【ボリビア】 ラパスで話題沸騰中の「プマカタリ」に乗車してきた。

ラパスで話題になっていた「プマカタリ」特集です。

1Bs=約18円

◆はじめに

僕がラパスに訪れた3月。ラパス市内でちょっとした話題になっていたものがあった。

それが「プマカタリ」だ。プマカタリ?それを最初目にした時は考えてしまったほど。プマカタリという言葉はスペイン語にはなく、ボリビアの先住民の言葉のようだ。

では、一体プマカタリとは何なのか。

◆プマカタリ

プマカタリとは路線バスの名前。ラパスでは結構大きな出来事であった。

というのも、ラパスには近代的な路線バスというものは、このPumaKatariの前にはなかったのだ。

走っているのはアメリカの中古車のミクロかハイエースを改造したミニバスか。箱形の路線バスがなかった。

なので、この近代的なプマカタリが出来るということで、ラパス市内はプマカタリ一色。市民が待ち望んでいたことである。

しかし、旅行者にその名は知られていない。それは観光客が行くようなところをバスが通っていなかったからだ。僕が居た2014年3月はまだ1路線からのスタートであり、試験的な意味合いもあったのだけど、今は8路線ぐらいまで増やそうとしているので、かなり注目できる。

とはいっても、エル・アルトやバスターミナルぐらいまで伸ばさないと旅行者は使うことはないだろうけど。

折角の機会なので、ラパス市民に混じってプマカタリの乗車体験をしてみた。

始発はけんちゃん近くのPlaza Camacho。

◆乗車体験

バスは全て中国製。金龍。よくバスや大型の車体で見かけることが多い。中国の日野的な立ち位置だろう。

開始早々とバスが故障したという話を聞いて驚いてしまったけど、見た目はよくある普通のバス。ラパスは異色。

変な模様が描かれていて面白い。平日の昼下がり、早速乗車してみよう。

カマチョ広場から”Chasquipampa”というエリアまでバスが走っている。月の谷方面。とはいえ旅行者に関わる場所は全くない。

車内は中国製らしくプラスチック。簡素な造りとなっている。驚いたのが運転手がネクタイ着用し、車掌がいたこと。これには驚いてしまった。

運転手も厳格な試験を突破した人ということで、選定されているようだ。開始早々と事故を起こしたのもボリビアクオリティだけど。

今はカードがあるのだろうけど、運転走行して最初の段階だったので、現金払い。1.8Bs。ミクロやミニバスよりも少し高いぐらいだけど、外国人からしたらそこまで違わない。

乗り込んで、車掌に支払い、ドアを回して座席へ。ブラジルの路線バスと同じ仕組みなので、こちらとしては何も問題ないのだが、ラパス市民は戸惑っていた。

なぜならこのシステムがラパスにないから。「どうやって乗るの?」「これ回せばいいの?」などと恐る恐る物事を進めていく姿には、可愛さを感じてしまったぐらい。

途上国ならではの光景ということだろうか。今はスマートだろうけど、開始早々はこのように戸惑いの部分が大きかったプマカタリのサービス。

車掌はパソコンに客数を入れている。スピードに慣れていないようでかなり忙しそうにしていた。

外には列が。プマカタリを使う人は多そう。

車内には走行速度が出るようになってる。何ということだろう。これは凄い。

ボリビアはスピード出しすぎによる事故が多発しているので、それ防止もあるのだろうか。Max50kmを超えないような安全運転。運転手もゆっくり運転には慣れていない様子だったけど、最初はこれぐらい慎重がいいだろう。

終点までは1時間以上かかる。運転がゆっくりなので仕方がない。ひとつひとつのバス停に停車するものだから余計に時間がかかる。

ラパスの中でも治安が良くて、お金持ちエリアを通る。どんどんと標高が下がっていくので”Chasquipampa”に着いた時は少し気分が良くなったぐらい。

特に面白みはないかもしれないけど、人々の生活を垣間見れるのはとても楽しい。

ただの住宅地。ここからセントロまでミニバスが出ている。こちらのほうが断然早い。

終点のCalle 63。何もない場所。何故ここを起点にしようと思ったのか。

金持ちエリアではないようだけど、エル・アルトのような治安の悪さは感じない。

観光客が全く来ないエリアだろうからかなりのローカルな雰囲気。悪い場所ではないようだ。

奥には大きな岩が。

ラパスに戻ることにしよう。バスを降りて中心へ向かうバス停に並んだけど、何組か同じように引き返す人もいた。僕と同じで興味を持って乗りにきた人である。

何組かはミニバスで早々と戻っていた人もいたけど、残った人たちは再び市内へ戻る。結構ミーハー。

プマカタリが面白いのは案内表記がスペイン語だけではなく、先住民の言葉であるケチュア語表記もあるということだ。

ステッカーも民族衣装を着た人であったりして。そこを見てみるのも面白い。

おっと、今回の車掌さんは男性。ベストまで着ている。統一感があるのはいいことだ。

帰りは1時間半。バスは途中から満員でいくつかバス停を通過したほど。かなりの需要があるというか、皆興味を持って乗っているのがよく分かった。

カマチョに戻ると行列が。夕方の帰宅ラッシュが重なっていたのだろうけど、それにしてもこの人は凄い。

ミクロやミニバス、タクシーの運転手が困るのも納得だ。何とプマカタリ、深夜運行も考えているようだ。それによりタクシーの運転手が「売上落ちる!」ということで、デモを起こしたほど。

安全で安いプマカタリは皆選択するだろう。そういう面でプマカタリで困る人が出てくるわけだ。

住民からすればかなり画期的なサービスだろうけど。

◆おわりに

ラパスの公共交通システムであるプマ・カタリをご紹介した。おそらくラパスに訪れた旅行者はまず使うことがないだろう。

僕はたまたまプマカタリを知って興味を持ったから乗車体験をしただけ。時間がない人は乗る必要はないはず。

もしボリビア人の生活や「どういうものかな」と疑問に思った人は是非乗車してほしいと思う。乗り方は簡単、普通の路線バスと同じなのでミニバスやミクロよりかは安易であろう。

今後のプマカタリの発展に僕は注目する。

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