2020年1月 1BND＝約82円
世界には7つ星ホテルが2つ存在する。
公式な格付けだと5スターが最高ランクだけど、7つってどういうことだと思ってしまった。
1つがドバイの「ブルジュ・アル・アラブ ジュメイラ（Burj Al Arab Jumeirah）」、
もう1つがこのブルネイにある「ザ・エンパイアホテル（The Empire Brunei」だ。
宿泊はしていないが、このホテルの見学とアフタヌーンティーを楽しもうと思った。
が、世は簡単に行かないことを教えてくれたのだ。
エンパイアホテルまでのアクセス
エンパイアホテルはジュルドン地区に位置している。
タクシーも路線バスも配車アプリも皆が知っているので、名前を告げて「どこ？」となることはない。
もし空港からエンパイアホテルまで行くならば、タクシー又はDartを使うことを推奨する。
路線バスは1回乗り換えが必要になる上にかなり時間がかかり本数も少ない。後悔すると思う。
タクシーだと25ドル（約2,050円）ぐらい、Dartだと17ドル（約1,394円）ぐらいだ。
空港という配車料は単位で少し料金としては高くなる。
ではBSB（バンダルスリブガワン）にいる場合は、路線バス又はDartが良いだろう。
路線バスだと1ドル（約82円）、Dartだと15ドル（約1,230円）。
路線バスは57/58番がエンパイアホテルまでアクセスが出来る。乗り込んだらドライバー（又は車掌）にエンパイアホテルまで行く旨を必ず告げよう。
本来57/58番のルートではなく近くを通るだけなのだ。
ただ57/58番も本数が少ない。乗れればラッキーと思ってほしい。
その時にコストを抑えたい場合は、55番でジュルドンマーケット（ビーチ）まで向かい、
そこからDartを使う方法だ。これだとバスの1ドルとDartの5ドル（約410円）で済むので安上がり。
2人以上なら素直に直でDartを使うのが良いけど、1人で行くならこの手段も有だと思う。
というのも55番の本数が多い（15分に1本程度）、ジュルドンでもDartが捕まえやすいというのがポイントとしてある。
ジュルドンにはマーケットがあるので覗いてみても面白いかも。
過去記事：
話が逸れてくるが、ホテルの送迎を使う手もある。これはタクシーに5-10ドル上乗せしたイメージを持っておこう。
アフタヌーンティーにて
エンパイアホテルは1泊2万程度から宿泊が出来る。7つ星に限らず、普通にこの手のホテルでは安い。
2人で旅行とかするなら最初に1泊、最後の1泊とかで滞在してみるのも楽しいと思う。
しかし周辺には何もないので、ホテルにこもる・ホテルで過ごすという覚悟がいるだろう。
広大な敷地に車で入ると街路樹の中を進みロビーに到着する。
敷地面積は180ヘクタール。ディズニーランド3.5個分。めちゃくちゃ広い。
なのでゴルフのバギーみたいなのがホテル内を走っていてこれで楽々移動ができる。
ホテルにはレストランや映画館、ゴルフ場など揃っている。
名前に「The Empire Hotel & Country Club」と付いている理由が分かる。
ただ映画館はロビーのある施設にはないので、訪れることはしなかった。
宿泊者でもないのにうろちょろするのは流石に気が引けた。
エントランスに到着すると、スタッフさんがドアを開けてくれる。
春節時期ということもあり中国系の団体旅行客が多かった。日本人の姿もちらほら。
このタイミングだと欧米系はそこまで多くはなかったかな。
午後だったのでちょうどチェックインする客でロビーは賑わっていた。
天井も高くシャンデリアまで。見るからにお金をかけてそうな内装。そして冷房ガンガンで涼しい。
アフタヌーンティーを楽しむ場合は、フロントデスク前のロビーラウンジで。
時間帯は14:00～18:00、アフタヌーンティーは土日のみ。
24ドル（約1,960円）とこの手のホテルでは破格の安さ。
席も空いてるし14時半頃だったので、スタッフさんに「入れますか？」と聞いたら、
「ソーリー、予約で今日はフルなんだ」と言われて撃沈。アフタヌーンティー・・・涙
スタッフ曰く当日だと結構難しくて、事前に予約しておくのが確実らしい。
ブルネイ舐めてた。ホテル滞在する人はチェックイン時（又は予約の段階で）、滞在しない人は滞在スケジュールが確定したら予約するのが吉。
スコーンとかケーキとか食べたかったな。悲しき現実。また来ることにしよう。
エンパイアホテルを歩く
気を取り直してホテル内を歩くことにした。
ロビーラウンジを正面に見て右手はお土産屋さんなどのショップ及び宿泊棟。
左手は宿泊棟、エスカレーターを一番下まで降りるとプールやビーチまで繋がるドアに出ることが可能。
右手のお土産屋さんはBSBにもあるお土産屋さんと同じ感じ。そしてフロアがなぜか暗かった・・・。
奥に進んでドアを出ると宿泊棟になる。
ただここから海を眺められて素敵だった。なんか伊豆みたいな空気。
宿泊棟はオーシャンビューでベランダで本を読んでいる人がいて優雅だなと思った。
左手に進むとエスカレーター。ここでロビーがいかに高いところにあることが分かる。
これは丘を削って作ったのかな。結構総工費にお金かかってそう。
エスカレーターを降りてドアを出ると、正面はプール、右手がビーチまで続く道になる。
ビーチは誰も泳いでいる人がいなかった。プールはタオルは借りられてのんびりする人多々。
結構このヤシの木と遠くに見える海の景色が好き。
ここから見ると海はエメラルドグリーンぽいんだけど、近くに行くとそこまでなんだよね。日の当たり方の関係かな。
海沿いへ。やっぱ伊豆ぽい。うまく言葉で表現できないけど。
中国人多かったし、日本人もちらほらいたことがその伊豆さを助長させているかもしれない。
風がとても心地よかった。日陰の中に入ると涼しい。
アフタヌーンティーを堪能できずに涙した自分が小さなことだなと思った。
少し木陰で休息。たまにはこういうスローな旅もいいものだ。
客室については他の方のブログを参考にしていただきたいけど、
あの客室とこの雰囲気で1泊2万は「時の贅沢さ」を感じるにはとても安いと思う。
誰かと来れば泊まっただろうな。またいつか宿泊者として訪れよう。
外気と内気の温度差でメガネが曇った。ホテルにはあちこちにソファがあるので身体を冷やしてもいいだろう。
WIFIは宿泊者専用となるのでビジターはお金を払わないと使用ができない。
ここの朝食は2,000円以上するけど美味しいビュッフェが楽しめるそうだ。気になるな。
良い雰囲気を体験できた。ロビーでDartを手配してまたジェルドンマーケットへと戻り、55番のバスでBSBへと向かった。
まとめ
7つ星ホテルのエンパイアホテルへと訪れた。
アフタヌーンティーは残念な結果になったが、「また来いよ」という神様のお告げであろう。
このホテルで不満足になることはないんじゃないかな。それだけ整っているとビジターとして思った。
少しリッチに、そして気持ちや時間の贅沢さを体感できる場所だ。少し足を延ばして行ってみてほしい。
地図：
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