アスワンからスーダンへフェリーで移動した時の話です。辛かった。
2013年5月 1ポンド=約15円
◎スーダン行きフェリー搭乗へ
搭乗前日、アスワン市内にあるオフィスでチケットを受け取る。
事前に予約はしてあるので、問題なく受け取れた。パスポート必要。
307ポンド(約4,605円)支払う。結構高い。
左のおっちゃんが英語喋れる。
当日は13時にフェリー出発予定。しかし場所取りのため、朝9時の開門に合わせないといけないので、アスワン市内を8時に出ないといけない。
フェリーが出るハイダムまで、アスワン駅から鉄道で向かう。1.5ポンド(約23円)。
8時発。所要30分。
ハイダム駅へ到着。すぐ裏が港になっている。
駅を出ると、流れに乗って、フェリーの門へ。
列になってるけど、皆守ってない。なので、僕もシレーと前のほうへ並ぶ。
「何を持っていくんだ?」というものばかり。まさに大陸大移動。
◎過酷なフェリー移動
朝9時に開門。皆押し合いながらいくけど、すぐ船に乗れるわけではない。
まずパスポートとチケットチェック。その後に出国審査もしないといけないのだ。
外国人は優先的に前でいかしてくれるので、楽。
手荷物検査もあるけど、ほとんどスルー。流れが出来ているので、係員に従えば良い。開門に乗り遅れても、多少は問題なし。
出国税40ポンド(約600円)、港使用税2ポンド(約30円)を支払う。
↑何故かマラリア対策の薬を無料で貰った。副作用怖かったから飲まなかったけど。
所要30分ほどで船の前へ。
こんな貨物船。早く来すぎてまだ乗れず。他の人は荷物多すぎるから、遅れてる可能性大。
10時頃、船開門。
個室以外は自由席。入って向かって左は、女性・子ども・お年寄り席。向かって右は男・ツーリスト席。
窓側のベンチに陣取る。
今のところ冷房は効いている。
外に、なんか可愛らしいおばちゃんがいた。
エジプト、スーダンの国旗が描かれている。
個室。高くてもこっちが良い。けど買えない。
朝10時のシート
出発直前のシート
男だらけ!蒸し暑い!でも治安悪くなさそう。
船旅のお仲間。右側の男性オマル氏は英語できる方。
いろいろ世話してくれる優しいスーダン人でした。
なお、甲板。
もう分けわからないですね。
いつの間にか出発してた。気づいたら夕方。夕食の時間でもある。
このフェリーは昼食 or 夕食チケットが付いてる。
特にすることもないので、寝るしかない。しかし、暑い。
寝る場所がない方々。どこでも寝れるようです。
夜、船内のとある一室でスーダンの入国審査が行われた。
ビザを取得していたので、すぐ終わる。
たまに甲板に出て風を浴びるけど、それにしても船内は暑い。
アスワンを出て、14時間、夜が更ける。
ナイル川から昇る朝日は初めてだ。今後見ることはないだろう。旅情はある。
出来ることなら船内に戻りたくない。暑いから。少し風を浴びて、むさ苦しい世界へ戻った。
朝9時。出発して18時間。スーダン、ワディハルファの町に到着した。今まで一番過酷な移動であった。
スーダンに着いても、まだ苦労は続く。
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