが来ないということであるならば、現地SIMを購入する人は現地でダウンロードしよう。
現地SIMを買うと電話番号がちゃんと付いてくるので。
ピンコードを入れると各情報を登録する。メールアドレスを登録すれば使用後に乗車明細が送られてくるので分かりやすい。
ちゃんと電話番号が反応した人はWhatsAppもダウンロードしておくとドライバーとのミートもスムーズである。
僕はエラーになってしまったので、どうやってドライバーとミートしていたかは後述で紹介したい。
Dartの使用方法
UberやGRABを使ったことがある人ならすぐに適応できる。めちゃくちゃ簡単だ。
配車アプリを使ったことがなくても、簡単にできると思う。
1. 乗車ポイントを設定
乗車ポイントは緑色。Dartの地図はGoogle Mapなので非常に分かりやすい(この点はUBERより上)。
そして乗りたい位置にピンを指すと下に「Set Pick-up」と黄色いサインが出るのでクリック。
2. 降車ポイントを設定
降車ポイントは赤色。乗車ポイントと同様にピンを指す。
こちらは降りたい位置にピンを指すと下に「Set Drop-off」と黄色いサインが出るのでクリック。
3. 車種・料金を選択
場所を決めると車種と料金が出てくる。
一番上の「Dart Car」は4人乗り(基本セダン)、「Dart XL」は6人乗りになる。
「Dart Around」はチャーターみたいになるので、ここでは省かせてもらう。
普通は一番上の「Dart Car」で良いだろう。
ちなみに最低価格は5ドル(約410円)から。どんなに近くてもこの価格以下にはならない。
4. 支払方法を選択
支払は現金かクレジットカード。短期滞在がほとんどだと思うので現金払いが楽かな。
クレジットカードはUberやGRABみたいに登録したカードから引き落としではなく、クレジットカードをアプリにチャージ(5ドルごと)し引き落とされるので余ることも多い。
現金の場合は支払時にドライバーに渡す。大きい札だとお釣りがないこともあるので細かな紙幣を用意したい。
5. 配車を確定する
最後にポイントと料金、支払手段をチェックする画面に出る。
ここで活用したいのは「Info & NoteS」の欄。
1人ならそのままでいいけど、2人以上の乗車やトランクにいれる荷物があれば必ずチェックしておいてほしい。
それによりドライバーも事前準備や確認ができるからだ。
またWhatsAppをダウンロードしていない、電話番号が上手く登録できなかった人は「Notes」を活用してほしい。
ここにリクエストなどを記載することができる。
基本的にドライバーから連絡が来るケースが多いので、僕はスムーズにミートできるように毎回Noteに記載をしていた。
内容としては、
Sorry. I can’t use message.
I wait 〇〇.
「ソーリー。メッセージが使えないです。
僕は〇〇(分かりやすい場所)で待っています」というもの。
ドライバーはここを読んでくれるので、ミートできないというトラブルは避けることができた。
また「Future Booking」というのは事前予約が出来るというもの。
基本的に配車は深夜じゃなければできるのでこれは不要かな。少し料金も上がるし。
セッティング後、「Let’s Dart」をタップ。
6. 配車までの流れ
ドライバーが見つかると添付の情報が表示される。
地図の黄色いマークはドライバーの現在位置。この表示でどの辺に居るかが分かる。
下にはドライバーの顔と名前、車種、ナンバーがある。
ナンバーで見分けが付けるけど、車種も知っておくとかなり見つけやすい。ナンバーは近くに来ないと分からないからね・・・。
7. ドライバーとミートする
分かりやすい観光施設やホテルならミートしやすい。
その辺の道路なら車が止めやすい場所、車が来る方向に立っているとスムーズだ。
車が少ないので止めやすいし、車もすぐにわかる。
車が来たら手を振って乗車。ドライバーから「〇〇まで行くの?」と「今回は現金orカード払いね」という確認がある。
目的地も有名施設じゃなければどのへんで降ろしてもらうかはこの時に伝えておこう。
Dartは8回使ったけど、3回女性のドライバーだった。イスラム教の国だけど未婚の男女が同じ空間にいていいんだと。
また男性5回のうち、2回は同じドライバーに出会った。これもドライバーが限られている国だからこそ。
なんか20-30代が多かったな。車にはDartのマークが付いているのもあれば付いてないのもある。
ただ車内にはDartの登録証があるので分かりやすい。そもそも乗り間違いとかないけど。。。
8. 料金を支払う
クレジットカードを登録していれば自動的に引き落としがある。
現金(CASH)の場合は降車時にお支払い。お釣りがないこともあるので、極力細かなお金を用意しておきたい。
その後は登録したメールアドレスに領収書が来て、次にDartを起動した際にドライバーの評価を入れる画面が出てくる。
クレジットカードを登録する
では、クレジットカードを登録するにはどうすればいいのか。
やり方はとても簡単だ。
左上(赤丸の部分)をタップする。
「Payment Settings」をタップ。
「Dart Credist」をチョイスして「TOP UP CREDITS」を選択。
「Credit Card」を選択。
チャージしたい額を選択し「Buy Top Up」をタップ。
そしてカード情報を入力して「BUY NOW」をタップ。
その後カード会社のパスワードを入れると無事チャージされることになる。
5ドルごとのチャージだ。
個人的には空港往復や街中移動は料金が固定になるので、事前に使用分だけチャージしておくのも1つの手だと思う。
僕が訪れたのは春節時期というのもあって、使用したら数%がキャッシュバックされてきた。
Dart内でしかそれは使えないし、カードと現金の組み合わせも出来ないけど、現金がない時には使い勝手が良い。
乗車料金の目安
実際にダウンロードしてポイントを指定してチェックするのが一番早い。
空港からの料金は、
空港⇔BSB:10.80ドル(約886円)
空港⇔ガドン:9.40ドル(約771円)
空港⇔エンパイアホテル:13.50ドル(約1,107円)
となる。タクシー(25ドル)と比べると半額だ。
空港だと「P2」で指定をすればOK。10分もあれば見つけられるんじゃないかな。
戻りも同様の価格。
成田行は深夜になるけど、22時半とかでも余裕で手配できたので問題はなかった。気持ち余裕を持たせて配車するのがいい。
街中や近場の移動は5ドル(約410円)均一。
BSBからガドンのナイトマーケットやモスクは5ドルだった。
人数がいるならDartでサクッと汗をかかずに移動するのが良いと思う。
BSBからエンパイアホテルは15ドル(約1,230円)ぐらい。
Dartで注意すること
基本的にはスムーズに使えるので不便なことはない。
上述にあるようにメッセージが使えない場合は、配車時にNoteに記載をしておこう。
BSBやガドン、エンパイアホテル、ジュルドン地区は車も多いので配車はしやすい。
だけどそれ以外の場所だと時間がかかってしまう、車がいないというケースが多々ある。
僕はムリア地区にいた時は一台も見つからなかったので、徒歩で移動したこともあった。
なのでブルネイ全土で必ず見つかるというわけではないので、そこは注意してもらいたい。
BSBやガドンなら10分もあれば必ず見つかる。
注意点はそれぐらいかな。
ドライバーさんはみんな英語が通じるしおしゃべり好きな人が多い。
結構ブルネイ情報や世間会話をしたので楽しかったし、良い人ばかりで好印象。
一人パキスタン人ドライバーだったけど、ほとんどブルネイ人なので色々聞けると思う。
まとめ
ブルネイの配車アプリ「Dart」の使用方法を紹介した。
UberやGRABに慣れてる人ならとっつきやすいだろう。
慣れてなくてもかなり見やすいアプリなので、英語が出来なくても心配はご無用。
これを使ってブルネイ旅行を充実させてほしい。