2019年7月 1USD=約108円
丘の街・キト。ボリビアのラパスみたいなすり鉢状の街並みが特徴的だ。標高は2,500mとかなり高い。
キトを一望できるスポットはいくつかあるけど、今回紹介するテレフェリコは4,000mまで上れてしまうとのこと。
中々4,000mの世界に行くことは他の国を見てもあまりない。富士山より高いのだ。早速乗ってみることにした。
テレフェリコまでのアクセス
テレフェリコはキトの西に位置している。
セントロからは坂を登らないといけない。頑張れば行ける。
しかし高地トレーニングをしたいなら話は別だけど、着く頃には息が上がっているだろう。
僕は楽してUberを使った。5.5ドルぐらいで速かったけど、公共交通機関を使う方法を紹介したい。
流れとしては、
1. バスに乗る
2. とあるポイントで下車する
3. シャトルバスに乗る
4. 遊園地から坂を上がる
このバス停がある通りは「マリスカル・スクレ」(Av. Mariscal Sucre)と言う。
「テレフェリコ」で通じるか微妙なので、「Pase Avenida Mariscal Sucre?」(マリスカル・スクレ通りを通りますか?)と聞くと確実だと思う。
セントロ・旧市街から
154番:乗り場は以下。始発がこの辺り。出発すると5月24日通りを走り、マリスカル・スクレ通りに入る。
これはメトロビアとなるので、番号が記載されている。青色の1両。0.25ドル。
キトテラスから
赤道方面行き:乗り場は以下。アメリカ通りと9月18日通り(18 de Septiembre)の交差点近く。
これは番号記載なし。フロントの行き先で判断する。同じく青色のバス。0.25ドル。
どちらも降りる場所は同じ。ココ。
説明はしにくい。
旧市街などから向かうと、左手にタクシーがいっぱい止まってるところが見えて、歩道橋前で降りる。
そして歩道橋を渡って、そのポイントまで戻る形。
上りから来るとタクシー乗り場の目の前に止まる。
その後こんな感じ又は普通のバスが15分に1本ペースで出ている。無料。
遊園地までしか行かないので、その後更に坂を上っていくと、テレフェリコの乗り場がある。
帰りはこのポイント前から同じバスに乗って帰るだけ。
もう一つ番号がないバス(フロントにはSan Carlos)があるけど、「La Magdalena」の方向(キトの南)に行くので乗り間違いないように。
本数は頻発しているので、10分も待てば何かしらは来ると思う。かなりのスピードで飛ばしてくるので、ちゃんと手を挙げて分かりやすくしよう。
個人的には行きはUberやタクシーで行って、帰りはこのバスで戻るのが楽だと思う。
車だとテレフェリコ乗り場の目の前まで行ってくれる。
テレフェリコ:一気に4,000mへ
テレフェリコは「teleferico」なんだけど、キトは「Quito」という名前から「teleferiQo」となっている。
エントランスの建物はガラス張り。
乗り場の中に入ると、目の前にチケット売り場がある。
救急オフィスがあると、ここが高地であることを実感。無理は禁物だな。
往復8.5ドル。平日の昼過ぎだったから空いていたけど、土日とかはめちゃくちゃ混むから気をつけて。ファストパスが11ドルで売られているけど、混んでたら買うのも一つの手。
チケットは帰りに乗るときに回収となるので気をつけて。
平日14時のこのタイミングでは僕しかいなかったので、行きのゴンドラは貸切だった。ラッキー。
2,500mから4,050mへと上っていく。約18分の小旅行だ。
だんだんとキトの街並みが小さく見えてくる。
そして遠くの山々まで。ここまで離れると非現実的な雰囲気になってくる。
そもそも4,000mって未知の域かもしれない。日本に住んでる限りは到達することのできない場所だ。元々のキトの標高が高いから、高尾山的な感じで上れるけど、普通じゃありえないからね。
頂上に到着。日差しはキツいけど、流石に風は冷たい。朝晩や太陽が出てない時はかなり寒そう。羽織るものはあった方がいいな。
ここからハイキングコースにも行けるみたいだけど、高地に慣れてないし、そもそも装備がないので周辺を散策するだけにした。
坂を上っていくと、ブランコのある場所まで行ける。普通ならどうってことのない道だけど、高地なので少し息が切れてくる。
エクアドルではこういうブランコをよく見かける。発祥はバニョス?どこにでもあるかも。
4,000mを超えると植生も少し違ってくるな。
キトの街が小さく見える。天気良くてよかった。悪かったら何も見えないし、下手したら雲の上になるからね。
45分ほど頂上で滞在した。
普通なら20-30分で終えられる広さだけど、かなりゆっくり歩いたからな。
行きは1人だったけど、帰りは相乗り。
観光客と地元人が半々ぐらい。普段高地に住む人からすれば、この4,000mは「あ、少し高いな」ぐらいだけど、いきなりここに来るのは高山病を引き起こすので注意してもらいたい。
帰りはシャトルバスが中々来なかったので、自力で下まで降りて、路線バスに乗り込んだ。
まとめ
キトの観光スポットの「テレフェリコ」を紹介。
8ドルで色々な体験ができるし、4,000mを気軽に行けるのは貴重だと思う。余裕があれば訪れてみてほしい。