BTSチョンノシー駅からポーニミットまでBRTに乗車してきました。
2015年9月 1THB=約3.4円
◆はじめに
バンコクの都市交通。
エアポートリンク、MRT、BTS、路線バス、タクシーという手段があるが、観光客に知られていないもう一つの交通がある。
それが「BRT」だ。BRTとは「Bus Rapid Transit」の略で簡単に説明すると、専用道路を走るバスのこと。
なので渋滞の心配もなく、とても快適に移動できる上、バス停も分かりやすいので使いやすいのだ。
2010年にBRTが出来たそうだが、今まで乗車したことがなかったので、今回乗ってみることにした。
BRTに関しては、世界で一番発達しているコロンビアのボゴタについて書いた記事があるので、興味がある人は参照していただきたい。
◆渋滞知らずのBRT
バンコクのBRTはBTSシーロム線のチョンノシー駅からポーニミット駅まで伸びている。
ルートとしてはチョンノシー駅直結のBRTサートーン駅から、チョンノシー通りを下っていき、その後ラマ3世通りに入り、チャオプラヤー川に沿う形で、BRTポーニミット駅直結のBRTラチャブルック駅まで続いている。
駅の数は全部で12。始発から終点までは約30分ほど。渋滞に巻き込まれることがないので、時間が読める交通手段だ。
周辺は住宅街が主であるので、観光客が使うことはほぼない。存在を知られてなくても当たり前といえる。
今回は10時半頃に乗車。BTSチョンノシーからは連絡通路があるので、雨に濡れる心配はない。
BRTの改札。結構簡素といえる。
こちら券売機。
英語メニューに切り替える。目的地のボタンを押すと値段が表示される。
買い方としてはMRTと一緒だ。バスは一律5バーツと激安。バンコク都内どの移動手段よりも安い。
チケットはカード形式。ここはBTSと同じ。乗る時は改札上をピッとし、降りる時に入れて回収するシステム。
改札に入り、ホームへ。バスは1両なのでホームも短い。ここはホームドアが付いているけど、他の駅は全くなかった。
バスが来たので乗り込む。
時間が時間だからか、人は少な目である。バスは市内バスよりかは小さいのでラッシュ時には凄い混むと考えられる。
車内は冷房が効いており快適だ。正面には停留所がモニターに出ている。
バスは中国製か。
BRT専用の道路を走るので快適。一定の速度で進んでいく。昼間なのでさほど渋滞はないけど、朝晩のラッシュ時にはかなり酷いことになるので、このBRTは素晴らしい。
BRTの沿線上にはアパートやコンドミニアムなどの高層ビルが建てられている。なので今後BRTを使う人が多くなってくるだろう。同時に土地の値段も上がるだろう。
こういう建設の一方で貧しい家もあったりするので、所得の差を感じさせられた瞬間でもあった。そういう人にも5バーツという価格設定は有り難いはずだろう。
バスは各駅に停車。特に大きなこともなく、30分後には終点に到着した。
途中信号に引っかかることはあっても、渋滞することはなかったので、快適な移動手段であった。
終点の駅はラチャブルック。BTSの駅まで連絡通路でつながっている。エリアだとタープラかな。
高架下には職員の休憩スペースもあったり。のんびりしていました。
◆ザ・モール
折角ここまで来たので、周辺を散策することに。
とは言っても、BRT駅周辺は何もないので、そこから3,4分歩いたところにある「ザ・モール」というショッピングセンターに行ってみた。
このSCは地下1階含む5階建て。B1はフードコートとスーパー、1F,2F,3F,4Fは雑貨、服、レストランなど。
よくタイにあるようなSCである。なので特別に凄いものはないし、不便に感じるようなことはない。80点の場所だ。
フードコートはどこにでもあるようなフードコート。なのでわざわざ食すようなことはしなかった。
強いていうならスーパーでのお買い物ぐらいか。飲み物を買うという点では便利さがある。
特にすることもなかったので、目の前のバス停からバスに飛び乗り、宿へ帰った。
ここからはクロントゥーイへ向かう205番とシーロム、セントラルワールドを経由し、MBK方面へ向かう15番のバスがあるので、便利である。
◆おわりに
バンコクのBRTに初めて乗車した。一言でいうと「快適」。渋滞がなく冷房も効いているので不便に感じることはなかった。
少し駅間の距離があるけど、路線図は掲示されているので、降り間違える心配は要らないはずだ。
あまり観光スポットがないエリアだし、在住される場所でもないけど、5バーツという安さなので、興味がある人は乗車してみてはどうだろうか。
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