ケープコーストの宿でのんびりした話です。
2016年3月 1セディ=約30円
◆はじめに
2泊したケープコースト、ここに訪れた理由というのも「名前の響き」と「海」という単純な理由からであった。
特に城や奴隷歴史に興味がない僕は、日中宿でのんびりしていた。
◆海とハンモック
宿泊していた「オアシス」は海に面したゲストハウスである。客の90%は欧米系の白人であり、昼間は水着姿でビーチでのんびりしている。
僕は泳げないので、海に入ることはしない。だけど、海は好きだ。どこまでも続く地平線と心地よい波の音、海にいるだけで心を豊かにしてくれる。
オアシスはバーとレストランを併設しており、そちらは宿泊者以外でも使えるで、基本的に混んでいる。
そのため、僕は客室があるエリアでのんびりしていた。
ここにはマットやベンチ、ハンモックとある。僕は迷わずハンモックへ。
上にはヤシの木、BGMは波の音。心地のよい風が吹き付ける。多分今までの海で一番を争うほど居心地がよかったかもしれない。
結して海や砂浜は綺麗ではない。むしろ汚いと言えよう。
しかし、蚊も殆どいないし、程よく静かだし、日陰になっていたのでそれほど暑くない。
「ここは楽園かな?」と思ってしまうほど。本を読んだり、昼寝をしたり、空を見てぼーっとしたり…。
普段の僕はせかせかと町中を歩く旅のスタイルだ。なので田舎やのんびりすることが出来なかった。
だけど、海は別。海だとのんびりできてしまうのだ。なので島とか好きだ。
この西アフリカ旅行は、予想以上にゆっくりしていた。朝方に物事を片付けて、昼間はくつろぐ。そして夕方から活動を再び開始する・・・。
暑いのが嫌なので、どうしてもこういうスタイルになってしまう。だいたい13時から15時ぐらいが暑さのピークだからだ。
ハンモックで『深夜特急』を読みながら、旅情にふける。
この居心地を求めるために僕はケープコーストに来たのかもしれない。
ふと顔をあげると、水着姿の美しい女性が歩いていた。砂浜には「ピュアウォーター」と言う売り子、そして波の音。
「ガーナの休日」を僕は満喫した。
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