【イタリア】 鉄道移動する上で知るべき6つの知識

イタリア国内を移動する際に知っておいてほしい情報です。

1ユーロ=約140円

イタリアの鉄道移動

イタリア国内を旅行する上で鉄道移動は欠かせない。バス移動はマイナー、多くの人が鉄道を選択するはずだ。H.I.Sなどのツアーでも鉄道移動が使われる。

ここで鉄道移動をする時に注意してほしいことをまとめた。

イタリアで電車に乗る予定がある人は頭に入れておいてほしい。

鉄道移動で注意すべき6つのこと

切符刻印

イタリアの鉄道に改札というものはない。駅とホーム、鉄道までスルーパスだ。ではどこで切符を記すのか。ホームの端や壁に「刻印機」が設置してある。ここにチケットを出して日時を入れることで「改札」ということになる。

もし日時を入れ忘れて、車内でチェックを受けた場合、罰金になることもあるので注意が必要だ。必ずチケットに日時を入れることがマストである。

ちなみにイタリア国鉄、Trenitaliaでは普通電車などチケットで都市間なら乗り降り自由。例えば、ローマ⇒フィレンツェのチケットなら、その間は進行方向のみで、その日限りで自由に乗り降りできる。

ロマの紙

italoやFrecciarossaなどのイタリア版「新幹線」では見ることはないが、近距離を結ぶインターシティやRegionaleでは出現する。

乗車中、少し肌が黒い人が人がいる場所に何か書かれた紙を置いていく。

何が書かれているのかな、と読んでみると「お金を恵んでくれ」との内容。しかし見た目をみると、明らかに貧乏そうな雰囲気はない。貧乏旅行をしている僕のほうがみすぼらしい感じ。

周りの様子を見ていると、そこに紙がないように、ロマなんていないように無視していた。なので僕も無視。

紙を置いたロマはその紙を回収しに来る。彼女は回収する際、僕のほうをチラっと見たけど、無視を貫いた。一番効果的なパターン。ちゃんと荷物を盗まれないように守りながら。

彼女らはタダ乗りをしているので、車掌の目を盗んでいる。車掌の検札もあまり来ないのでタダ乗りしている奴らが多い。ナポリ~ローマ間時間の距離、Regionaleに乗車していたが一度も車掌は来なかった。ロマには二度来たけど。

もしロマが来て紙を置いていったら、無視しよう。紙には手をつけないで。

そして荷物は注意。子どもがふらーとやってきて盗んでいく可能性もある。

駅でも警戒は必要だ、ローマのテルミニやナポリ中央駅など大都市の主要駅では、観光客を狙った輩がうじゃうじゃいる。

若い女性集団、子どもなど。見た目は少し小奇麗にしている。券売機で切符を買おうとしている時、地図を見ている時、ベンチに座っている時。狙われている可能性があるので注意してもらいたい。

置き引き(寝台電車)

寝台列車に限らず、鉄道移動では置き引きに注意してもらいたい。

イタリアからパリを結ぶ”Thello”や”Inter City Night”などの夜行列車では寝台になっている車両もある。個室なら中から鍵をかけられるので問題はないのだが、開放的な車両だと問題が。魔の手がやってくる。

イタリアでは夜行列車を使ったことがないけども、インドで良く夜行列車を使っていた。寝ずに荷物を見ているのは不可能、その時どのような対策を取ったか。

僕はリュックとバックパックの2つ体制。リュックは枕にして、バックパックは下に置いて体とワイヤーで荷物をつなげていた。なので、バックパックを動かしたら僕の体に反応するので、危険を察知できる。

厳重な警備体制をすることで、インドの鉄道で荷物を盗まれることはなかった。

盗難には気をつけてもらいたい。スマホやカメラを机に置きっぱなし、危険なのでやめよう。

遅延

イタリア国鉄は遅れる。とにかく遅れる。定時で運行していたら珍しいほど。

駅の電光掲示板にいつも”ritardo”(遅延)の欄が光っているぐらいだ。1時間以内なら定時と言ってもいいだろう。

ナポリ~ローマ間はよく分からないけど30分ぐらい遅延して到着。オルヴィエートからローマに戻る時は、よく分からないけど30分遅延で到着、45分遅れでテルミニに到着した。

なので基本は遅れると思ってほしい、鉄道で正確な乗り継ぎは不可能。なので時間に余裕を持って動くといいだろう。

これはレジョナーレやインターシティの話であり、専用線路を走るFrecciarossaなどは正確だ。在来線は遅れる前提で、高速特急は遅れるかも、と考えていてほしい。

運休

イタリアでは予定していた路線が急に運休になることもある。事前に駅のホームでアナウンスがあるのだが、イタリア語オンリーなので聞き取れない。

ローマからフィレンツェへ向かう時、3時間に1本のレジョナーレ(表記:”R”)を使う予定であった。

11時出発だったので、10時半ぐらいから駅で待っていたのだが、着いた段階で”delay”のところに”10″という文字が。許容範囲内。

11時になる時には”30″という文字が。これも仕方ない。

すると11時半になった途端に、その列車が表記から消えたのだ。「え」、何が起きたのか分からないので、近くにいた係員に聞いてみると「運休だ」という返答が。

驚いた、突然の運休。そして何の遅延だったのか。たまたまの話ではなく、よくある話。お陰でプラス20ユーロを払って特急に乗る羽目になってしまった。

在来線ならあったりするけど、よく述べている”FRECCIAROSSA”ではストライキではない限り運休にはならないだろう。

もし列車が運休になったら、焦らず窓口へ。Rなら何も言わずに違う列車に乗れる、指定席なものは同等クラスの違う時間帯へ変えられるはずだ。

駅が複数

イタリアで鉄道移動する際には気をつけてもらいたい。

小さな町ならいいのだが、ローマやフィレンツェなど大都市では駅が複数あることがある。

ローマなら主要はテルミニ駅、中心からも近い。ただもう1つティブルティーナ駅というものがある。

ここは中心から離れており、移動に地下鉄を使ったりするなど、少し面倒。

フィレンツェもサンタ・マリア・ノヴェラ(S.M.N)とカンポ・ディ・マルテという駅があり、SMNは中心。カンポは少し遠いところに位置するなど、違う。

同じ都市でも駅が複数ある。チケットに明記された駅名、購入する時気をつけてもらいたい。

こういうややこしいことが起きるのは、ローマテルミニもフィレンツェSMNも阪急梅田、西武新宿のような行き止まり構造だからだ。

そのためフィレンツェなどの途中駅では、列車の方向転換、乗務員の入れ替えなどしないといけないので、10分ぐらい停車する。それが遅延の原因となったりしているのだ。

SMNやテルミニは幹線から一度外れてしまう。

なので、優等特急や時間重視をした種別はSMNのような時間がかかる駅には止まらず、カンポ・ディ・マルテのような幹線上にある駅に停車するのだ。

是非気をつけてもらいたい。特にフィレンツェはややこしいので確認しよう。

まとめ

イタリアは鉄道網が発達している。イタリアを旅行している時は便利さから鉄道を多く利用した。

全てのことを含めて「トレニタリア」。駅員がホームで電話しながらタバコを吸っていたり、列が長いのに休憩に入ったり。人間味がある国鉄である。

Trenitalia – HomePage

トレニタリアのホームページ、時刻表を検索することができるので活用してみよう。

イタリアを鉄道で移動する人、気をつけて。そして楽しんで動いてもらいたい。海外の鉄道移動は「世界の車窓から」となって、いい思い出になる。

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2 件のコメント

  • ブログみました。自分もイタリアやフランスを鉄道旅行しました。鉄道網が発達しているし、いろんな鉄道が走っているヨーロッパ、楽しかった。ただ、刻印など日本とあ違う点があるのにも驚きました。旅行前にしっかりと下調べをしておかないと!

    • >クラさん
      コメントありがとうございます。
      欧州の鉄道旅行、楽しいですよね。特にターミナル駅では色々な地域から鉄道が来ているので、多種多様になりますよね。
      刻印は分からないとスルーしてしまうので、何事も下調べをして、無知で行かないことが大切だなと感じます。

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