2019年7月 1USD=約108円
グアヤキルの空港とバスターミナルは近くにあり、エリアとしてはほぼ隣接していると言っても良い。
徒歩で移動は大変なんだけども、ここからダウンタウンまではバスで1本で移動できてしまうので、とても簡単なのだ。
今回はバスターミナル及び空港から市街地へのアクセス方法を紹介したい。
メトロビア(バス)
アクセス方法を記す前に、先ずは「メトロビア」と呼ばれる交通機関を使った記事ということを紹介する。
メトロビアはBRTシステムとなり、路線バスであるが専用道路と専用のバス停を走る。
路面電車のバスバージョンみたいなものだと想像すると分かりやすい。
日本でも新潟や名古屋などにBRTシステムが導入されているが、東京や大阪にはないので少し馴染みが薄いかも。
写真のような感じ。道路の真ん中を走ることが多いけど、道路幅の狭いダウンタウンだと少し違ってくる。
中南米だと地下鉄を作れないところが導入をしている。エクアドルだとキト、コロンビアだとボゴタやパランキージョ、メデジンなど。
なので固定されたバス停があるし、メトロビアの路線図もある。
不透明な路線バスではないので、旅行者としてもイメージしやすいだろうし、そして安い。
乗るには専用カードが必要となるが、各駅の改札前で購入が可能。小さな駅だとないこともあるので気を付けて。
カードは1枚2ドル。
中にチャージはされていないので、チャージを別途行う。
チャージ額は定められていないので、乗る分だけしておくのが良いだろう。
メトロビアの乗車は1回0.3ドル。
1駅乗ろうが、端から端まで乗ろうが料金は同じ。
5回乗るなら1.5ドル分チャージ。お釣りは出ないので、間違っても10ドルや20ドル紙幣などの大きな額を投入しないように。
後は改札に入り、来たバスに乗るだけ。
ラッシュ時はかなり混んでいるので気をつけて。1本見送る勇気も必要。土日含めて2-5分置きに運転している。
一部バスは急行(Express)もあるので、心配なら各停(Completo)に乗ろう。
Completoっていう表現はあまり各停・普通では馴染みのない表現。
ただ意味合いとしては「フル」や「全部」ということなので、全ての駅に止まるということになる。
また乗換駅ではホームが1つしかない。
停車位置でバスラインが異なるので見極めよう。
持ち込み禁止というのに拳銃が記載されているのが、エクアドルらしい。
キャップやサングラスもダメなんだね。確かに着用している人見なかったかも。
1つバス停で厄介なのは、こういう道路の真ん中にあるバス停だと出入口が共通なんだけど、
街中のバス停だと一方通行になることが多い。なのでバス停と思って向かっても、入口が反対方向ということが多いので、
そこが地味に「お・・・」となった。
車内はこんな感じ。
車内アナウンスはあるけど、運転手がボソボソ言うのでよく耳をすませて。次の停留所も言う。
なんだけど、停留所も「ここです!」とバス車内から分かりづらいので、ボケーっとしないでね。
以下が路線図。ダウンロードもできるので事前に準備していくのも1つの手。
各バス停には警備員さんもいるので聞いてもいいけど、全部を知っているわけではないので、少し頭の中に入れておこう。
また英語が分かる人は少ないので、そこも念頭に置いておくといいだろう。
URL: https://www.metrovia-gye.com.ec/mapaderutas
空港からセントロへ
空港(Aeropuerto)はL2(緑ライン)が走っている。
僕はL2が最寄りの宿だったのでかなり助かった。
空港を出たらそのまま真っ直ぐ進む。
駐車場を突っ切る形。バスの案内もあるので分かりやすい。
大通りまで出ると、バス停は道路の真ん中にあるので歩道橋を使ってアクセスする。
後はカード(Tarjeta)を購入、チャージをして乗車するだけ。
泊まる宿の場所にもよるけど、L1(赤)沿いならバスターミナル(Terminal Rio Daule)まで戻って乗り換えるのが楽。
L1もバスターミナルが始発となるので座りやすいと思う。
L3(青)なら「Plaza La Victoria」で乗換するのが良い。
バスターミナルからセントロへ
バスターミナルからセントロは同じくメトロビアで簡単に移動ができる。
地方などからバスターミナルに到着したらでは「Salida 2」に向かおう。「Buses Urbano」という表記が目印。
外に出たら真っ直ぐ進む。
右手にはタクシーと一般の路線バス乗り場が見える。上の写真は出たところからバスターミナルを眺めたポイント。
ここを越すと道路の反対側にこういう建物が。
これがメトロビア(BRT)のバスターミナルとなる。
歩道橋を越して行けば到着。
だいたいの人が、バスターミナルからメトロビアまで向かう。
メトロビアのターミナルからバスターミナルを眺めた画。
メトロビアは上述の通り、カードを購入して改札。
ここはターミナル駅ということもあり、メトロビアは2路線。他の支線がいくつか乗り入れている。
間違って支線に乗らないようにしてほしいが、支線は1両に対して、メトロビアは2両あるのでそこが違いか。
一応行き先別に乗り場は分かれているので、確認して乗車してほしい。
今気づいたけど「aire acondicionado」と書いてあるけど、エアコンなんて全く効いていなかった。
余談だけど、一般の路線バスはこういうカラーをしている。
ラスペーニャスやマレコン、カテドラルはL1(赤)に乗車。
空港などはL2(緑)に乗車。L3(青)はL1だとIESSで乗換えられる。
このIESSはL1の南方向が乗り換えられる。北方向は「Biblioteca Munincipal」となるのでそこも注意したい。
青もIESS→Bibliotecaと進み、その後はIESSを通らず西へと向かうので、最初は少し戸惑うかも。
上の写真のようにバスのフロントには区間が記載されている。
ただ普通のバス停だとホームドアがあるので判別は難しい。バスターミナルから乗る時は判別になるかも。
この「TERM-GUASMO – TERM-RIO DAULE」はL1路線となる。
だいたい20分程で着くし、本数も5分に1本は走っているので多い。けどL1は基幹路線ということもあるので、結構混んでる。スリなどには注意してもらいたい。
反対に街中からバスターミナルに行く時も同様となる。
バスターミナルは「Terminal Rio Daule」というバス停。
「Terminal」が一般的に使われるので、「Terminal?」と聞くと頷いてくれるか、別の路線を教えてくれる。
まとめ
空港とバスターミナルからセントロへのアクセス方法を紹介した。
メトロビアを使えば簡単に行けるし、流しのタクシーよりも治安は良い。
路線図があるのも分かりやすいところだろ。
カードを購入する必要はあるけど、200円程度となるので気をつけながら使ってみてほしい。