現在南米を旅行中。会話などで良く使うスペイン語を紹介します。
第1回は「挨拶編」
概要
南米はブラジル(ポルトガル語)、スリナム(オランダ語)、ガイアナ(英語)、仏領ギアナ(フランス語)を除いて、ほとんどの国でスペイン語が話されている。
旅行者が多いチリやアルゼンチン、ボリビア、ペルーもスペイン語を使えれば、旅行もスムーズに進められる。
※ベネズエラ、コロンビア、エクアドルには行ってないので、この国々のフレーズは分かりません。カテゴリーに入ってる国(ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)のスペイン語を紹介します。
英語は通じるか?
「南米は英語が通じない!」と言われるが、一理あるし、違う部分もある。
ローカルなところ、例えば食堂や商店、ローカルバスは英語は通じないと思ったほうがいい。バックパッカーホステル、旅行会社、マチュピチュ村など観光客を相手にしているところは英語が良く通じる。現地人でも学校に通う若い人や、勉強している人は英語が通じるけど、見た目で判断はできない。
もし英語が喋れるか聞きたい時は、
“Habla ingles?(あなたは英語話せますか?)
(アブラ、イングレス?)
と聞こう。
“No”
と返されたら諦めてください。
南米の人について
南米に来て思うことは「人が優しい」ということ。どこの国でも人は優しいんだけど、南米では毎日思う。良くも悪くも「お節介」なのだ。
道を聞けば、いらないことまで教えてくれるし、民宿でも「○○はいらない?」などなど。 旅の醍醐味の一つに「現地人との絡み」がある。スペイン語のハードルがあるかもしれないが、辞書や会話帳片手にどんどん喋ってみよう。片言でも向こうは笑顔で対応してくれる。もし外国人が日本に来て、日本語の会話帳を手に、話しかけてきてくれたら、嬉しいのと同じ。スペイン語を勉強していたお陰で、だいぶ役に立っている。
しかし、中には愛想が悪い人や最悪な人もいる。
市場を見ていて「買わないです」と言うと、「チーノ」とか言う人もいるし、最初から対応が悪い人もいる。観光地では胸糞悪い人もいるけど、これは一部の話だ。
スペイン語講座第1回「挨拶編」
本題に入ることにする。大前提として、スペインで使うスペイン語と南米で使うスペイン語は一部違うということだ。
僕は大学でも語学学校でも、「スペインのスペイン語」を学んでいた。なので、南米でとあるフレーズを使っても、「?」と反応されたことがあった。 またスペイン語は80%はローマ字読み。英語のように発音に気を付けなくてもよい。日本人が勉強しやすい言語でもある。
挨拶
- Buen dia「おはようございます」(ブエン・ディア)
スペインでは”Buenos dias”。南米に着いた時、こう挨拶されて驚いた。
※ペルーでは”Buenos dias”。しかし他国ではBuen diaを使う。
“Buenas tardes”(こんにちは)、”Buenas tardes”(こんばんは)は同じ。
“Hola”も使う。けどこちらはラフな様子。スペインでは”Hola”だけでもいいけど、南米はかしこまった”Buen dia”などをよく使う。”Hola, buen dia”とか言う場合も。
オフィシャルな場所では、”Buen dia”, “Buenas tardes”, “Buenas noches”を使おう。
- Chao「またね、じゃあね、さようなら」(チャオ)
イタリアかよ、と言いたくなるフレーズ。しかし、南米では毎日のように使う。”Adios”なんかほぼ使わない。店を出る時、人と別れる時は、”Chao”と言ってみよう。向こうも”Chao”と返してくれる。僕は”Chao”だけだと言い足りないので、”Chao, Chao, Hasta luego”と言ってしまう。※スペイン語は”H”は発音しない。”Hasta luego”は「アスタ・ルエゴ」。
“Chao”か”Hasta luego”がしばし使われるフレーズ。スペインでは”Hasta luego”が一般的。
- Gracias「ありがとう」(グラシアス)
お馴染みグラシアス。毎時間使う。”Muchas gracias”と言えば「本当にありがとうございます」。”Gracias por todo”と言えば「全てのことに感謝します」。
※Gracias por~で「~に感謝します」という意味。
“Gracias”と言えば向こうも”De nada”(どういたしまして)や”Bueno”(はいよ!)と返してくれる。スペインでも使う言葉。お土産屋を出る時は、”Gracias, chao”と言ってみよう。 コンビニ感覚で土産屋に入る日本人が多い。入るときは、”Hola”出るときは、”Gracias”と、ちゃんと言いましょう。他の国でも同じ。何も言わずに出入りするのは、「日本人のマナーが悪い」と言われる原因の一つ。
- Esta bien「大丈夫です。結構です。」(エスタビエン)
クスコでは毎日使ってる。もし物売りやツアーの勧誘に来たら
“Esta bien, gracias”(大丈夫です、ありがとうございます)と言ってみよう。何も言わずに無視するのではなく、一言いうだけでも、相手に嫌な感じを与えない。相手側もすっと去っていってくれる。”No gracias”でも通じるけど、”Esta bien”のほうが不快感を与えない。
- Disculpe「すいません」(ディスクルペ)
スペインでは”Perdona”と使っていた。これは、人に道を聞く時など、「人に何かを尋ねる時に使う」。例えば、
Disculpe, señor. Sabe de donde esta la Plaza de Armas?
「すいません、セニョール。アルマス広場はどこにあるか知っていますか?」
(ディスクルペ、セニョール。サベ・デ・ドンデ・エスタ・ラ・プラサ・デ・アルマス?)
Disculpe, este cuanto cuesta?「すいません、これいくらですか?」
(ディスクルペ、エステ・クアント・クエスタ)
など。何かを聞きたい場合は、頭に付けてみよう。
- Perdon「すいません」(ペルドン)
これは「人に謝る時」。人にぶつかった時など。”Lo siento”(ごめんなさい)という単語もあるけど、使うのはホント稀。たいてい”Perdon”とか言えばOK。
- Permiso「すいません」(ペルミッソ)
これは「人の脇を通ったり、道を開けて欲しい時」。完璧イタリア語から来ている。スペインでは使わない。人の間を通る時、”Permiso”と言う。日本語だと何でも「すいません」で片付くけど、スペイン語は違う。英語だと”Excuse me”
まとめ
今回は「挨拶」について書いた。書き忘れがあるかもしれないけど、それは今後付け足す。第2回も乞うご期待。
ありがとうございます。
ウユニに行くので、とても参考になります。
>まっさん さん
コメントありがとうございます。
参考にしていただき、幸いでございます。
ローカルな方たちには想像以上に英語は通じにくいので、トライしてみてくださいね。
ウユニへの旅行が楽しいものになることを祈っております。