パリ三大蚤の市の一つ、ヴァンヴの蚤の市へ行ってきました。
2013年9月 1ユーロ=約130円(当時)
◆はじめに
パリの蚤の市。週末に限らず平日にも小さな規模で蚤の市が開催されており、ありとあらゆるものが売られている。
中でも北部のクリニャンクール、南東のヴァンヴ、東部のモントルイユはパリ三大蚤の市と呼ばれるほどだ。
週末にパリ滞在がかかった、クリニャンクールは大規模で都合上却下。ということで、手ごろに楽しむことができるヴァンヴの蚤の市へ行ってみた。
◆ヴァンヴ蚤の市
パリ14区、地下鉄13号線”Porte de Vanves”駅近くにヴァンヴ蚤の市はある。
ここの蚤の市はこじんまりとしており、Avenue Sangnier沿いに露店が立ち並ぶ。1本道なので迷うこともなく、初心者にしては分かりやすい場所だ。
土日の朝から昼にかけてフリーマーケットは行われる。観光客はそれなりにいるけど、人がゴチャゴチャするほどは混んではいない。落ち着いて店を見て回れる。
もちろんスリには注意だけど、治安は良いので、警戒しすぎる必要もないだろう。
アンティーク類がとても多い。食器やおもちゃなどの生活道具から、レコードや美術品、金物道具や古本、がらくたなど色んなものがテーブルに並べられている。
秋晴れのパリ、10時前に訪れるとすでに人でいっぱい。店もずらーっと並んでおりワクワクしてくる。
蚤の市は好きだ、「誰が買うんだ?」というような物が整然と並べられており、それを見るだけで面白い。特に買わなくてもいいのがgood。1つ1つの店を冷やかしながら見ていく。
蚤の市では「これ!」と思った瞬間に商品を買わないといけない。「ちょっと保留」と言って他の店を見て回って帰ってきた時には売り切れていることもある。大きな蚤の市では同じ場所に戻ってこれないことも。
ヴァンヴの蚤の市は1本の通りにあるので、店の場所はある程度覚えておけるのだが、人が多いので、離れた瞬間に誰かが買っている可能性もある。ズバっと来たら購入しておこう。
蚤の市に行くと何か買ってしまうのだが、ヴァンブは服やアンティーク系が多かったので、特に購入することはなかった。いつもくだらないものを購入してしまうのだが、何故か蚤の市にいる時は「必要」と感じてしまう魔法。フリマは気をつけたい。
値段表記さえていない商品ばかり。店主に聞かないと分からないことが多い。ここはパリ、フランス語で会話だ。中には英語を話せる人もいるけど、導入部分はフランス語にするのがベスト。挨拶は大事である。
地元の人も多く利用するので、あーだこーだしている暇はない。フランス語は殆ど喋ることができないので、値段を聞いて納得しなければ「メルシー」と言って立ち去る。話すことができたら、一言二言世間話もできるのだが。
おじちゃんかおばちゃんかよく分からない人もいた。メキシカンな帽子を被っており、非常に印象的。自己主張が激しすぎる。
小さな青空市場なので、ゆっくり散策して1時間ほどの滞在。朝のちょこっとした時間にピッタリである。楽しいひと時を過ごせた。
◆アクセス
メトロ13号線”“Porte de Vanves”駅より徒歩2分。
2番出口を上がったら、真後ろ方向に歩く。幹線道路の高架橋をくぐると、蚤の市がある通りに出る。人の流れに進んでいけば迷うことはないだろう。
路線バスなら95番が最適。
モンパルナス、ピラミッド、オペラ、サンラザール、モンマルトルを経てクリニャンクールへと向かう。
少し時間はかかるけど、オペラからダイレクトで来るならばバスをオススメする。ヴァンヴは起点なので降り忘れる心配もない。
◆おわりに
パリ三大蚤の市の一つヴァンヴの蚤の市。
小規模でありこじんまりとしているけど、そこに並ぶ商品は一級品と言われる。パリ滞在が土日にかかった時、朝方に時間があるならば訪れてみてはいかがだろうか。
何も買わなくてもいい、見ているだけでも楽しい場所だ。
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