世界一の世界遺産保有数であるイタリア。ヨーロッパの南に位置し地中海に面する縦に長い国は、多くの日本人が訪れる場所でもある。これからの季節、特に春は卒業旅行でイタリアに行く人も多いだろう。
とあるアンケートでは「卒業旅行に行く国ランキング」で1位になったほど。各旅行代理店のツアーを見てみると「イタリア周遊8日間」「ローマ、フィレンツェ、ベネチア9日間」などイタリア限定のものや「イタリア、フランス、スペイン周遊14日間」など隣接した国に訪れるツアーもある。
どれもが安い価格。おそらくカタール航空やエミレーツ、エディハドなどの中東系キャリアを使ったものだろう。これから日本人がドッと押し寄せるであろうイタリア、陽気で明るくて美しい街並みが広がることに期待している人も多いだろう。
だが、現実は軽犯罪天国。陽気で明るくて美しい街並み?そんなのは幻想であることをイタリアに訪れて感じるだろう。先日、パリに関する治安対策の記事を書いた。
今回はイタリアに関する旅行上の注意点を記していく。イタリアへ旅行する人の参考になってくれれば幸いだ。
スリに注意(全土)
イタリアで一番多いのは「スリ」だろう。多くの日本人が被害に遭ってきている。しかし、中々減る傾向がないスリ。ならばこちらで対策をしていこう。イタリアを旅していてよく聞いたスリのタイプを紹介する。
観光客風スリ
犯罪者が観光客の格好を装ってスリをすることだ。単独行動ではない、3人以上の団体行動である。例えば、ローマ・コロッセオ近辺にいた場合。被害者Aは写真を撮っていた。すると、そこにカップルを装った犯罪者AとBが。「すいません、写真撮ってくれない?」と被害者Aにカメラを差し出す。被害者Aは犯罪者ABに向かって記念撮影。「ありがとう」と笑顔で犯罪者ABが立ち去る。すると、被害者Aのポケットに入っていたスマホが盗まれていた。こういうことだ。
写真撮影や道を聞くなどで被害者に気を引かせている間にスリをするというパターン。「スリ」と頭の中に入れていても、相手が観光客ということで気が緩む。その隙を狙うのだ。実にタチが悪い。人が好さそうな日本人に頼んで、きちんと仕事をするスリ魔。こういうのは老夫婦を装ったり、大人の男性を装ったり、様々なパターンがあるがイタリアでよく聞くのは若い女性3人組など若い人たち。特に色が少し濃いロマ風の人たちに見られる。もし声をかけられた場合は警戒しよう。ポケットには何も入れないように。スマホ、財布、カメラ。しっかり管理してほしい。
署名スリ
観光地に多い。「貧しい子供を救う」「歴史的建造物の修復費」とかで署名をお願いするロマの人たち。見てすぐに「あ、アカンやつだ」と分かる。まず署名をしたらお金を要求される、そしてその署名をしている間、その後ロマと話している間にスリにあったりする。まず、肌が少し濃いロマ風の女性が近づいてきたら、逃げるか無視をしよう。凄く悲しそうな顔で見てきたりするのだが、全てフェイクだ。関わるとロクなことがないので。これはフランスやスペインでも同じ手口が横行しているので、注意してほしい。
子どものスリ
真昼間でも起きるのが子どものスリだ。これは大胆、子ども複数人が被害者の周りを取り囲んで一斉にバッグやポケットの中に手を突っ込むのだ。イタリア人が見ていても何もしてくれないことがある、ロマ風の子どもには注意してもらいたい。ポケットに物を入れないのは当たり前、バッグの中も気をつけよう。個人的にはチャックの穴に鍵を通して簡単には開けられないようにすることがベスト。たまに力づくで奪おうとする子もいるので、そういう奴には多少の暴力を振るっても問題はない。正当防衛だから。
私服警官
よくある話。今まで一度も会ったことがないのだが、私服警官を装ってスリを行う人がいる。通りを歩いていて、いきなり被害者を呼びとめる。警察バッジ(偽物)などを見せて、「パスポートを見せてほしい」。パスポートを見せると「所持金検査だ」という理由で財布を要求する。財布を渡したら最後、確実にお金を盗まれる。汚いのが、全てを盗むのではなく、バレない程度に20ユーロぐらい盗むのだ。すぐに気付かないようにするため。第一、警官が私服で観光客に調査をすることはないし、財布を要求する警官なんて世界中で普通はいない。パスポートチェックも殆どない。道で複数の男に巧みな英語で声をかけられたら怪しもう。
釣り銭詐欺
ベトナムではよくあるけど、イタリアでも釣銭詐欺があったりする。ユーロ圏では普通お釣りが返ってくるので特に心配することはないのだが、大きなお札を崩した時に気をつけてもらいたい。特に観光地にあるお土産屋など。大きいお札を刷りかえられたりすることもある。極力20ユーロ以下の札を持っておくといいかも。
それ以前に、イタリア人が計算下手ということもあり、日常的にお釣りが間違っていたりすることも。スーパーのようなレジがあるところは別だけど、鉄道の窓口や個人商店の店など。暗算した時は危ない、電卓を使っていても危ない。後ろに列があろうと自己主張は大事である、お金は一緒に数えて、しっかりお釣りの確認を。「後ろに人がいるから出なきゃ」と言って出て後にミスが発覚して窓口に戻っても、取り扱ってくれないことがある。なので「その場で確認」、これが大事だ。
置き引き
置き引きにも気をつけてもらいたい。気候が穏やかなイタリア、ついついオープンテラスでのんびりしてしまう。ここで注意が必要なのがテーブルにモノを置くこと。日本人のクセ、テーブルにスマホを置くこと。これをした瞬間、あなたのスマホは他人のものへと移る。物売りなどがやってきて、スマホを死角にした瞬間、盗む。オープンテラスやバル、カフェなどではテーブルにカメラやスマホを置くのは厳禁。そして自分の荷物から目を離さないこと。椅子の下とかに置いてもアウト、自分で持つようにしよう。日本と同じ感覚で居たら痛い目にあう。
スリに遭わないために
ポケットにモノは入れない、スマホやカメラを見せびらかさない、ブランド財布を出さない。常に警戒しているのも疲れてしまうけど、盗まれた後はもっと疲れるので、多少「警戒しすぎかな?」と思うぐらいがちょうどいい。日常的に使う少量の現金、10ユーロぐらいはポケットなどの出しやすいところに入れておいて、なるべく財布は使わないようにしよう。
あと、観光地では建物や写真などに気を取られ過ぎないように。周りを一度見てみよう。落ち着いて観察すれば、「あ、こいつ怪しいな」と感じるはずだ。警戒すればスリはやってこない、スリは無警戒の人に忍び寄る。日程などに気持ちに余裕を持とう。余裕を持てば周りも見れる。イタリア全土でスリに注意が必要だ。特に大都市、観光客が多い場所。人ごみは危険、ローマは特に。ローマの玄関口テルミニ駅に多いし、バチカン行きのバスは常に混雑しているのでスリも多い。怪しいアラブ系やロマ風の女が乗っていたので、じーっと見ていたら途中で降りていった。地下鉄も。スリがない場所はイタリアにはない、と思うほど気を使ってほしい。
鉄道移動に注意(全土)
イタリア国内を旅行する上で鉄道移動は欠かせない。バス移動はマイナー、多くの人が鉄道を選択するはずだ。H.I.Sなどのツアーでも鉄道移動が使われる。ここで鉄道移動をする時に注意してほしいことをまとめた。あまりにも紹介することが多すぎたので、別項にて紹介。
参照して頂けるとありがたい。
スーツケースに気をつけろ(全土)
海外旅行といえばスーツケース。殆どの人が使うことになるだろう。普段からバックパックを使って海外を旅しているので、あまり不便に感じたことはないのだが、「もしスーツケースを使っていたら」という視点で見てみると、イタリアは中々大変であることが分かる。盗難リスクは必ずある。それはスリや置き引きの項で見てもらいたい。僕がスーツケースが不便だな、と思ったこと。
- 石畳な道が多いのでコロコロしにくい
- 橋が多いので大変(ヴェネツィア)
- バリアフリーが整っていないので階段大変(ローマ地下鉄)
送迎が付いていれば問題ないのだが、イタリア周遊プランや多くのツアーは送迎が付いていない場合がある。駅からホテルへ移動する時、歩道を歩くことになると思うが、石畳の道が多かったりするので、スーツケースが転がしにくいことがある。また、ヴェネツィアの島内では橋が多い。橋も日本のように平坦ならいいのだが、メガネ橋のような階段付のブリッジなので、スーツケースだと持ち運びに大変。そういう時にバックパックだとスイスイ行けるのだが、まだまだ少数派だ。
個人で旅行する時はホテルの場所も考慮しよう。移動が大変だと面倒。またローマの地下鉄はバリアフリーが整っていないところがまだまだあるので、駅が階段だけということもある。そこも気をつけてもらいたい。路線バスやトラムがあるところはまだ楽。ちなみにトレニタリア、ホームと鉄道の高さに差があるので、乗る時にスーツケースを上げる必要がある。極力荷物は少なめに、スーツケースは小さめに。持ち運びがし易いようにしよう。
スペイン広場のミサンガ(ローマ)
「ローマの休日」のハイライトシーンであるスペイン広場。ローマに訪れたならば、必ずしも行く観光地だろう。ここを初めて来た時に、「あ、よくないな」と感じた。確かにスペイン広場、素敵だと感じる。しかし如何せん治安が宜しくない。階段でのんびりする観光客。ジェラートはゴミ問題から禁止されているため食べることはできない。韓国人とかがデカいスマホで写真を撮りながら座っていたりする。スペイン広場で注意してもらいたいのは、スリや置き引きはもちろんのこと、「ミサンガ売り」である。
黒人やアラブ系の男が、日本人だと分かると「ナカ~タ~」「ナガトーモー」と言いながら近づいてきて、手にミサンガらしきものを巻こうとしてくる。そこで”No”と言えない日本人、半笑いで人が好さそうな顔をしながらなされるがまま。相手が陽気なイタリア人だから心を許しているのだろうか。ミサンガを巻くときはニコニコ加害者、「フリーフリー」と言いながら慣れたてつき。しかし、ミサンガを巻いた途端に顔は豹変。高いお金を要求してくる。彼らは1人では動かない、複数人でいるので、仲間がやってくる。日本人はそこでお金を払ってしまい、被害がどんどん大きくなるのだ。
第一、一般のイタリア人が観光地で日本人に声をかけることは普通はない。保守的なのに。この加害者も純粋なイタリア人ではなく、移民の人たちなんだろうけど。なので全く怖くない。弱い奴らなので警察とか呼べば一発。日本人は”No”と言えないからカモにされている。まずミサンガや花をプレゼントしようとしてきたら”No”と言えば問題ない。立ち去る。それでもしつこいなら、無視したり日本語で怒っていい。向こうは何も思わないので。観光地、特にスペイン広場では出没するので注意しよう。僕は残念ながら絡まれることはなかった、傍から見ていておもしろかったけど。
夜の街歩き
十分気をつけてもらいたい。ATM、飲んだ帰り、移動。警戒しよう。怖い人は多少高くてもタクシーを使うのが安全。そのタクシーもたまにアホがいるのだけれど、強盗に遭うよりかはマシだ。大都市でも治安が悪い部分があるので、訪れる都市の情報は頭に入れておこう。特にナポリとローマ。ヴェネツィアとフィレンツェは街全体が観光地で、治安も良かったので、特に夜は問題なかった。フ
ィレンツェは夜も中心地は人通りがあるので、スリとかに気をつけるだけで、安全に街歩きを楽しめるはずだ。海外というだけで知らない内に体は疲れている。夜遊びするのも楽しいとは思うが、夜はホテルでゆっくり休んで、次の日に備えておこう。
ナポリのゴミ
イタリア全体で街が汚かったりするのだが、ナポリの汚さには驚いてしまった。イメージしていたイタリアと全く違ったので、全てが驚き。ナポリ中央駅近くに宿泊していたものだから、毎日イタリア人よりも移民の黒人ばかり見ていた。ナポリのゴミは社会問題だ。いくら経っても改善される傾向がない。「ナポリを見て死ね」という有名な言葉があるけど、ナポリにいたら確実に早死にするレベル。空気も汚いし、治安悪いし、街汚いし、貧乏だしどうしようもない。住民の意識が改善されていないこともあるだろうし、大量の移民が同じような民度であるからだろう。個人的に感じることだ。
ナポリは物価は安い、イタリアは北に行くほど物価は高くなり、南に行くほど安くなる。同じピザでも2~3ユーロぐらいは違う。生活費は安かったけど、卒業旅行で、新婚旅行でナポリに訪れることはオススメしない。ナポリから行けるカプリ島に「青の洞窟」という有名な観光地があるけど、ナポリ中央駅や街中は行かないほうがいいかも。全てぶち壊しにしてくれる。ナポリに行く予定がある人は頭に入れておこう。「ナポリとゴミ問題」でかなりの記事が書けると思う。
日曜日に気をつけろ
イタリアに限らず、キリスト教の国に共通したことだ。日曜日はどのお店もお休みする。個人商店は特に。家族と過ごすための曜日だ。大都市のスーパーなどは開いていたりするので、買い物には困らなかったりするけど、場所によって違ってくる。ブランド品の店やレストランも閉まっていたりするので、日曜日が自由行動日であったりしたら気をつけよう。店のスケジュール確認は要チェックだ。せっかくのショッピングが台無しにならないように。
日曜日は、昼間からワインを開けて、チーズを食べながら、ノンビリしてほしいのだが、短期旅行だとそういうわけにはいかない。そういう時は美術館だろう。日曜日でも開いている。平日よりも混むけど、時間を割いて観光できる。ローマにいる人はバチカン観光もいいかもしれない。サッカーの時期ならセリアAを観るとか。日曜日は公共交通機関の本数も減るので、気をつけよう。日本と同じ感覚で訪れてはダメ。日程を確認し、日曜日の使い方を考えよう。
歴史衣装の奴には気をつけろ
観光地近くにいる。コロッセオ周辺とか。こういう奴は写真を撮ると必ずお金を要求してくるので注意が必要だ。「フリー」とか言っていても100%嘘。海外で「フリー」という言葉は信じないほうがいい。一緒に写真を撮ると下手したら10ユーロ~20ユーロぼったくる人もいる。僕は一緒に写真を撮るメリットはないと思っているので、スルー。「よくこんな暑い中、重い衣装着るな」と感心したものだ。思い出にいいかもしれないけど、自己責任で。
“No”とハッキリ言うこと
これは何度も言ってることだ。”No”と言うこと。良くも悪くも日本人、断ることができない人が多い。物売りやミサンガ巻き、ナンパしてくるイタリア人男性など。要らないなら要らない、嫌なら嫌。ウヤモヤにするからダメなのだ。しかもヘラヘラと笑っているので余計。外国人に「日本人、何考えているか分からない」とはこういうことから言われたりする。
もちろん、イタリア人にナンパされたい人がいたら、どうぞ。楽しい時間が待っているはずだ。もし、彼女や友達がナンパされたりしたら。男はちゃんと守ってあげよう。そこで男の力が表れる。常に険しい顔をして”No, No”と言い続けるのはつまらない。そこは臨機応変に。断るところはハッキリと。オンとオフを使い分けるのが大事である。
安全に宿泊するために
イタリアでは気を付けていれば、安全な旅行が楽しめる。
そのため宿泊するエリアは、安全に旅をするためには重要な存在だ。
僕は、ナポリ⇒ローマ⇒フィレンツェ⇒ボローニャ⇒ベネチア⇒ミラノという順に北上していった。
各エリアごとに宿のリンク集も提示したい。
ナポリ
ナポリでは「ナポリ中央駅」周辺は避けたい(特に日曜日に重なる場合)。
旅慣れている人ならば、中央駅周辺は便利なので、宿泊しても良いと思うが、少し雰囲気はよくない。
というのも、アフリカ系の移民が多く集まる上に、ゴチャゴチャしている部分がある。昔より綺麗になったとはいえ、裏路地に入るとまだまだ「イタリア感」は否めない。
彼らが何か悪さをするというわけではないし、危ないわけではない。なんだけど、旅慣れてない人からすると、少し怖いと思う部分がある。
翌朝にナポリ駅を使う、1泊だけなら中央駅周辺でもいいだろう。2,3泊するなら、他エリアがいいかな。
じゃあどこが良いのか。
そうなると観光地の「サンタルチア」か治安の良い「キアイア」地区、「ヴォメロ」地区を推奨したい。
サンタルチアは観光地なので、ある程度の質感は保たれている。
「観光地観光地しているところは・・・」という人は、ショッピングができる「キアイア」地区や高級住宅地の「ヴォメロ」がいいだろう。
どちらも山の手エリア。ヴォメロは横浜の山手側みたいな雰囲気で、ローカルな店も多くて楽しいと思う。
土日ならキアイアのほうが賑やかかな。ホテルも多いし、カーサのような民泊スタイルもあるので、色々見比べてみてもいいかも。
ローマ
ローマはイタリアの玄関口となるため、とりわけ人も集まる都市だ。
アリタリアで欧州やアフリカに行く人も、接続が悪くてローマで1泊する人もいるはず。
ホテルが多いのはテルミニ駅(中央駅)周辺。
鉄道移動がメインなイタリア、空港にも向かう電車も発着しているので、駅前滞在はかなり便利だ。
夜の路地裏は気を付けてもらいたいけど、昼間は問題はない。
若干不安が残るエリアでもあるので、心配性の人は宿泊しないのが吉。ある程度慣れた人なら、安価で活用できるエリアだろう。
観光に便利なのは、パンテオンやナヴォーナ広場周辺。治安も安定しており、トレヴィの泉やバチカン、スペイン広場までも徒歩圏内。
ローマの歴史的な街並みの中にあるので、朝外に出て散歩すると、とても楽しいと思う。
少し高いと思うかもしれないが、経験には変えられない。コスト面ならテルミニ駅、良い滞在を思うならナヴォーナ周辺が良いだろう。
フィレンツェ
フィレンツェは上述のローマやナポリとは違って、治安も落ち着いている。とはいえ、スリなどの軽犯罪には気を付けてほしい。
また中央駅周辺は悪いことが多いけど、フィレンツェの玄関駅である「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅」周辺は大概良い。
北側はさほどなんだけど、南側は旧市街に入るので、この辺で探すのがベストだろう。フィレンツェは見所が集まっているので、歩いて回れる場所が多い。
ボローニャ
サンマリノへ行くために泊まったボローニャの街。ただ「イタリア!」というような街並みや雰囲気で、とても面白かったことを覚えている。
ボローニャでは旧市街に宿泊するのがベストだ。ここから街歩きを始めていきたい。逆に駅周辺な少しさびしくなるので、夜を考えると旧市街に滞在するのが色々と動ける。
ヴェネツィア
ヴェネツィアは島の中に滞在するのが良い。全体的に宿代が高いので、ローマやナポリの感覚でいてはいけない。
中でもホテルが多いのは、サンマルコ地区かカステッロ地区になるだろう。
サンマルコ地区はまさに観光中心部、ここに滞在すればベネチア街歩きも容易。
カステッロ地区はどちらかと言うと、住宅街の要素が強い。公園もあったり、路地裏散策が楽しめる場所でもある。
なので、好みに応じて宿泊エリアを分けてみるのもいいだろう。
ミラノ
ミラノでは中央駅周辺は避けたい。基本ヨーロッパの大都市の中央駅周辺はあまりよくないんだけど、ミラノも例外ではない。
昼間はいいけど、夜は少し雰囲気が悪くなる。できれば中央駅から離れたところに拠点を置こう。
推奨したいには南側の「ナヴィリオ地区」。運河があって、パリのサンジェルマン地区みたいな雰囲気。
運河沿いにはタベルナやバルなどがあって、若い人も多いので活気がある。夜もにぎやかな部分はあるから、街歩きも心配はいらない。
まとめ
新婚旅行や卒業旅行、イタリアに行く人は多いだろう。ちょっと治安は悪いけど、ご飯は美味しいし、食材は豊か。お酒も安い上に穏やかな気候、とても過ごしやすいと感じる。ちゃんと危機管理をすれば楽しい旅行となるはずだ。海外では自己責任、自分の身は自分で守ってほしい。いつまでも記憶に残る旅行を。気をつけて行ってもらいたい。
不安をあおりすぎ。そんなにスリに会ったことないよ。
今どきミサンガ野郎もいないし(笑) ほんとにイタリア行ったことあるの?
89カ国も回って、危ないですよ、と言うだけ? よほど旅ベタなのか、その土地に溶け込んでないのか。
どの記事も大層なタイトルの割りに大したこと書いてないよね。
>イタリア人さん
コメントありがとうございます。
現に被害に遭った方にも会っておりますので、その点を踏まえて書いております。
イタリアには渡航しておりますが、数年前なので情報に変化しているかもしれません。
間違った情報がありましたら、失礼いたしました。
あくまでも「個人」の旅ブログです。私はただの一般人なので、ご容赦ください。宜しくお願いいたします。
愚痴に返ご丁寧に返信いただきありがとございます。
イタリア好きなので、というか旅行好きなので、不安だけ煽る記事には正直、「だったら勧めなきゃいいじゃん」と思ってしまい、つい書き込んでしまいました
イタリアでスリに遭ったことはありませんが、イギリスで遭ったことはあります。でも、現地の人が追い払ってくれて、「嫌な思いをさせて悪かった。同じイギリスに住む者として謝らせ欲しい」と言われました。
このときのスリはおそらく移民でしょう。しかし、そのイギリス人の対応に「さすが」と思いました。
スリはどこの国でもいます。日本でも。「国ではない、人なのだ」と思っています。
スコットランドでフランス人旅行者から差別的発言をされましたが、だからといってスコットランドもフランスも嫌いではありません。
「個人」の旅ブログとのことなので、これ以上どうこう言うつもりはありませんが、イタリアで旅慣れない日本人観光客が気を付けるべきは「スリ」ではなく、
「ローマのカルボナーラは日本と違う」「ジェラートの買い方は店によって違う」
「トラムは切符を買わなくても乗れちゃうし、現地の人(移民)は無賃乗車してるけど、ばれたら罰金ですぜ」
などなどかな、と個人的には思います。
あ、ローマでは日曜日でも店やってますよ。近郊の街もそこそこやってます。
土日しかやっていない市場もあるので、むしろ安く買い物できたりします。新中古の靴や服が1ユーロで買えます。
市場はやや中心地から外れていることが多いですが、トラムで移動すれば無料ですw
てなことで、単なる通りすがりの思いつきのコメントです。
長々と失礼しました。
>おい、イタリア人
あんたこそ、ホントにイタリア行った事あるの?
2年前行ったけど、同じミサンガ野郎いたよ。
記事にケチ付けるなって。
見苦しい!
ローマに来ていますが、さっそくスリに遭遇しました。混雑したバスの中で、鞄のサブポケットを開けられました。地図しか入れてないポケットだったし、手を突っ込まれた瞬間に間一髪気づいたので、何も盗られはしなかったのが不幸中の幸いでした。
20代半ばくらいの白人男性でした。見る人が見れば国籍も分かったんでしょうね。
>ぬぼさん
コメントありがとうございます。
ローマでスリの遭遇、大事に至らなく良かったです。
地下鉄が移動するには不向きなので、どうしてもバスになりがちですが、バスは混んでますからね・・・。
身なりが良い恰好で盗む人(警戒心を解くために)もいるので、今後も気を付けて、楽しんで旅を続けてください。
先週、イタリアのローマに一人で観光に行ってきました。地下鉄はどの駅も二人の兵士さんが監視していたので地下鉄でのスリは減ってきたのではないかと思います。毎日利用してましたが全くスリには遭遇しませんでした。
ただ、あまりにも電車が混んでたら次を待ったら良いですよ。すぐに次の電車きますから。5分おきに来てたと思います。
バスは異常に混んでたので余りお薦めできないです。個人的には地下鉄より怖いなと感じました。
観光地ではミサンガ詐欺の人かなりいましたよ。黒人系の人はガン無視すればすぐに諦めてどっか行くので無視すれば大丈夫ですが、アラブ系が本当にしつこかったです。
当たり前のことかもしれませんが、今回の旅行で気づいたのは詐欺集団は必ずハローとかコンニチハと挨拶してくることです。普通、何か用があるなら、すみません(excuse me)って尋ねますよね。なので、ハローとか行ってきたら絶対に目を合わさずにガン無視するのが良いと思います。日本人でもNOと言えない方はこれを徹底したら良いと思います。
ただし、お店の人やホテルでは挨拶はマナーとして大事ですね。挨拶してないアジア人が多かったので。
>luckyさん
コメントありがとうございます。
地下鉄は兵士の方が監視されていたのですね。
私が前に訪れた時はいなかったので、治安が強化されたのかなと感じます。
凶悪犯罪というよりかは、スリなどの軽犯罪が中心なので、気を付ければ避けらえるかなとは思います。
ミサンガたち、やはりいましたか。しつこいのは厄介ですよね。
海外で気軽に声をかけてくる人は、一度フィルターにかけて、見極めが必要となりますよね。
無視も必要ですし、時には怒ることも大事になりますが、観光地がある限り、そういう輩は必ず存在しますし・・・。
日本ではあまり挨拶する習慣がないので、欧州ではより気を付けたい部分ですよね。
フランスなどでは挨拶しないと無視されることもあるので、とりあえず「こんにちは」と「ありがとう」は必須だなと感じています。
おそらくカッターナイフで、バックパックに穴をあけられている現地の方を地下鉄で見た事があります。
現地人でもスリとか逢うんだなあと思いましたw
>通りすがりさん
コメントありがとうございます。
観光客が目立つだけで、現地の人でもスリに遭う方はいますよね。
だから男性は手ぶらの人が多いのかなと思ったりしちゃいます。
昨日までイタリア旅行行って帰国したばかりです。海外は若い頃から何度も渡航していますが、イタリアに行く度に必ず怖い目に遭うし、イタリアへ旅行して何らかの被害に逢わない友人や知人は皆無です。今回もミラノ中央駅から帰国の帰国の為に乗車した列車で、若い白人の女スリ三人組にスリの被害に遭いかけ、気付いて大きな声で叫んだり英語で追い払いました。未遂で終わりましたが、今までで一番危険でした。ただ、事前な最近のイタリア犯罪の実例や体験談を読んで情報を集めていたので、犯行に気付けました。なので、こういうブログや情報交換は有意義だしありがたいですよね。
>クララさん
コメントありがとうございます。
私自身はイタリアは一度しか渡航がないのですが、気を付けるべきポイントは他の欧州諸国より多いかなと感じておりました。
勿論何事もなく終われる方もいますが、日本人が抱くイタリアのイメージのままで行くと、かなり危ないなと思っております。
色々な方の体験談含めて、私のブログも参考になれば幸いですし、それで旅行中に嫌な経験が無くなる(又は軽減される)と考えると、
このような記事を書く意義も出てくるかなと思っています。
情報をいただき、ありがとうございました。
素敵なブログありがとうございます!
私の友人がイタリアに住んでいますが、男女子ども問わず怖い軽犯罪人がわんさかいるそうです。。。
私は誰かがこういった事実を伝えなければならないと思います。
だから本当に主様は有り難い存在です。
頂いたアドバイスを聞けるか聞けないかは人それぞれですが…
次の休暇で、通りがかりの見ず知らずの他人の笑顔の裏には真っ黒な何かが隠れているのだと警戒しながらイタリア旅行楽しみます!
>さくらさん
コメントありがとうございます。
「素敵」と言っていただけて、非常に光栄です。
大きな犯罪に巻き込まれることはありませんが、軽犯罪はかなり多いです。
特に今は色々流入してきていることもあるので、より警戒は必要ではないかと感じます。
不自然に近寄ってくる人、観光客のフリをして企んでいる人はいますので、
時には気を引き締め、時にはラフな形でイタリア旅行を楽しんでください。
先進国のくせに日常的にスリだの引ったくりだの、まるで何処かの東南アジアや中東の様ですね。私も初のイタリア、フィレンツェで主人が3人の子供にやられました。十分に注意をし貴重品をバッグに入れていなかったのでファスナーを開けられるだけで済みましたが、スリ大国という不名誉なレッテルを貼られている事に対する国の対策に問題があるでしょう!曲がりなりにもG7に入る国です。ジプシーだからとか子供だからとかを理由に甘っちょろく見逃すのではなく自国の治安や自治というものにもっと責任を持ち、悪い事は悪いと相応の処罰を加えるべきです。ポリスもアテにならないと言いますね。おおらかな気質というのを通り越してバカで能天気な人種とお国柄だとしか思えません。2度と行かないです。
>ツアー嫌い姉さん さん
コメントありがとうございます。とても辛辣ですね苦笑
今後もスリ大国であることは変わらないでしょうね。
街中のゴミも綺麗にする程の予算がないところばかりですので、そこまで手が回らないのだと思います。
観光地は警官を増やすなど何とか努力をしているようには感じますが、知能犯はその目をかいくぐりますから。
見所も多い国ですので、対策を心がけながら旅行をしていくしかないでしょう。
イタリアの情報がわかりやすくまとめられていてとても助かります!
イタリア1人旅に行くのに現地の安全対策の情報収集で記事を読みました!
地域の雰囲気、起きやすいトラブルがわかりやすくまとめられてて助かります。
イタリア語も単語レベルなので、護身しつつ無理せず観光ですね〜
ありがとうございました!
>ななさん
コメントありがとうございます。
そう言っていただけると、記事を書いた甲斐があります。
旅行で無理は禁物ですので、8分目ぐらいにしておくのがちょうど良いかもしれません。
イタリア語を使いながら、現地滞在を楽しんでくださいね。