2020年1BND=約82円
ブルネイの観光名所である「カンポン・アイール」(Kampong Ayer)。
マレー語で「水の村」という意味の場所は世界最大の水上集落である。
そのカンポンアイールに訪れたので雰囲気を紹介したい。
アクセス
BSBの対岸に位置しておりボートで簡単に行ける。
1時間ぐらいのボートツアー(だいたい20ドル)もあるけど特に興味無かったので、BSBからカンポンアイールまでボートで渡るだけにした。
右の写真のモニュメントあたりボートに声を掛ければ何でもOK。というか向こうから声を掛けてくる。
でも「カンポンアイールまで」と言えば問題ないし、ツアーも勧誘してくるけど断ればそれ以上言ってこない親切心。
BSB⇔カンポンアイールは1ドル。地元の人は安く乗れてるかもしれないけどお釣りはコインになるし、1ドル紙幣で完結するのでそれで良いだろう。
カンポンアイールはいくつか船着場があるけど観光案内所があるのは「JETI 3」となる。言えば行ってくれる。言わないと最寄りの船着場に止めてくれる。
戻る時は船着場に立って船が見えたら手を挙げれば止まってくれる。「BSB」と言えばOK。
写真の奥に見えるのがBSB。
地図:フェリー乗り場/このモニュメントの近く
地図:カンポンアイール
カンポン・アイールを散策
ブルネイ人は元々水上生活をしていたので、この水上集落は彼らのルーツでもある。
昔は6万人とか住んでいたみたいだけど、今は約1.5万人住んでいた世界最大といわれる所以だ。
「水上集落」と聞くと貧困層を連想してしまうがブルネイはそんなことはなくて、我々日本人よりもお金を持ってるケースが殆ど。
治安も勿論良いし、好きでここに住んでる人も多い。平日は陸、休みは水上と両生類のような人もいるみたいである。
特に地図とかはないので感覚で歩く。
どこに行っても船着場には出るので帰る心配も要らない。迷路みたいな木の橋を使う。
最初ビビるしぐらぐらしてるところもあって「大丈夫?」と思うけど落ちた人はブログなど見る限りいなさそうなので心配は無用。段々慣れてくる。
家は木造がメイン。ボートは家の下に置かれている。
この時は水が干上がっていたり水位が低かったけど雨が多いシーズンだとより「東洋のベニス」感が出てくるのかな。
電気や水道など完備。生活は陸と変わらないようにできる。ただ水の上というだけだ。
ただ「水×電気」で火災の危険性もあるので今は建物の建築規制が掛けられている。
新しい建物はコンクリートになっていて一見普通の住宅街。単に家が水の上にあるだけだ。
カンポンアイールには1件だけ宿泊施設があるので水上生活が気になる人は泊まってみても面白いかも。
地元の人は慣れてるので自転車で器用に木の橋を走っていく。
あとネコちゃんが多い。
商店や学校、交番、モスクなど生活に必要なものは揃っている。
ちなみに汚水は垂れ流しだけど川のナマズが食べてくれるのでサイクルが出来てるみたい。
小一時間程散策。水は持っていくのがいいけど最悪どこかで買える。トイレはないので事前に済ませておこう。
案内所は祝日ということで閉まっていた。
展望台には行けずに無念。
あと陽を避けるような場所はあまりないので熱中症や日焼け対策はしておくのが良いだろう。かなり焼けた。昼は暑い。
まとめ
ブルネイの水上集落・カンポンアイールを散策した。
治安は良く暑いけどもとても面白い場所、中々水上集落を好き勝手歩ける場所は多くないので貴重な体験をしたと思う。