NYのお得すぎるご飯情報です。
2015年2月 1USD=約118円
◆はじめに
世界一の大都市ニューヨーク。世界中から人が集まる都市、旅行者もとても多い。
旅行者を悩ますのが「物価の高さ」だろう。食費はかなり高いうえ、チップも入れると1人20ドル近くなってしまう。
節約旅行者からしたら食費はバカにならない。「いかに安く美味しくご飯を食べる」か。これを考えて町を歩いた時に、素晴らしい店があったのだ。
それが「四菜一湯」である。
◆四菜一湯とは
「四菜一湯」。あまり聞き覚えがない言葉かもしれない。僕もNYに来るまでは知らなかった。
四菜一湯は店の名前ではなく、デリの一種の形態だ。中国語で「4つのおかずと1つのスープ」という意味。
値段はだいたい5~6ドルぐらい。ビュッフェ形式でご飯が載ったプレートを貰い、作り置きされているおかずを指差しで3種類注文していく。そして最後にスープをもらう。
スープを貰うのは、中国系の人が食事中に飲み物を飲まないから。なので少し味が薄いスープをもらい、それを食事中にすする。
5ドル前後でボリューム満点の食事を食べられる上、チップもいらない。肉、魚、野菜と色んな種類があるのでバランス良い食事にすることも可能だ。
こんな素晴らしいシステムは逃さないわけにはいかない。
◆どこで食べられる?
ではどこで食べられるのか。手っ取り早いのは「チャイナタウン」に行くことだ。
NYの三大中華街「マンハッタン」「フラッシング」「サンセットパーク」に行けば確実に店はある。店の前や看板に「四菜一湯」と書かれてあるので分かりやすい。
店はあちこちにあるので、現地を歩いてみて探すのがベストだろう。たいてい5.25ドルが基本。後はおかずの種類を見て考えるといい。
チャイナタウン以外でも中国人が居る場所では四菜一湯のお店もあるのだが、少し高かったりおかずの種類が少なかったりするので、僕はチャイナタウンに行くことをオススメしたい。
店によっては英語が通じない場所もある。たいてい中国系のおばちゃんが相手しているので、北京語か広東語がベター。とはいっても、指差しで何とかなるので問題はない。
値段を見たところ、サンセットパークが4.5ドルと一番安かった。フラッシングは平均5.25ドル、マンハッタンは5.25ドル以上がベター。
◆フラッシングのオススメ店
いくつかの四菜一湯のお店でご飯を食べてきたが、中でも一番コスパの良かったお店を紹介する。
場所は地下鉄7号線の終点「フラッシング」。マンハッタンに次ぐ大きさのチャイナタウンが形成されており、観光客が少ないのでとてもローカルな雰囲気が広がる。
フラッシングのルーズベルト・アベニュー沿いにあるこのお店。店の雰囲気を見ていると中国人が経営している様子だ。
駅から徒歩2分ぐらいのところ、macy’sの目の前にあるので立地は良い。
ここは「5 choice」と書いてあるのだが、ご飯を含めての5選択。なので白米を選べば結局は「四菜」だ。チャーハンや麺を選ぶ場合は追加代金がかかるみたい。
このお店は総菜の数がものすごーく多い。恐らく20種類以上はある。何でもあるので今回はチキン、ポーク、豆腐を選択。
違う日に行ったら別の種類もあったので、日によって変える料理もあるのだろう。
店に入って、カウンターで注文。店内かテイクアウト、「白米?」と聞かれる。
5.25ドルを払ってトレイに載ったご飯を受け取り、後は4種類の総菜を指差しで選択。最後に勝手にスープを取って、ご飯を食べるだけ。
基本どの店も同じスタイルなので、戸惑うことはないはずだ。
このお店はアジア系限らず、ヒスパニックや白人など現地に住む人も利用するので、英語がまだ通じる。ただ店内で流れるテレビは中国だし、店員さんも全員中国系なので雰囲気は濃厚だ。
フラッシングに訪れた際には是非訪れてもらいたい。
◆おわりに
ニューヨークの庶民の味方「四菜一湯」をご紹介した。
安くて美味しくてボリュームある食事を手っ取り早く入れたいのならば、オススメしたい。多国籍タウンNYの特徴とも言えるデリスタイルだ。
昼でも夜でも値段は変わらないので、夜がいいだろう。ボリューム満点なので、女の子は一度に食べきれないかもしれない。
その時はテイクアウトできるので、そのまま持ち帰ろう。注文する際に「店内?」「テイクアウト?」と聞かれることがあるので、全て食べきれないと思う場合は「テイクアウト」と注文しておくのがベストだ。
NYに訪れたら是非食してもらいたい。
2010年頃にメインストリートのバーガーキングの近くに四菜一湯の店がありましたよね? $5の。
>名前さん
コメントありがとうございます。僕がNYを訪れたのは2013年以降になるので、生憎2010年頃を存じておりません。
あの辺ならいくつかそういう店があったので、あったかもしれないですね。