2019年5月 1AUD=約78円
オーストラリアには多くの中国系が住んでいる。
シドニーは特に多く、最初は広東語系、次に北京語系という順に入ってきた。
特に広東語系と北京語系の住み分けというのはない。
勿論言語別にいくつか集積しているシドニーのエリアはあるが、広東語・北京語系の住民が入り混じっているエリアが大多数である。
シドニー中心部にはチャイナタウンがありこじんまりとしているが、多くの中華料理店が軒を連ねる。
これはどのチャイナタウンでも同じような傾向と言えよう。
今回は朝ごはんを取りにお粥を食べてみることにした。広東系の店である。
別不同
チャイナタウンのメインストリート「ディクソン(Dixon St)」にあるお店。
一応チャイナタウンの入口は門があるので、初見でも非常に分かりやすい。朝なので店は殆ど閉まっている。
朝8時から営業、午前10時半までは朝食セットがある。
店前に掲げられた手書きメニュー。「牛腩湯面」や「福建炒飯」という文字を見ると落ち着く。
先ず外れはないと確信。
ここは広東系のお店。店員さんは広東語、客も中国系(広東系)。
一気に広州や香港の店に来た気分になる。91年オープンとのこと。
愛想というものもないけど、これが広東のデフォルト。期待しないでもらいたい。でも慣れれば楽。
席に勝手に座るとお茶を持ってきてくれる。
朝食セットはAからHまであって、多種多様。
基本はお粥だけど豆漿(豆乳)のメニューもある。
僕はCセットを注文。
お粥を食べると油條が付いてくるけど個人的には油っこくて苦手、だけどCセットはお粥と腸粉、炒麺というベストメンバー。これで9ドル(約758円)と安い。
早速到着。美味しそう、そして何となく安心感。
味だけど、勿論美味しかった。一口食べてホッとしたな。外れがない気がする。
炒麺は程よい油っこさ。
腸粉はモチモチ、タレが美味しかった。
そしてお粥、中のレバーが良かった。コショウと醤油で味付け。
少し味がついてるので、最初はそのままで食べてもらいたい。
会計はレジにて。カードは20ドル以上から。現金で支払い。
朝からのんびり、そして”あたたかい”ご飯だった。
朝から広東料理というのは、オーストラリアらしいご飯なのかもしれない。
お店の情報
【店名】別不同(Super Bowl Chinese Restaurant)
【住所】41 Dixon St, Sydney NSW 2000 オーストラリア
【営業時間】08:00-02:00
【地図】