ケープコーストでガーナの独立記念日を迎えました。
2016年3月 1セディ=約30円
◆はじめに
3月6日はガーナの独立記念日だ。
エチオピアを除いて、アフリカで初めて植民地支配から脱したガーナ。これはガーナ人にとっては誇り高いことであろう。
ケープコースト滞在中に独立記念日を迎えた。
ちょうど宿の隣でマーチングのセレモニーが行われるということで、見てみることにした。
◆独立記念日
独立記念日は祝日になるのだが、ちょうど3月6日は日曜日だった。なので月曜日が振替休日となり、土日月とガーナの3連休であった。
アクラではパレードや無料のイベントが開催されるということであったが、ケープコーストの町は小さい。そのためマーチングがメインイベントとなる。
宿泊していた「オアシス・ビーチ・リゾート」の横に運動場みたいな施設がある。ここで開催。テントだけ張られて、それ以外は特に準備をしていなかった。
朝8時にマーチングスタート。
軍や警察などのお役人の列、その後ろには学校の一団となっていた。
周囲を観客で囲み、一角はお偉いさんのシート。ちゃんと日陰になっている。
売り子もいるのだが、暑いので水やアイスが飛ぶように売れていく。座っていても向こうから来てくれるので、こちらとしては助かるし、倒れないで済む。
僕の回りはガーナの子どもたちしかいなかったので、賑やかなスタンドでマーチングを見ることになった。
最初に開催セレモニーがあり、その後ブラスバンドが入場。そしてお偉いさんが車で到着。そこからブラスバンドに合わせて、各人が行進していく。
それが終わると、お偉いさんさんのお言葉とかスピーチになるのだが、観客はいいとして、お役人やマーチングの子どもたちは炎天下の中立たされており、水を飲むこともできない状態。
そのため熱中症又は日射病で倒れる人も多く、救護室や救急車で運ばれていく人もいた。
日本もあるけど、命の危険があるから、水ぐらいは持たせていいのに。それかスピーチ短くするか、無駄に長い。
その後、役人と学生含めたマーチングがスタート。というか、皆ただ音楽に合わせて行進していくだけなんだけど、どうやら順位付けされるみたいで、皆真剣に歩いていた。
ガーナに入ったときに、車から学校を見ると、グラウンドで行進していたので、このための練習だったのかと気付く。
色んな学校があって、キリスト教系からムスリムまで。制服も異なるので見ていて飽きない。子どもたちは自分の学校になると、歓声を飛ばしていた。
マーチングが終わるとお偉いさんに向けた伝統のダンスが2回。この間にも炎天下の中立たされているので、倒れる人もいた。
そして、順位発表。いくつかの学校が読み上げられて、表彰状みたいなものを貰っていた。子どもたちは自分の学校の名前が呼ばれると大喜び。凄く嬉しそうにしていたので、先生たちも誇らしげな顔になっていた。
それが終わると各自解散。役人たちは退場していき、生徒たちはその場で終了。
マーチングが行われた場所は解放され、色んな人が入り交じっていた。
ガーナ人は写真が好きだ。僕も何枚か写真をお願いされて一緒に写った。一応間違いがないように「Japanese」とは伝えたので、日本人との写真記念になればよい。
一角にはアイスコーヒーの無料試飲があり、僕も飲ませてもらった。外国人だからか、他よりも大きい器に入れてもらったので、宣伝しておこう。
マーチング、人によっては単調でつまらないと思うかもしれない。しかし、独立記念日の中、初めて見る光景に僕は楽しんだ。
◆おわりに
ガーナの独立記念日をケープコーストで迎えた。同時にガーナ最終日ということもあり、のんびりしながらも、イベントを楽しめた。
ガーナ人と写真撮れたし、ガーナの一部に一緒になれたのが自分の満足度を高めてくれた。
もし、独立記念日にガーナを訪れる時はイベントに参加してみると面白いかもしれない。
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