カルタヘナからボゴタまで21時間のバス移動をした話です。
2015年2月 1COP=約0.05円
◆はじめに
今回のコロンビア周遊、カルタヘナ、ボゴタ、メデジンの3都市を訪れる予定だ。
最初の目的地カルタヘナの滞在を終えたので、次の目的地首都のボゴタへ。
飛行機で行くという選択肢もあったのだが、夜行バスを選択した。ボゴタまではカルタヘナから20時間、久々の長距離移動である。
◆チケット購入
カルタヘナのバスターミナルでチケット購入だ。下見がてら路線バスで向かった。その時のアクセス記事は以下の通り。
【コロンビア】 カルタヘナのセントロからバスターミナルまでのアクセス方法 – El Mundo
カルタヘナのバスターミナルはそこまで大きくはない、どちらかと言うとこじんまりしている。バス会社の窓口もそこまで多くはないので、購入に迷うことはない。
とはいえ、そこはバスターミナル。売店や軽食屋、食堂が入っており困ることはない。カルタヘナの旧市街と値段は変わらない、もしくは少し安いぐらいなのでまだいいほうだ。
窓口を見ている限り、ボゴタまでのバスを出している会社は以下の3つになった。
【カルタヘナ⇒ボゴタ】所要20時間
Copetran社:90,000COP(約4,500円)
07:00、12:00、15:00、17:30、20:30
Berlinas社:80,000COP(約4,000円)
18:00
Concorde社:98,000COP(約4,900円)
15:00、17:00
値段はどれも10万ペソ以下。出発時刻はCopetran社は午前、午後に出しており、他の2社は午後だ。
ボゴタまで20時間、余裕を持って24時間かかること考えると、夕方以降に到着は避けたい。
ということで、オフィスも大きくてバスの車両も見た目綺麗だったCopetran社で購入することにした。
窓口のお兄さんにボゴタまで行きたい旨を伝える。日付と時間を伝えて、席番号を選択。一番前の席を確保。
3日前に購入したのだけれど、誰もまだ購入していないようだった。一番乗りである。
パスポートを見せ、お兄さんが番号と名前を記入。僕の名前は「コウヘイ-KOUHEI」なのだが、コロンビア人には難しいみたいで「コウエイ?」と呼ばれた。
スペイン語では「H」は発音しないので、飛ばされることが多い。パスポートでは非ヘボン式で登録しているため「U」有なのだが、Uがないと「コエイ」となるので入れておいてよかった。
お兄さん、日本人に対して好意的でらしく「日本いいね、俺好きだよ」と笑顔で対応してくれて評価up。おまけに隣にいたお兄さんが「ジャッキー・チェン!」という始末に。
しっかりと「彼は香港人だよ、日本と中国、香港は違う国だからね」と伝えておきました。
無事購入、カード払いもできそうだったけど、現金払いで。20時間で4,500円だから安いと感じる。
後から知ったことなのだが、コロンビアの長距離バスでは「値切り」が可能らしい。言い値で買ってしまったのだが、次からやってみよう。
チケット買い終えたので、バスターミナル内の軽食スタンドで軽い昼食をとることにした。
エンパナーダとジュースで2,800ペソ。エンパナーダは1,300ペソだった。
テレビではコロンビアながら野球中継が。プエルトリコで開催していた「Serie del Caribe 2015」のメキシコ対ベネズエラ戦。
先日生観戦していたこともあるので、少し見入ってしまった。コロンビア人はサッカーのイメージがかなり強かったので、何だか意外である。
◆カルタヘナ⇒ボゴタ
お昼ご飯を食べるために、1時間半前にターミナル到着。
ターミナルの食堂でMenu del Diaは7,000ペソと安い。写真のお店で食べた。
スープ、メイン、飲み物がついているのでボリューム満点。
バスターミナルには客引き多いけど、「チケット持ってる」「ボゴタ行く」というと簡単に引き下がってくれる上、ゲートまで教えてくれる親切さ。コロンビア人の評価up。
Copetran社はバスターミナルに専用の待合室があり、VIPではなくても入ることが可能。中は冷房が効いている上、テレビもあるので暇つぶしには最適。出発まで待つ。
30分ぐらい前になったので、受付のお姉さんにゲート確認。カルタヘナのバスターミナルにはゲート番号などはないので、各会社のチケット売り場の横から出ている。
なので、名前と席番号を確認したら、バス番号を教えてもらう。
ボゴタ行のバス、中々豪華そう。案内には「Ruta del Sol」という表示。直訳すると太陽のルート、沿岸沿いを通ることが分かる。
バスは20分前から乗車開始、荷物を預けて番号が書かれたタグをもらう。ブラジル人スタッフに「Yokoi Kenji知ってる?」と聞かれた。
どうやらコロンビアでは有名な日本人で、ボゴタで「目的のある旅行」というものを展開しているみたいだ。日本とは離れた場所で、日本人には無名な日本人が活躍しているようである。
12時に出発。出発前にスタッフが防犯のためか客の顔をビデオ撮影する。ペルーのFlores社も同じように撮影していた。
バスにはwifiがあったのだが、不安定。あるだけでも儲けものなので、すごい。
車内は十分な広さで、足も伸ばせて快適。不自由なところはなかった。
カルタヘナを出るとのどかな風景が広がる。
車内では映画を放映、4本ぐらい流していたけど、全部スペイン語吹き替えなので、勉強がてら見ていた。
2時間半かけて、バランキージャ到着。スコール中で街中が水浸しであり、道路も浸水していた。そこを車が走っていくのだが、座礁しそうな勢いで突っ込むので、心配になる。
バランキージャにはBRTがあり、かなり便利そうであった。また路線バスもSobusaとtrasaliancoという会社のバスが多く走っており、すみわけがされていそう。
ちょくちょく途中の町で客を拾ったり、降ろしたりしながら進んでいく。
治安面に問題はなかったけど、何かあってからでは遅いので、手荷物の管理はしっかりしてほしい。
21時頃、夕食休憩。21時間トータルで休憩はこの1度のみ。バスにトイレあるし、物売りがたまに入ってくるので、特に困るようなことはない。
トイレは男女別に分かれており清潔なのだが、紙がなかったので、用意しておくといいかも。物売りはパンや飲み物販売しており、結構な人が購入していた。
休憩所では定食が10,000ペソと高め。スープとメイン、飲み物付なのは一緒。
30分休憩なので急いで食べる、運転手や客の近くにいれば置いていかれることはないので、固まって食事。
出発する時もクラクション鳴らしたり、店の人が案内してくれるので置いていかれる人はいないだろう。たまに黙って出発する会社とかあるから、そういう意味ではコロンビアは親切。
バスは夜のうちに山道を越えていき、朝方ボゴタ市内に入る。少し渋滞したのち、1時間遅れでボゴタのバスターミナルに到着した。
バスターミナルから旧市街までは別の記事でまとめることにする。
<移動まとめ>
【会社】Copetran社
【所要時間】12:00~09:00(約21時間)
【値段】90,000COP(約4,500円)
【備考】
・コロンビアの長距離バスは値切ることが可能らしい
・バスはカリブ海沿岸を通り、ボゴタへと下る。メデジン経由しないのは山道になるのと、ゲリラが出る可能性があるため
・Copetran社の待合室があり、冷房効いていて涼しい
・バスには時折物売りが入ってくるので、小腹空いた時には便利
・車内は寒いことがあるので、上着必須
・休憩は一度のみ、21時頃
・車内トイレは男女別に分かれている、紙がない場合があるので紙必須
・バスは途中途中町で止まり、客の乗降があるので荷物気を付けて
・預け荷物は番号付けられる上、ピックアップする時も番号確認するから安心
ヨコイケンジさんは日本のテレビにも出演なさってましたし南米では知らない人はほとんどいないですよ!日本人の誇りです彼は。
>おさるさん
コメントありがとうございます。
恥ずかしながら、訪れるまではヨコイケンジさんのことを知らないでいました。
現地で活躍する日本の方、素晴らしいですね。