2021年7月
夏の沖縄旅行。石垣島と与那国島に滞在した。
与那国島には1泊し、石垣島から飛行機で往復。1泊2日でかなり満喫したので僕のスケジュールを紹介したい。
飛行機
・JAL/RAC(16,100円)
07月09日(金):RAC741 石垣 10:00 – 10:30 与那国
07月10日(土):RAC742 与那国 09:00 – 09:30 石垣
与那国島に行くには那覇又は石垣島から飛行機に乗る。若しくは石垣島からフェリーで移動する。
フェリーは片道3,550円、週2便で片道4時間半ほど。けど外海を走るようでかなり揺れが予想されるから選択肢から外した。僕はあまり船が得意ではない。
那覇からは1日1便、片道1.5万程度。
石垣からは1日3便、片道で8,000円ぐらいなので石垣島から行くことにした。石垣島まではANAのセールで購入。
JALの早朝羽田便を使うと、与那国島行きの飛行機に乗り継ぐことができる。
RACは琉球エアコミューターでJALグループとなる。JALのHPで購入できるのでかなり簡単だ。
飛行機はプロペラ機。石垣島から約30分とかなり近い。
搭乗の様子は以下の記事にまとめた。海が綺麗で石垣→与那国はA席(進行方向左側)をオススメする。
民宿
与那国島にはホテルという類がない。民宿での滞在となる。
島の「祖納」と「久部良」というエリアに分かれている。祖納の方が集落としては大きい。
僕は祖納にある「民宿 さきはら荘」というところに泊まった。
電話予約で1泊5,000円(個室・エアコン付/朝食付/バストイレは共同)。綺麗でかなり良かったのでオススメしたい。
詳細は別記事にまとめた。
レンタカー
与那国島で事前予約できるレンタカーは最西端観光か与那国ホンダとなる。
最西端観光は与那国空港の目の前に位置、与那国ホンダは祖納の集落内にお店がある。
値段はどちらでもそんな変わりはないので、好みによると思うけど、空港到着後に直ぐ動くなら最西端観光がいいかな。
メールで事前に予約ができる。
1日5,000円で1,650円で免責を追加できる。
車と車、車とヒトの事故はないし道も整備されているので走りやすいけど、万が一のこともあるので加入しておくと安心。
あと事故るより鍵を失くす方が負担額は大きかったので、そこも注意してもらいらい。
最西端観光では免許証を見せて手続きし、料金は現金のみ。
車のボディを軽くチェックして出発。かすり傷は多いので大きなヘコミがなければ問題はない。
島はアップダウンが多く夏は暑い。そして日陰も少ない。
なのでレンタバイクよりかは車の方がいいかなと思った。駐車場はどこも無料だしスペースはある。
ガソリンスタンドは島内に3つ。朝8時から19時まで空いている。
リッターは189円とかなり割高、だけどそんな距離を走ることはないので1,000円あれば足りると思う。
僕は島内1周+ちょこちょこ移動したので、1,000円ちょっとだった。
朝9時発の飛行機だったけど、朝8時にガソリン入れて返却しても時間は余裕あった。
地図:最西端観光
行動スケジュール・1日目(金曜日)
11:00 レンタカー貸し出し
10時40分頃に到着し、そのまま最西端観光へ。
数名いたので少し待って貸し出し。11時頃にはレンタカーで出発できた。
11:05 ダンヌ浜
空港から車で5分弱のダンヌ浜へ。カーナビよりGOOGLE MAPの方が分かりやすいと思う。
ここは僕が好きなスポット。別記事で紹介したので、ご参照いただきたい。
地図:ダンヌ浜
11:20 製塩所跡&久部良バリ
ダンヌ浜から車で5分ぐらいのところに位置している。
製塩所の前に車のシートがあるのはなんでだろう。
製塩所跡は廃墟となっており、回廊のみが残されている。海が見える廃墟は言葉にするとどこか美しい。
ここは塩を作る工場だったけど、2004年に火災で焼失してしまったそうだ。
足場は瓦礫があるのでサンダルよりかはスニーカーとかだとケガの心配はないかも。
そして製塩所跡地から少し西に移動すると、久部良バリがある。負の遺産だ。
昔、琉球王朝が薩摩藩への税を納めるために「人頭税」という制度がスタートした。これは人ひとりに対しての税金となり、王朝が差別していた宮古・八重山の住民に課せていたのだ。
久部良バリは岩の裂け目。税を抑えるために妊婦が岩から岩へと飛び移っていたようだ。
落ちれば命はないし、たとえ飛べても胎児の命はない。
地図:製塩所跡。左近くに久部良バリがある。
11:40 漁協食堂(ランチ)
与那国島ではカジキがよく獲れる。漁協食堂でランチをした。
詳細は別記事に記載をした。とても満足したご飯である。
地図:漁協食堂
12:15 西崎(日本最西端)
漁協食堂から車で約3-4分ほど。日本最西端の地だ。
詳細は別記事にて記載をした。
地図:西崎
12:40 比川集落
西崎から車で15分ほど。比川地区に到着。
ここには「Dr.コトー診療所」で使用したセットが残っていて300円で観賞できる。
ドラマ見たことないし、あまり興味はないのでスルーした。
セットの前には比川浜がある。ビーチは少し汚いけど海自体はかなり綺麗で波が穏やか。
漂着物は中国・台湾のものがあり、さすが国境の島だなと思った。
地図:Dr.コトー診療所
13:10 宇良部岳
標高231mの宇良部岳。与那国島で一番高い山。ここの頂上からの眺めは最高。
なんだけど、この頂上までに行く道が狭いし、アップダウン多くてとても微妙。
おまけに頂上も目印があるわけではないし、茂みの中を歩いていくので達成感もなければ落ち着けなかった。
ヒマすぎて天気が良ければいいと思う。徒歩やバイクは絶対ぜったいぜーったいに推奨しない。
車だと止めるスペースはあるけど、途中でUターンできるポイントはないので後戻りができない。
地図:宇良部岳
13:30 立神岩
島の南側は「●●岩」と名付けられたスポットが多い。
与那国島はビーチ以外はだいたい断崖絶壁になっている。島の南側は波によって浸食されたことで奇岩が多い。
こちらは立神岩。古くは信仰の対象となっていた。
駐車場は2ヶ所あり、1ヶ所目は岩を近くで見える。2つ目は展望台のようなところから横から見える。
地図:立神岩(近くで見えるほう)
地図:立神岩展望台(横から見えるほう)
13:40 軍艦岩
立神岩の近くにあるのが軍艦岩。ここも駐車場があって高いところから見ることができる。
地図:軍艦岩
13:45 東崎
島の最東部にある東崎(あがりさき)。太陽を遮るものがないので、日焼け対策はしっかりしよう。
ここは馬が放牧されていて、間近に与那国馬と触れ合うことができる。
別記事で詳細に紹介をした。
地図:東崎
14:15 民宿にチェックイン&休憩
島をぐるっと一周したので、さきはら荘にチェックインした。
与那国島の役場の裏に位置していて、役場と信号機の間に駐車場がある。
到着したらお茶とお菓子をいただいた。部屋にはエアコンもあったので、少し休憩で体力を回復。
15:55 ティンダバナ
宿の2階からも見える大きな岩、というか崖が「ティンダバナ」。
サンゴの隆起と浸食で形成されて、ここからの眺めが最高である。車で展望台近くまで行けて便利。
過去記事に詳細を記した。
地図:ティンダバナ
16:15 三畳ビーチ
ティンダバナから東シナ海を眺めると海がコバルトブルーなところが見える。
それが三畳ビーチだ。橋の直ぐ側にあって、三畳ぐらいしかないぐらいこぢんまりしている。
とはいえ透明度は高いし落ち着ける場所。ここも日陰がほぼない。近くの橋の景色含めて見てほしい。
地図:三畳ビーチ
16:30 休憩&夕飯
さきはら荘に戻り冷房で体力回復を務めた。
飲み物と夕飯の買い出し。本当は夕飯を食べるためにある店を予約していたけど、その日に臨時休業となったのである。
さきはら荘から徒歩5分ぐらいのところに「崎原商店」がある。
商店前にはにゃんこがたむろしていて平和な景色。
ここは飲み物は150円ぐらいとそんな高くはない。船の出入りで品揃えも変わるそう。クレジットカード使えたのは大きかったな。
店前には自販機があるし、島内にも自販機をよく見るけど、2台に1台ぐらいは使えないので、使えるタイミングで何本か購入しておくと安心かも。
ここでは水とブルーシールのアイス(150円)を購入した。
夕飯はテイクアウトしているお店で。手前のお弁当が「国境」というお店。
奥の2品は「どぅぐいわり」というお店。
お弁当は600円、奥の2品は右がマグロのユッケ(350円)、左がカジキの刺身(500円)。
美味しくて全て直ぐ平らげてしまった。宿のラウンジでご飯をいただいた。
地図:崎原商店
地図:ビヤガーデン国境
地図:どぅぐいわり
19:10 ダンヌ浜(夕日)
夕飯を18時半頃に食べ終えたけど、日没が19時40分なのでまだ空は明るい。
そのため夕日を見るために午前訪れたダンヌ浜へ。ここから眺める夕日も良かった。
20:30 立神岩(星空)
夕日を見終わった後、そのまま立神岩へ向かった。
島の北側と南側を通るルートがあるけど、南側は途中道が狭くなったり、なんか走りにくい印象が残ったので、北側から向かった。
ここは宿の女将さんが星空が綺麗ということで教えてくれた場所。
駐車場に止めて空が暗くなるのを待つ。周囲に灯りはなく、灯台の光がたまに見える程度。
新月ということもあり月あかりも心配は要らない。
暗くなって空を眺めて驚愕した。久々に見たよ、こんなに多くの星を。
写真だと全然伝わらないけど、とにかく星が凄くて「どれがどの星だ?」となるぐらい。
少しの間、星空観賞を楽しんだ。
行動スケジュール・2日目(土曜日)
05:50 東崎(朝日)
少し早起きして朝日を見るために東崎へ向かった。
朝日を眺めるにはこのスポットが最適だと思うので、是非早起きして行ってみてほしい。
07:30 朝食
宿に戻りシャワーを浴びる。そして7時半から朝ごはんをいただく。
ボリュームが多くとても美味しくて大満足。
08:00 空港へ
その後チェックアウトをする。祖納集落にはエネオスのガソリンスタンドがあるので、そこで満タンにする。
満タン証明書を貰い、最西端観光へ返却。ここでも8時半を回ってないので、かなり余裕を持って空港に向かえた。
まとめ・アドバイス
1泊2日の与那国島。とても印象に残る場所だった。
最果ての地、馬が多い、島が岩々しいなどイースター島と重ねる要素が多い。
見所も日の出から星空まで余すことがない。お金が許すなら是非心からオススメしたい場所。
そして天気が安定しているタイミングが良い、日本最西端はとても素敵な場所だった。
✔ 航空券は定額制。満席になる可能性もあるので早めの予約
✔ 宿泊施設はほぼ民宿。こちらも早めの予約+朝食付きプランがオススメ(朝ごはん食べるところない)
✔ 島内はレンタカーがオススメ。レンタバイクの時はテキサスゲートに注意
✔ 島内はアップダウンがかなり多いので自転車は本当にオススメしないです
✔ 夏はかなり暑く日陰もほぼなし、着替えや汗拭きシートなど熱中症対策は万全に
✔ 島内の自販機はほぼ壊れているので、商店を見つけたらこまめに水分補給・購入をオススメ
✔ 緊急事態宣言下は店の営業時間や営業形態がかなり変わっているので、事前に与那国島のHPで空いてる店をチェック
(URL: http://welcome-yonaguni.jp/ )
✔ 夜のお店は予約が必須。緊急事態宣言下はテイクアウトになる可能性が高い