2019年4月 1AUD=約78円
多民族国家オーストラリア。メルボルンはシドニーと並んで移民の数が多い街。
その中でダンデノンエリアは移民の街の一つとして知られている。
シティから片道1時間弱、どういう雰囲気なのか覗いてみた。
町の雰囲気は以下に記載。今回はマーケットを紹介したい。
ダンデノンへのアクセス
CBDのフリンダースストリート駅(Flinders Street)から電車で約45分。
水色の「Pakenham Line」に乗れば到着する。Vラインだとダンデノンまでかっ飛ばすみたいだけど、本数は少ないので時間を見てメトロかVラインを選択するのが良さそう。
ちなみに日曜だと途中の「Caulfield」止まりというのもあるし、平日もこのパターンがあるので、行先(というか停車駅)には注意。
▽ Pakenham Line Timetable
https://www.ptv.vic.gov.au/route/timetable/11/pakenham/
どの種別でもダンデノン(Dangdenong)には停車するけど、そこまで行くのか確認したいところだ。
ホーム前にこういう感じで停車駅が表示されているので、確認しておこう。
ダンデノンマーケット
駅からマーケットまでは徒歩6-7分ほど。バスでも行けるけど、ぶらぶら散策しながら行くのが面白いと思う。
バスもそこまで本数が多いわけではないし。
何となくだけど、平日に訪れた。午前はあまり人通りは多くなく、夜は避けた方が良さそうな空気。昼は歩く分には問題はない。
駅前はリトルインディアとなっており、アフガンやレバノン系の店もいくつかある。中華系は少な目かな。
ダンデノン市場は朝から活気がある。
大きな市場。中を散策するのは1時間ほどで済むけど、クイーンビクトリアマーケットと張るぐらい大きい。
月・水・木”以外”はオープンしている。
中はバザール(衣類とか)、野菜、スパイス系、魚肉のエリアに分かれてる。
この整然とした感じが良い。
フードコートもある。朝からオープンしていて軽食には丁度良さそう。
インドやファラフェルなど。
スリランカ料理のロッティが美味しそうだったな。
バインミーの店も多かった。バインミーはベトナムのサンドウィッチ。
フランスパンに野菜など入れて食べるので、まあまあボリュームがあってお腹に溜まる。
こちらは野菜・果物ゾーン。
オクラとか大根とか。野菜も種類豊富、バナナは1箱7ドルと激安。全体的に安い。
このゾーンだと店員さんは中国系が多い。でも広東やベトナム系など北京語圏ではない。古くからのコミュニティになるのだろう。
お客さんも中国系かと言うとそういうわけではなかった。
オージー以外だとアラブ系も多く、インド系はそれ程。
ムスリムはシリアとかかな。顔が濃くない、というか地中海ぽい。服装とかもラフだった。
こちらは魚・お肉ゾーン。しっかりハラルミート。
そういえばこの市場で乳製品は見なかったな。
やはりスパイスコーナーはあった。よくわからないけど、各地から集めてきたスパイスなのかな。
スパイス以外にもピクルスやライス、チャパティ、ビスケットなど。オーストラリア産に限らず。
でも自国のものがあるというのは心強いし、我々日本人が異国でどん兵衛とかレトルトな吉野家があると安心する感覚なんだろうな。
パンの多さ。レバノブレッドやターキッシュ、ピタまで。
レバノンやトルコ居た時は毎日パンを食べていた。特に朝は欠かせないほど。美味しいんだよね。
アフガンバサール。金物屋。初めてレストラン以外の業種を見た。
アフガン系って今イチ顔立ちや雰囲気を知らない。行ったことないし、あまり関わったことがないからね。
なので知っているようでイメージが全然掴めていない国。早く自分の頭の中に蓄積できればいいんだけどな。
マーケットの外には「ダンデノン プラザ」という商業施設が。
ターゲットやKマート、coles、Woolworths、ダイソーまで。資本主義の塊という建物。マーケットに喧嘩売っているように思えるけど、客はどちら使うんだろ。使い分けしているのかな。
あまり中国系の店が少なかったけど、ダンデノンプラザ前に。
この「新疆風味」というのが良いよね。ラインナップは見なかったけど、ムスリムなどが多いエリアだからこそ。
こちらは中国系ベトナム人による魚・肉屋。オーストラリアには中国系ベトナム人が多く、昔から住んでいるので広東系と共に歴史は長い。
まとめ
メルボルンのエスニックタウンであるダンデノンのマーケットを紹介した。
ここは多様性の宝庫。小一時間歩くだけでシルクロードやインド大陸を制覇したような感覚に陥る。
メルボルンで時間が出来たら是非訪れてみてほしい。