【イスタンブール】プリンセス諸島を日帰り旅行で堪能する

2022年9月 1TRY=約8円

【注意】
トルコはインフレでモノの価格が上がっています。
そのため以下に記載されている金額は訪問時に異なる場合があります。
あくまでも参考までにしてほしいのと、日本円で覚えておいてそれを訪問時のレートでリラ換算するとほぼ正確です。

秋のイスタンブール旅行。
マルマラ海に浮かぶプリンセス諸島へ日帰り旅行してきた。
4島を一気に巡ったので、欲張りな人は参考にしていただければと思います。

あと行くなら平日が良いです。
土日はかなり混みます(平日でも混んでたぐらい)

プリンセス諸島とは

マルマラ海に浮かぶ9つの島々からなる諸島。
イスタンブールの南東に位置しており、フェリーで気軽にアクセスが可能。
名前の由来はビザンツ帝国時代に島々が王族の流刑地だったことにちなむ。

観光客が訪れる島は以下4つの島になる。

【島の名称】
・プロティ島(クナル島)(Kınalıada)
・ブルガズ島(Burgazada)
・ハルキ島(ヘイベリ島)(Heybeliada)
・ビュユック島(Adalar/Büyükada)

プロティ島から順に大きくなる。
プロティ島とブルガズ島はのんびり、ハルキ島はのんびりと賑やかの中間、ビュユック島はかなり賑やかとなる。
どこか1つと言うとハルキ島やビュユック島になるけど、プロティ島とブルガズ島をはしごしても面白い。
駆け足な旅行が出来る人は全て訪れても良いと思う。

今回の旅行ではのぶよさんのブログを参考に自分なりにアレンジした。

URL: https://ca-voir.com/princes-islands-jp/

アクセスと僕の周り方

アクセス

<主なアクセス>
【アクセス手段】フェリーのみ
【フェリー会社】Şehir Hatları A.Ş.
(URL: https://www.sehirhatlari.istanbul/en

【運賃】一律22リラ(約176円)
※イスタンブールカードが使えるフェリー会社。
※他社は一律35リラ(約280円)となる

フェリーでのアクセス。
僕は全ての行程で「Şehir Hatları」というフェリー会社を利用した。
大きなフェリー会社で料金も安くイスタンブールカードが使える。

どの島に移動する場合も22リラで統一。
他社のフェリーもあるけど、35リラと少し高くなる。
時間にもよるけど、イスタンブールとBüyükada(ビュユック島)の間はフェリーが頻繁に出ている。

他の島を巡る人はŞehir Hatlarıでプランを組んで、
Büyükada(ビュユック島)から帰る場合は近い時間のフェリーに乗れば良いと思う。
詳細な時間はURLにあるフェリー会社のページに時刻表がある。

URL: https://www.sehirhatlari.istanbul/en

僕のスケジュール

日帰りスケジュール
Kadıköy(カドキョイ)08:25 – 09:00 Kınalıada(プロティ島)
Kınalıada(プロティ島)10:00 – 10:15 Burgazada(ブルガズ島)
Burgazada(ブルガズ島)11:20 – 11:35 Heybeliada(ハルキ島)
Heybeliada(ハルキ島)13:30 – 13:45 Büyükada(ビュユック島)
Büyükada(ビュユック島)16:20 – 16:55 Bostancı(ボスタンジュ)
【フェリー会社】全てŞehir Hatları A.Ş.

僕は上記のようなスケジュールで巡った。
帰りはイスタンブール行きがめちゃくちゃ混むので、アジア側の「ボスタンジュ」という場所へ抜けた。
ボスタンジュからはマルマライ鉄道に乗るとかなり早く帰ることができるので、活用してみたい。

カドキョイ→プロティ島

Kadıköy(カドキョイ)08:25 – 09:00 Kınalıada(プロティ島)(フェリー会社:Şehir Hatları A.Ş.)

フェリーはヨーロッパ側のKabataş(8:10発)となる。僕はアジア側のカドキョイから乗船。
カドキョイのフェリー乗り場は会社ごとに分かれている。

Şehir Hatları社は以下の乗り場。外観はこんな感じ。
地図:

入口に「PRINCES ISLAND LINE」という記載がある。

イスタンブールカードを改札でかざして入場。
待合室のベンチは少ないので外で風に当たることにした。

奥には修復中のハイダルパシャ駅が見える。
8時20分頃にフェリー到着。

結構デカいし乗る人もそれなりにいる。
観光客よりかは平日の朝なので通勤客や地元の人という雰囲気。

デッキの進行方向右側を確保。逆光にならない。
9月だけど少し風が冷たい。

出発。平日朝だと空いているので良いな。
途中イルカを見れたけど一瞬なので写真には収められなかった。
イスタンブールの景色を遠くに見ながら島へと近づいていく。

プロティ島が見えてきた。

丘の斜面に家が建ち並ぶ。坂が多そうな島だ。

8時55分に到着。カドキョイから約30分。近いな。

降りる人はそこまで多くはなかった。

プロティ島(クナル島)(Kınalıada)

フェリー乗り場からビーチを眺める。海が綺麗だしとても静か。

一番小さな島でこじんまりとした空気感。

1時間程時間があるので、少し散策することにする。

とりあえず海側の道を右手に進んでいく。

島は車の立ち入りが禁止。電気自動車しか走っていない。
とは言ってもバス以外はスクーターなので、空気が綺麗だし静か。

ここがイスタンブールなのかと思うほど静かだ。
喧騒から離れたい人は朝にこの島に来ると良いかもしれない。

何かあるわけではないんだけど、のんびりと歩き進める。
警察署も小さい。

家がかなり立派。所得がある人が住んでいるんだろうな。
現に別荘などに使われているようだ。

トルコ国旗を見ると、ここがトルコなんだなと感じさせてくれる。

港周辺をぐるりと散策。

島一周も時間があれば出来そう。

ブルガズ島に向かうのでフェリーターミナルへ。

改札の前にはイスタンブールカードをチャージする機会もあるので、もし足らなくても心配ご無用。

ブルガズ島(Burgazada)

Kınalıada(プロティ島)10:00 – 10:15 Burgazada(ブルガズ島)(フェリー会社:Şehir Hatları A.Ş.)

10時発のフェリーでブルガズ島へ。

これは9時25分にカドキョイを出たフェリーだけど結構人が乗っていたな。

10分少しでブルガズ島に到着。

ギリシャ正教会が目についた。

フェリーを降りると出窓が特徴的な木造の家が見える。

島には電気バスが走っているけど乗らなかった。

遠くに行く人は便利かも。イスタンブールカード使える。

海沿いを歩いていくとモスクが見えてきた。

そこの近くから坂を上がっていき、ギリシャ正教会へと向かう。

ギリシャ正教会に到着。雰囲気あるな。


中は入口のみ見学可能。ギリシャ系の住人が多いプリンセス諸島の歴史を感じさせてくれる。

ギリシャ正教会:

言われなかったらギリシャの島にいるのではないかと錯覚する。

ここも静かで落ち着いた島だ。

1時間程の散策も終わり、フェリーターミナルに戻った。

ハルキ島(ヘイベリ島)(Heybeliada)

Burgazada(ブルガズ島)11:20 – 11:35 Heybeliada(ハルキ島)(フェリー会社:Şehir Hatları A.Ş.)

ハルキ島に向かう。
昼になりつつあり、イスタンブールからの船もかなり席が埋まってきていた。

15分程でハルキ島に到着。ここでは多くの人が下船した。
前2つの島に比べると大きな島。

目抜き通りにはスーパーや商店など立ち並び、レストランも多い。
しかし路地裏1本入ると閑静な住宅地になっている。

相変わらずネコは多く自由なところでくつろいでいる。

野良猫だと思うけど、トルコは手厚い。


ネコや犬用の水や小屋などが道路に置いてあったりして、皆で守ろうという姿勢が感じられる。

ハルキ島はかなり広い。徒歩で巡るのも限界がある。

フェリーターミナル近くにはレンタサイクルもあるけど、坂道が多いので悩みどころ。

僕は徒歩で散策した。


坂を上がっていくと出窓が特徴的な家が建ち並ぶ。

その中でオシャレなカフェがあったので入ることに。

島には1時間ぐらいの滞在予定だったけど、このカフェが良くて1時間滞在を延長した。
カフェについては以下記事でご紹介。

過去記事:

【イスタンブール】プリンセス諸島・ハルキ島で訪れたいカフェ「Helios Coffeeshop」

2022年12月25日

Helios Coffeeshop Heybeliada(カフェ):

体力回復したので、フェリーターミナルの方へ向かう。

古本屋さんがあって雰囲気良かったな。

結構人降りたけどどこに向かったんだろう。

それぐらい道は静か。

フェリーターミナルに近くなると人が増えてくる。

レストランも多いけど観光客向けという雰囲気。仕方ないかな。

ビュユック島(Adalar/Büyükada)

Heybeliada(ハルキ島)13:30 – 13:45 Büyükada(ビュユック島)(フェリー会社:Şehir Hatları A.Ş.)

最後の島、ビュユック島へ向かう。
昼ぐらいなのでフェリーもかなり混雑。

そしてビュユック島に降りると人の多さに驚く。

平日でかなり多いから、土日になるとすごいことになるかな。

イスタンブールの喧騒をそのまま持ってきたような雰囲気。

フェリーターミナル近くにはMADOのレストランがどーんとある。

そしてアイスクリームショップが並んでいて、アイス屋さんがここのトレンドかな。

目抜き通りは人だらけ。車がない分良いと思う。

スーパーや商店も多いので買い物には困らない。

またレストランも多く、ロカンタのような食堂もある。
ご飯を食べるならここが選択肢が多くて良いと思う。

僕は魚を食べるために評判の良いレストランに入った。
美味しいしそこまで高すぎないので良いと思う。

過去記事:

【イスタンブール】プリンセス諸島・ビュユック島で魚介ランチ「Balıkçı Süleyman」

2022年12月28日

Balıkçı Süleyman(レストラン):

食後散歩をする。

目抜き通りは賑やかだけど、程よく島に泊まるならここが良いのかもな。

海沿いに出る。海水浴する人も多い。

坂を上がると青空市場があったけど、午後なので終わるところだった。

坂が多いのでレンタサイクルよりかは徒歩で巡る方が良いと思う。

その分電気バスもあるけど、かなり人が多い。

島の中を色々巡るなら最初にここに来る方法もあり。

暑かったのとアップダウンで疲れたので、30分ぐらい散歩してフェリーターミナルに戻ることにした。

ビュユック島は一番フェリー会社が多く出ている。
だいたいイスタンブール行きなので、時間が合えばこちらの方が良いかもしれない。
ただ午後以降のイスタンブール行きはかなり混雑する。
多分他の島から乗ろうとしたら、良い席は座れないんじゃないかな。
なので僕はボスタンジュ方面に抜けることにした。

ビュユック島→ボスタンジュ

Büyükada(ビュユック島)16:20 – 16:55 Bostancı(ボスタンジュ)(フェリー会社:Şehir Hatları A.Ş.)

イスタンブール行きとは違って、ボスタンジュ行きは空いている。
とはいえデッキ席は埋まってきてはいた。

地元の人に交じり脚を投げ出す。風が心地よい。

どんどんアジアサイドの街並みが見えてくる。

30分ぐらいで到着。

イスタンブールに戻る場合は1時間以上かかるから、
混雑で1時間以上耐えるぐらいなら30分座ってボスタンジュへ、そこからマルマライ鉄道で座って移動する方が良い。

ボスタンジュのフェリーターミナルからマルマライ鉄道の駅までは徒歩2分ぐらい。
横断歩道渡って真っすぐ進むのみ。

Bostancı駅(マルマライ鉄道):

マルマライ鉄道に乗車。

アクサライ駅までは約25分程。

まとめ

プリンセス諸島に日帰り旅行してきた。
物理的には4島全て訪れることも可能。
しかしそれは駆け足な行動が出来る人にオススメがしたい。

どこかの島でのんびりしたい、じっくり見たい場合は絞った方が良い。

【ポイント】
・土日は避ける
・平日の昼以降は混む
・午後以降のイスタンブール行きは混雑する
・ボスタンジュへ抜けて、マルマライ鉄道で戻る方が空いてる
・フェリーは「Şehir Hatları」社のみイスタンブールカードが使える
・ビュユック島(Adalar/Büyükada)は一番大きくて観光客も多い
・ハルキ島(ヘイベリ島)(Heybeliada)は中間ぐらいのサイズで程々
・プロティ島(クナル島)(Kınalıada)とブルガズ島(Burgazada)は小さくて静かな雰囲気

お時間があれば是非足を延ばしてみてほしい島。

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